「ホワイト研究室って、実際どんな感じ?」
そこそこの「ホワイト研究室」に所属していた元大学院生として、実体験を基に特徴をまとめてみる。
今になってみると、
よくある「ゆるい=ホワイト」みたいな単純な話ではなく、ちゃんと指導があったり、尊敬できる教授だったり、バランスの取れた研究室だったなーと思うんですよね。
① コアタイムがない
② 平日に研究室にいなくても怒られない
③ 発表のやり方のフィードバックがある
④ 教授の雑用がない
⑤ 質問するとちゃんと助けてくれる
⑥ プライベートも考慮してくれる
⑦ 学会参加が強制じゃない
⑧ 長期休みがしっかりある
⑨ 間違ったことはちゃんと指摘される
⑩ 教授を尊敬できる
これから研究室選びをする方の参考になれば嬉しいです。
※完全に僕の独断と偏見で選定
自己紹介
社会人4年目。
電気電子を専攻していた、正直そこまで興味無い
ブログ運営が趣味で、自分の体験をあれこれ書いている
目次
ホワイト研究室の特徴

僕自身、大学院生の頃はホワイト研究室に所属していたと思ってて。
そんな経験を基にホワイト研究室の特徴について話していく。
① コアタイムがない
② 平日に研究室にいなくても怒られない
③ 発表のやり方のフィードバックがある
④ 教授の雑用がない
⑤ 質問するとちゃんと助けてくれる
⑥ プライベートも考慮してくれる
⑦ 学会参加が強制じゃない
⑧ 長期休みがしっかりある
⑨ 間違ったことはちゃんと指摘される
⑩ 教授を尊敬できる
それぞれ簡単に説明していきますね。
① コアタイムがない

まず、コアタイムがないこと。
決まった時間帯に研究室にいなければならない「コアタイム」制度、個人的にはあまり好きじゃない。
というのも、
・午後から夜にかけて集中して取り組みたい日がある
・サクッと効率よく9時〜15時で済ませたいときもある
・平日は遊んで、土日に研究したいこともある
研究の進め方って人それぞれだから、時間の縛りがないほうが気持ち的にも楽。
もちろん、必要な成果さえ出せばOKという前提があるけど、柔軟な運用ができる研究室はありがたかった。
② 平日に研究室にいなくても怒られない
2つ目の特徴は、平日に研究室にいなくても怒られないこと。
別の研究室にいた友人から、「平日いないと教授に怒られる」という話を聞いたことがある。どうやらそれも、コアタイムによるものらしい。
もちろん、研究で給料をもらっているような立場であれば話は変わると思うけど、必ず毎日出席が求められる環境ってちょっと息苦しい。
しかも、来ていないことを指摘されて怒られるような環境だと、モチベーションも下がりそう。
③ 発表のやり方の指摘をしてくれる

3つ目の特徴は、発表のやり方について指摘やアドバイスをもらえること。
理由は大きく2つあって、
・そもそも発表スキルを教わる機会が少ない
・アウトプットの質が上がることで、やりとりがスムーズになる
社会人になると、報告やプレゼンの場面は確実に増えるが、そのやり方をちゃんと学べる機会って本当に少ないんですよね。
話し方や構成、伝え方を指摘してもらえると、自然と報告内容の「伝わりやすさ」が向上して、コミュニケーションの効率も良くなる。
ぶっちゃけ報告で「何言っているかわからない状態」ってすごい無駄だよね、、
教授から進捗だけじゃなくプレゼンの仕方にも触れてもらえる環境は、地味だけどすごくありがたかった。
④ 教授のお手伝いがない
ホワイト研究室の4つ目の特徴は、教授のお手伝いを強いられないこと。
他の研究室にいる友人の話を聞く限り、教授のお手伝いってわりと無意味だなーと感じた。
無給で
・見返りがない
・勉強にもならない
・単純に面白くない
こういう作業を振られるのって、正直モチベーションが下がる。
もちろん、報酬がしっかり出るとか、自分の経験値になる作業なら別だけど、意味のない雑用はちょっとなー
僕自身、教授からそういった雑務を頼まれたことは一度もなかった。
それもホワイト研究室の特徴のひとつだと思っている。
⑤ 相談すると教授が助けてくれる

5つ目の特徴は、困ったときに教授がちゃんと助けてくれること。
研究って、
・自分ひとりで頑張る場合
・誰かと協力しながら進める場合
どちらもあるけれど、後者の方が行き詰まりにくい気がする。
だからこそ、教授からほどよいタイミングで助け船を出してもらえると本当にありがたい。
もちろん、
・自分で考えずに質問する
・考えを整理せずに丸投げする
みたいな姿勢だと教授もブチギレ案件かもしれないけど、ちゃんと準備して相談すれば、嫌味なくサポートしてくれる教授は本当にありがたい存在。
僕が所属していた研究室の教授も、バチバチに指摘してくることもあったけれど、なんだかんだ助け舟はくれた記憶がある。
恵まれていたなと今でも思う。
⑥ 教授が僕たちのプライベートを考えてくれる
6つ目の特徴は、学生のプライベートをきちんと考慮してくれること。
大学院生活とはいえ、研究だけの毎日なんて嫌でしょ。
・イベント
・趣味や遊び
・就職活動
やりたいことは、研究以外にもたくさんある。
僕がいた研究室の教授は、
「研究するときは研究、遊ぶときは遊ぶ」といったように、オンとオフのバランスを大事にしてくれる人だった。
そのおかげで、研究以外のやりたいことも充実できたし、そこそこ良い大学院生活だったと思う。
⑦ 強制的に学会に行く必要がない
ホワイト研究室の7つ目の特徴は、学会への参加が強制されないこと。
学会発表にはたしかにメリットが多い。
・自分の研究成果を発表できる
・大勢の前で話す貴重な経験ができる
・ついでの旅行も楽しい
・他大学の人と交流できる
行きたい人にとっては、行けば得られるものは多いと思う。
でも一方で、
・発表が苦手
・新しい成果を出すのがしんどい
・発表練習やスライド・予稿の作成が面倒
と感じている人にとっては、地獄ツアーになる。
僕自身は学会が嫌いというわけではなかったけど、正直準備の手間は重く感じていた。
なので、「出たい人は出る/出たくない人は無理に出なくていい」みたいな柔軟な姿勢はありがたかった。
学会参加を強制されない環境は、それだけでホワイト要素のひとつだと思う。
⑧ 長期休みがしっかりある

8つ目は、ちゃんと長期休みが確保されていること。
大学院生とはいえ、やっぱり休みは欲しい。
研究のことを考えずに、遊びまくれる日はあればあるほどいいよねー
僕のいた研究室では、8月と3月は「進捗報告なし」のルールだった。
だから、研究を進めたい人は進める、休みたい人はしっかり休む、という感じ。
※もちろん、休み明けの進捗報告があるから、完全に放置というわけではないけど、、
⑨ 教授が間違ったことはしっかり指摘してくれる

9つ目の特徴は、間違ったことはしっかり指摘してくれる教授がいること。
怒られない=ホワイト、というわけじゃないと思ってて。
振り返ってみると、ちゃんと指摘してもらえることのほうがありがたい。
僕自身、
・発表の構成がわかりにくかったとき
・因果関係のアプローチが甘かったとき
・効率の悪いやり方に気づけなかったとき
など、鬼のような指摘を受けたけれど、それが今の自分の土台になっている気がする。
#ホントか?
間違っていたらちゃんと言ってくれる、それを受け取れる関係性がある。
それもまた、ホワイトな研究室に大事なポイントのひとつだと思う。
⑩ 教授を尊敬できる
最後、10個目は教授を尊敬できるかどうか。
ちょっとキモい話だけど、けっこう大事な視点だと思っていて。
全く尊敬していない人から指摘されても、「何言ってんのこの人、、」って感じで、内容関係なくモヤモヤが残る。
少しでも尊敬している人なら、ナニクソとは思ってもまあ聞いておくかって感じになるよねー ならない?
教授を尊敬できているかどうかは、その研究室で前向きに過ごせるかどうかにも直結する要素じゃないかなと思っている。
まとめ
この記事では、僕の実体験を基にホワイト研究室の特徴について話した。
① コアタイムがない
② 平日に研究室にいなくても怒られない
③ 発表のやり方のフィードバックがある
④ 教授の雑用がない
⑤ 質問するとちゃんと助けてくれる
⑥ プライベートも考慮してくれる
⑦ 学会参加が強制じゃない
⑧ 長期休みがしっかりある
⑨ 間違ったことはちゃんと指摘される
⑩ 教授を尊敬できる
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、大学院生の生活についてもう少し詳細に書いています。
よかったら読んでみてください。