電気電子系の駅弁大学院生の生活を紹介!【意外と楽?】

大学院生

「大学院生って何してるの?」

このような疑問を持つ方のための記事を書きました。

どうも、昨年度に無事修了過程を終えた一般男性です。

簡単に自己紹介させてください。

僕は電気電子科、その中でも電子回路を専門とした研究室に在籍していました。
博士課程に進む気はなく、どちらかと言うと優秀ではない大学院生でした。
それでも、なんとか修士論文は書き終えて現在は社会人として働いています。

そんな僕の大学院生時代の生活について紹介させてください。

研究、勉強会、TA、講義、国際学会発表、就職活動、修士論文などなど僕自身が体験した大学院での生活について全部書きます。

大学院生の生活に興味がある方には参考になるはずです。

〇修士1年前期
 ・進捗報告会
 ・講義
 ・勉強会
 ・修士1年前期の研究
   研究室の選び方
   研究室の便利グッズ紹介
 ・お金稼ぎ
〇修士1年後期

 ・学会発表
 ・就職活動
 ・修士1年後期の研究
   研究室の人間関係
   大学院生の遊び(出会いや趣味)
〇修士2年前期

 ・修士2年前期の研究
   研究に対する負の感情
〇修士2年後期

 ・修士論文
 ・修士2年後期の研究
   社会人と大学院生の忙しさの違い

この4つの時期に分けて説明します。

このような目次にそって話していくので、気になったところだけでも読んでみてください。

自己紹介
社会人1年目です。
ブログ運営を2年くらいしています
それなりの失敗を積み重ねて生きています笑


大学院生の生活を紹介

大学院での生活を修士1年前期、後期、2年前期、後期の4つに分けて説明します。

ちなみに、僕自身の大学院生のスペックとしては以下の通りです。

・電気電子を専攻
・電子回路を専門とした研究室に所属
・研究室はブラックでもなくホワイトでもない(普通)
・学会は3度経験(国内:2,国外1)

こんな感じでどこにでもいる大学院生という感じでしたね。

では、そんな僕の大学院生の頃の生活をさっそく紹介していきますね。

大学院生活:修士1年前期編

僕の修士1年の頃の基本的なスケジュールはこんな感じでした。

1年前期



学会に出る予定がない1年前期の大学院生のスケジュールは基本こんな感じでしたね。

僕の友人たちや研究室の同期も基本こんな感じの生活をしていたと思いますよ。

この5つが大学院生活の基盤となっていました。

・進捗報告会
・講義
・勉強会
・1年前期の研究
・アルバイト

それぞれ簡単に説明していきますね。

1年前期① 進捗報告会

進捗報告会はシンプルに地獄。

大学生の頃と違い、大学院生になると割としっかりとした研究の成果を求められるから。

だいたい4週間に1度くらいの割合で自分の進捗についての発表をしていました。

僕はこの進捗報告会を乗り切るために研究をしていたと言っても過言ではないです笑

・苦笑いしかできないくらい研究が進んでいないときに、「笑ってる場合じゃないよ」と真顔で言われる
・研究が上手くいっていないときには、「このままだと修了できないよ?」と真顔で言われる
・就活で研究が進んでいないときは「就活を言い訳にするな」と真顔で言われる
・自分の発表を最後まで無言で訊いてから「今の発表で何を伝えたかった?」と真顔で言われる

上記は全部実体験で、ホントに地獄の会でした、、

進捗報告会は修士の間ずっとある項目で、とにかく地獄でした笑

1年前期② 講義

大学院生には講義があります。

国立の大学院生の場合は30単位取得する必要があります。

研究をしていれば貰える単位が12単位あるので、残り18単位を取ればOK。
(長期インターンや学会発表参加でもらえる単位もあります)

僕の大学では修士の講義の単位を取ることは比較的簡単でした。

それもそのはずで、教授たちも基本的に研究に専念するためにも講義に時間をかけて欲しくないと考えているから。
(実際、講義内でそこまで力を入れなくてもいいよと普通に言われました笑)

注意点としては暇な時期(1年前期)に単位は取っておいた方がいいということ。

まあ1番暇な時期って1年前期なので、1年前期に可能な限り単位は取りきった方がいいです。

単位を取ること自体は簡単でも、出席するという時点で時間をかなり奪われます。

レポートやテスト勉強にもなんだかんだ時間を使いますよ。

講義に時間を使える時期は1年前期くらいだったと思います。

1年前期③ 勉強会

どこの研究室でも「勉強会」があるはずです。

この勉強会とは研究室によって違います。

「毎週担当者が論文を読んできて、その内容をプレゼンする」
「1冊の参考書を決められた範囲を担当者が読んできて、その内容をプレゼンする」

などなど研究室によって違いますが、話に聞くとどこの研究室でも毎週こういった集まりはあるそうです。

でね。これに結構時間を使うことになります。

基本、論文も参考書も英語で書かれているし内容もそこそこ難しい。

和訳はGoogle翻訳で簡単にできますが、内容の理解は自分の頭でどうしても考える必要があります。

僕は電気電子の中でも電子回路を専門とした研究室にいました。

勉強会では、電子回路に関する英語で書かれた参考書を決められた範囲読んできて、プレゼンしていました。

進捗報告会と同様、解説に不明点があると高頻度で教授に詰められるので辛かった思い出があります笑

これも基本的に2年間ずっと行われる項目です。
(少なくとも僕の研究室では)

1年前期④ 1年前期の研究

1年前期の研究は基本進みません。
#僕だけ?笑

夏に学会に出る予定のある人は頑張って研究を進めたり、学会の準備をすると思います。

でも、僕のような何もない人は基本研究は進まない。

講義や勉強会などで時間を奪われるし、進捗報告会だけが研究を進める目的なので笑

ただ、ここで研究を進めておくだけでこの先の生活が楽になるんですよね。

僕はこの期間にちゃんと研究をしていなかったので、この先で辛い思いをすることになりました。

間違いなく、この修士1年前期よりも卒論前の学部4年生の方が研究時間が長かったです。



ダラダラしちゃう大学院生は1年前期はゆるーく研究をしちゃうと思います。

研究室の選び方

少し余談を挟みますが、研究室で大学院生活は大きく変わります。

個人的には、下記の指標で選ぶことをオススメします。
研究室訪問などで情報は集めておくことをオススメします。

1.研究テーマに興味があるか
⇒研究テーマの選定はそこそこ重要。まったく興味のない研究を継続することは地獄、、消去法でも少しでも興味のある分野の研究室を選んだ方がいいですよ。

2.自分がその研究室に入れそうか
⇒GPAや院試(他大に行く場合)の結果によっては希望の研究室に入れず、第8希望の研究室になってしまうこともあるので注意。重要なことは絶対に行きたくない研究室に配属にならないように動くこと。ここ超大事!!

3.教授との相性が良さそうか
⇒基本的には教授と関わることが多いので、相性が悪いと地獄。

4.教授の指導方針が良さそうか
⇒教授の指導方針が良ければ、自身のスキル向上となり、研究も進みます。研究の進め方、アドバイス、プレゼンのコツ、文章の書き方など、研究以外のこともフォローしてくれる教授は普通に良い!

5.研究室内からを不満を感じるか
⇒地獄のブラック研究室からはどことなく、研究室内から不満のような負のオーラが漂っているもの。(これホントに)

6.研究室内の雰囲気が良さそうか
⇒居心地の良い研究室は雰囲気が良いです。教授とも距離が近すぎず、遠すぎず。そして、わからないことも先輩に聞けるような雰囲気だと最高。

7.学会に行く機会がありそうか
⇒学会は程よく参加すると良いですよ。まあ、学会発表あまり多いと、準備のために研究室に閉じこもることになって地獄ツアーのような研究生活になりますが… しかし、学会発表が少なすぎると「学会」という貴重な経験もできませんし、無料国内・海外旅行のチャンスもなくなってしまいます。

8.コアタイム(休み)があるか
⇒休みはある程度欲しいですよね、、

9.プライベートを重要視しているか
⇒教授がプライベートを重要視しているかはかなり重要。ここを重要視しているなら、計画通り研究しているパフォーマンスを見せれば、就活関連、遊び関連で研究室にいなくても特に文句は言われません。

10.修士課程に進む割合が多いか
修士課程に進む学生が多いだけで、研究体制が整っていること、真面目な学生が多いことなどの証拠になります。質問できる先輩もいるということで、人の多さは研究面では良さしかありません。

11.研究室の実績が充実しているか(論文や研究費など)
⇒研究室論文投稿や研究費などの充実さも、研究室を選ぶ1つの指標になると思います。

詳しくはこちらの記事でまとめています。
よかったら読んでみてください。

そこそこ良い研究生活を送るための研究室の決め方について書いた【研究職に興味ない人向け】

研究に必要なもの

もう1つ余談をさせてください。

研究に必要なもの、あった方が良いものをざっくりまとめてみました

まず、パソコンは大体の研究室でマストレベルで必要だと思います。

シミュレーション、データ管理、資料作成などなど。

・そこそこのスペックがあるか
⇒動作の遅さ、使用できるアプリの制限があっては研究がうまく前に進みません。スペック確認は絶対必要!

・持ち運びがしやすいか
⇒家での資料作成、学会発表などパソコンを持ち運ぶ機会は多いですよ。そんなときにストレスをかけないためにも、持ち運び性も考えた方がいいですよ。

・ちなみに、無理にMacBookにする必要はない
MacBookに無理にこだわる必要はありません。Windowsでも十分。たまにMacbookでは使用できないソフトもあるので注意。

パソコンの検討をまとめた記事はこちらです。よかったら読んでみてください。

大学院生がパソコンを選ぶときのとりあえずの確認ポイント【失敗談から紹介】

【研究室にあった方が良いもの】

あとは、研究室にあった方が良いものをざっくり説明させてください。

・耳栓
⇒集中しやすくなる。雑談の多いときに集中したくなる瞬間は必ずきますよ

・芳香剤
⇒香りは研究室内の快適さがUPさせてくれます。研究室内の不快度を少しでも下げてくれますよ♪

・メモ帳、付箋
⇒図を交えたメモや目のつく場所にメモしたいときは付箋は便利。なんだかんだ紙のメモも悪くないですよ。

・腰当てクッション
⇒長時間座ることによる腰へのダメージを軽減してくれます。

・枕
⇒昼休みに15分机の上につっぷして寝ることで割とスッキリしますよ。そこで睡眠の質を上げるための枕!

※詳しくはこちら:研究室生活にオススメな便利グッズをミニマリスト目線で紹介!【駅弁大学院生の独り言】



ちなみに、研究室内の持ち物や書類を増やしては、モノに気がとられ集中力が奪われることにも注意!
個人的には、机の引き出しなどは100歩譲っていいですが、机の上には物を置かないことをオススメします。

下記の記事で詳しく説明しています。よかったら読んでみてください。

最高の研究室のデスク環境を紹介!【凡人はものを置くな】

1年前期⑤ アルバイト

余談が長すぎたかもしれませんが、修士1年の生活紹介に戻りますね。

1年の前期で研究に余裕のある人ならアルバイトもできますよ。

僕もアルバイトを週3くらいでやっていました。

やっぱり、大学院生と言っても学生なので遊びたい。
でも、お金はないのでアルバイトをしていました。

でも、アルバイトってかなり時間を奪われるので、あまりしない方がよかったかなとも思っています。

正直、アルバイトに時間を使うくらいなら、もっと他のお金を稼げる手段に時間をかけた方が良かったかも今になって思いますね~
詳しくは下記の記事で紹介しています。

大学院生はアルバイトと研究を両立できる?【難しいよね】

とりあえず、アルバイトをしている大学院生はかなりいますよ。

大学院生の稼ぎ方

アルバイト以外に稼げることとして、「おもしろく稼ぐ手法」に挑戦してみることも全然アリだと思います。



もちろん、研究が第一優先として。

ブログ運営、動画投稿、サイト作成、アプリ開発、デザイン作成などなど

世の中にはアルバイト以外でもお金を稼ぐ手法はたくさんあります。



僕自身、ブログ運営は楽しみつつ、就活のエピソードトークにもなりましたし、文章力見直しのきっかけにもなりました。

このように、アルバイト以外の稼ぎはお金以外にもリターンがあるので、やってみる価値はあると思います。

まずは、「おもしろそう」と思う稼ぎ方に挑戦してもいいかもですね。(ネットでいくらでも情報はでてくるはず)



情報商材などの身を亡ぼすような稼ぎ方はオススメしませんがね、、

大学院生がアルバイト以外でお金を得ることについてこちらの記事でまとめています。
よかったら読んでみてください。

大学院生にオススメな副業とは?【研究できる期間は今だけかも】

大学院生活:修士1年後期編

次は修士1年の後期です。

僕のスケジュールはこんな感じでした。

1年後期



講義がなくなって、午前中に研究をすることが増えてきました。

1年前期と基本同じようなスケジュールですが、コアタイム外の17時以降も研究していました。

理由は「学会」「就活」の存在です。
アルバイトも週1,2くらいに減らしていました。

まあ、学会前で忙しいときは朝から晩まで研究、それ以外は1年前期のような緩いスケジュールで活動していた感じです。

修士1年前期から追加されたこの3つの要素について簡単に説明しますね。

・学会
・就職活動
・1年後期の研究

それぞれ簡単に説明しますね。

1年後期① 学会発表

多くの人は学会発表を1年後期以降のどこかで行うと思います。
(早い人は学部生の頃や修士1年前期でも行っています)

ちなみに学会発表をする頻度は研究している分野と研究室によって大きく異なります。

学会に出たときに情報交換をしましたが、1年で10回くらい発表する人もいれば1年で1回発表すれば多い人など色々な人がいました。

学会発表をする回数はその研究室と自分のやる気次第で決まります。

学会発表は発表をするための研究、予稿製作、発表スライド製作、発表練習などかなり時間を使います。

僕は2年間を通して国内学会発表2回、国際学会発表1回を経験しました。

国際学会発表は英語での発表になるため、国内学会発表と比べて全ての準備は2倍くらいになります。

ちなみに、査読がそこまで厳しくない学会なら成果が大きなくてもなくても出れますよ。

実際、僕はたいした成果ではないのに、国際学会発表をしていきました。

学会については下記の記事で詳しく説明しています。
よかったら読んでみてください。

英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話

1年後期② 就職活動

大学院生の就職活動。

博士課程に進学する人には関係ない話ですが、社会人になる予定の大学院生には就活は必須。

早い人は修士1年の夏の長期インターンに参加することで、就活を進めています。

僕の場合は1年の後期から説明会やインターンにちょこちょこ参加していました。

大学院生の場合はちゃんと修士1年の頃から就活をやっていれば3,4月には就活を終わらせることができますよ。

新卒+大学院生カードはかなり強いので。

ただ、何もやっていない+何も話すことがないでは苦戦すると思うので、遅くとも修士1年後期の10月くらいからは準備の必要があります。

ちなみに就職活動もそこそこ時間を使うので、研究が遅れます。

ブラック研究室でインターンに行くことにも許可が必要だとかなり苦戦すると思いますよ、、


まあ優秀な人なら困ることはないんでしょうが、僕みたいな人は就活にもそこそこ時間を使っていました、、

僕の就活の失敗談を下記の記事でまとめています。
よかったら読んでみてください。

大学院生の就活で事前に知っておけばよかったこと10選【失敗ばかり】

1年後期③ 1年後期の研究 

1年後期の研究は基本的に講義がないため1年前期よりは少し研究の時間が増えますね。

学会発表をする人なんかは学会が近づくと共に比例して研究室にいる時間が増えます。

僕の場合は学会前はガッツリ朝から晩まで研究、それ以外はゆるーく研究というスタイルでした。

修士論文の中間発表が3月にある人なんかはその前も忙しくなる可能性があります。

ただ、基本的にはそういう発表がない限り、研究地獄ではなかったですね。


まあ、まだ1年研究生活が残っているので、そこそこに研究をしていた記憶があります。

研究室内の人間関係

少し余談。

研究室内の人間関係についてざっくり説明させてください。

・わからないことを研究室内の人に聞きやすい
・研究の息抜きに雑談で盛り上がることができる
・研究室に行きやすくなる

・研究室に行くモチベーションになる
・研究室の居心地が良くなる

このような利点があるので、なるべくなら研究室内の人間観関係は良くした方がいい。

ただ、マストではないですね。

僕自身も周りが仲良く雑談しているのを「うるさいなあ」と思いながら、イヤホン着けたり、

楽しそうな会話やみんなでご飯に行く約束をしているのを隅の机で聞いていたりしていました。

そんなぼっちでした。

そこから少し人間関係を良くしようと思いましたが、少し改善しただけ。

まあ、研究室内の人間関係についてまとめると、良くしなくてもなんとかなるけど、良い方がお得。

こんな結論で。

詳しくは下記の記事で話しています。

よかったら読んでみてください。

研究室内でぼっちになるとどうなる?【修了はできるけど、不便だよね】

大学院生の遊び事情

大学院生の遊び事情についても1つ余談。

大学院生の趣味や遊び方は、基本的に大学生と変わらないですよ。

異性の出会いもないようように思われがちですが、割とありますよ。

・サークル
・アルバイト
・研究室内
・友人の紹介
・Twitter、Instagram
・マッチングアプリ
・ナンパ

まあ一般的な大学生の出会い方と変わらないですね。
普通に遊ぶ時間さえ確保すれば、趣味も異性との出会いも充実しますよ。

理系大学院生の出会いについてはこちらで詳しく話しています:理系大学院生の出会いの場をまとめてみた【7つ/実話】

個人的に大学院生時代にハマっていた趣味についてはこちらで話しています:大学院生には創作活動がなんだかんだでオススメだよ!【趣味4選】

研究とは関係ない大学院生の遊びの部分について知りたい人は、読んでみてください。

大学院生活:修士2年前期編

次に修士の2年前期です。

修士2年前期のスケジュールはこんな感じでした。



基本的には1年の後期と日程は変わらないです。

しかし、

僕の場合はこの時点で修士論文を書けるような成果が何もなかったためかなり焦って研究をしていました。

とりあえず朝早く研究をした方が効率が良いことに気付いたので、7時から研究室にいるような生活をしていました。

朝起きて10分で準備して大学に向かう感じです。

7時から17時までは基本的に研究室にいて、その後も予定がないときは基本研究をしていました。

修士2年はそんな生活でしたね。

特別何かやることが増えるわけではないですが、修士論文が近づくので研究の時間は増えます。

2年前期① 2年前期の研究

2年前期の研究はそこそこ頑張りました。

先ほども書きましたが、修士2年4月の時点で修士論文に書けるような成果が何もなかったんですよ。

学会には出ていましたが、かなり小さな成果だったので修士論文としては微妙なんですよね。

教授からも「ちょっと危ない気がする」と言われてしまうほどでした。

修士論文を見据えるようになって2年から研究する時間が増えたという人は多いと思います。

僕の同期や違う研究室の友人も研究する時間が明らかに伸びていました。

で、必然的に1日の大半を研究に使うことになります。

下記の記事では、研究に少し力を入れ始めたことについて書いています。

よかったら読んでみてください

無能大学院生が研究室で生き残れた要因って?



修士2年前期から、研究の時間は増えるでしょう。

研究室に対する負の感情

まあこの辺時期から研究に対して、面白みがない・つまらない・研究成果が出ないなどの負の感情が発生し始めるでしょう。

そのとき生まれるであろう思考についてざっくりまとめてみました

・研究室に行きたくないなあ
・シンプルにきつい
・自分は研究に向いていないなあ

僕もそうだったので、少し補足させてください。

・研究室に行きたくないなあ
⇒誰しも、成果が出ない・面倒くさい・教授から重い指摘を受けるなどの要因で研究室には行きたくなくなるものです。どの程度行きたくないかによって、とりあえず脳死で行くべき・研究以外でリフレッシュするべく・研究室を辞める変えるべきなど対応は変わります。ただ、一時の感情で行動することは辞めたほうが良くて、誰しも通る道として、少し悩み、誰かに相談してみることを強くすすめたいですね。
研究室に行きたくない気持ちについてはこちらの記事で話しています。よかったら読んでみてください。研究室に行きたくないときの案を書いてみた【大学院生の独り言】

シンプルにきつい
⇒大学院生活は一部辛い瞬間がやってきますよね。初めての学会発表前、研究成果が出なくて焦る時期、進捗報告会で詰められるとき、修士論文発表などなど。その時期は辛くてもなんだかんだ終わってみると、意外となんとかなったなあと思うことは大半ですよ
僕自身の大学院生時代に辛かったエピソードをこちらで話しています。よかったら読んでみてください。大学院の研究で辛かったエピソード5選!【ホワイトな研究室でもこんなもん】 

自分は研究に向いていないなあ
⇒不慣れな研究・就活・講義・TAもあると考えると、大学院生活で僕らの研究生活はかなり時間がないですよね。そんな短く忙しい修士課程で、ちゃんとした成果が出ないのは当たり前。本当に凄い成果出している人はめちゃくちゃ優秀な人か、運の良い人くらいだと僕は思います。それ以外の人はちっちゃな成果を修士論文に書いて、修士課程を終えていますよ。詳しくはこちらで話しています。よかったら読んでみてください。大学院生が研究に向いていないと思うのは当たり前だと思う話

大学院生活:修士2年後期編

最後に修士2年の後期のスケジュールを紹介します。



見ればわかるように研究ばかりの生活でした。

それもそのはず、修士論文を書き上げる作業+学会発表を2回していたから。

2年後期が間違いなく、研究室にいる時間が多い時期。

最後に修士2年後期より追加された以下2要素について説明しますね。

・修士論文
・2年後期の研究

2年後期① 修士論文

「修士論文」

これめっちゃキツいです。

だいたい70~100ページくらいかけて自分の研究について書きます。

でね、わかっていると思いますが、その後に修士論文発表を行います。

まあ修士論文は提出する前に自分の教授にさえOKを貰えば普通に修了できますし、

発表に関しては質疑応答の時間耐えるだけで気付いたら終わっています。

でも、この修士論文を書く作業やスライドを作る作業でかなり時間を使います。



経験しないとわからないと思いますが、やっぱり70ページ以上の論文を書くのってめちゃくちゃ面倒くさいんですよね…

間違いなく、修士論文が大学院生活の中で1番重かったです。

2年後期② 2年後期の研究

2年後期はもう修士論文を書き上げるためだけに研究をします。

修士論文提出前は気付いたら朝から晩まで研究していることが多かった記憶があります。

修士論文を書き始めると足りないデータに気付いてくるんですよね。

なので、研究に終わりがなかなか見えなくなります。



2年後期は基本的に朝から晩まで研究をしていると言っても過言ではないです。


個人的には、修士2年は良くも悪くも研究中心の生活でしたね。

社会人と大学院生の忙しさの違い

進捗報告会の地獄さ、土日も研究生活、徹夜も日常。

こんな生活を送ってきた大学院生は社会人のことを「楽そう」と思ってしまうでしょう。

たしかに、社会人が会社にいる時間よりは、大学院生が研究室にいる時間の方が長いでしょう。



でも、限られた時間で達成することの難しさ、結果だけが評価される世界、自由に休みが取れない

など社会人には大学院生にはない辛さがあるんですよ。


そのため、大学院生と社会人のどちらが大変か優劣をつけるのは難しいでしょう。

これから社会人になる人、これから大学院生になる人。
頑張ってください!応援しています!

まとめ

この記事では、大学院生の生活について紹介しました。

あくまで僕の話になるので、もっと忙しい人も暇な人もいると思います。

僕の場合はそこそこ遊びを重視していたので、研究以外の自由時間を確保するようにしていました。

電気電子で遊びつつも修士論文をちゃんと書き上げようと思ったらこんなスケジュールになりますよ。

大学院に進む人は頑張ってください。

応援しています!

下記の記事では、クソみたいな成果で国際学会発表に挑んだ経験について書いています。

よかったら読んでみて下さい。

英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話