「電気電子工学科なら大学院に行くべき?」
このような悩みを持つ方のための記事を書きました。
どうも、昨年度に無事修了過程を終えた一般男性です。
大学生・大学院生の頃は電気電子を専攻していました。
電気電子を専攻している大学生なら1度は「卒業後は大学院に行くか、就職するか」で悩んだ経験があるはずです。
2年間大学院で過ごした後に就職した僕の意見としては学費が払える状況なら大学院に行った方がいいと思っています。
もちろん、研究が嫌いな方もたくさんいらっしゃるかと思うので「絶対行くべき」とまでは言いませんが、
進学することで得することはかなりありますよ。
僕自身も研究は好きではない状態で大学院に進みました。
それでも後悔は0です。
この記事では、電気電子を専攻している大学生は大学院に行くべきかについての僕の意見を書いています。
・大学院に進学するデメリット(電気電子目線)
ちなみに、僕自身は優秀な学生ではなかったです。
研究とプレイベートはちゃんと取りたい派だったので笑。
ただの元大学院生の独り言程度だと考えて読み進めてみてください。
ブログ運営を2年くらいしています
それなりの失敗を積み重ねて生きています笑
目次
大学院の魅力(電気電子目線)

学費を払える状況なら電気電子を専攻している大学生は大学院に行くことをオススメします。
もちろん、ちゃんと理由もあります。
僕が実際に修士課程を修了し、就職した今思う理由は以下の通りです。
・就職先の選択肢が広がるから
・学生期間を延長できるから
・研究した経験を得ることができるから
・修士課程ならおおよそ修了できるから
それぞれの理由について簡単に説明しますね。
理由① 学部卒の友人に羨ましいと言われるから
僕の友人には学部卒の人も何人かいますが、僕の大学院での生活の話をすると「大学院に行っとけばよかった」とよく言われます。
やっぱり、お金を稼げる+研究をしなくていいというメリットから大学生の頃は社会人に魅力を感じるものの、時間にゆとりのある大学院生の方が良く感じるそうです。
どうせ、修了した後は社会人になると考えると無理に早くから社会人になる必要はないと今でも思っています。
理由② 就職先の選択肢が広がるから

電気電子は就職に強いです。
もちろん、学部生(大学生)の電気電子も就職には強いですよ。
誰でも聴いたことのある企業、ホワイトで有名な企業にも学部生で入社できる場合も全然あります。
ただ、やっぱり日系の企業だと修士卒しか開発に入れないことは多々あります。
ちなみに、僕はそこそこ有名なメーカに就職しましたが、開発には修士卒しかいません。
開発に興味がなくても全然問題ないですが、学部卒では業種という選択肢が狭まるという事実があります。
あと、就活の難易度が全然違いますね。
修士卒だと学部生に比べると簡単に内定をもらうことができますよ。
僕は大学院に進学する予定でしたが、経験のために学部生の頃にも就職活動をしていました。
そのときには面接に落ちてしまった企業も、修士では面接に合格しました。
就職先、業種の選択肢が広がるのは大学院に進学するメリットです。
理由③ 学生期間を延長できるから
大学院へと進学することで学生期間を延長できますよ。
博士課程の生活はわかりませんが(おそらく相当忙しい)、2年間の修士課程であれば学生気分でいられますよ。
学生期間ってめちゃくちゃ良いと僕は今でも思います。
お金こそないけれど、社会人よりは間違いなく自由な時間が多いです。
もちろん、研究で忙しいときは朝から晩まで研究研究で、社会人の残業時間を遙かに超えるときもあります。
でも、入社して思うのは平日は朝から定時まで強制的に拘束されるのはかなり辛いんですよ。
ここに残業なんてしようものならさらにキツい…
「拘束」されるっていうのが予想以上に辛いです。
研究ってなんやかんや言って自分のさじ加減でたくさんするときもあまりしないときも選択できる。
例え、社会人よりも忙しいときもあったとしてもこの気楽さは最高なんですよね。
学生期間が2年間増えるのは相当大きなメリットですよ。
理由④ 研究した経験を得ることができるから

「研究」をしたという経験を得ることができるのも大学院に進むメリットです。
2年間の研究ってホントに良い経験になりますよ。
問題に対して自分のアイディアで解決する経験、問題に対するアプローチ、論文を読む練習、英語による学会発表などなど挙げだしたらキリがないくらい僕はホントに良い経験をしたと感じています。
僕は電子回路を専門とした研究室に在籍していました。
僕のいた研究室の基本的な修士論文のゴールとしては「ある問題に対して従来の回路よりも良い特性を持つ提案回路を作ること」なんですよ。
でも、先人たちが作った従来の回路よりも良い特性を持った回路なんて簡単に設計できないです。
修士2年まで卒論に毛の生えたような成果しかなく、修士論文としての「提案回路」の成果はありませんでした。
もう当時は絶望して、かなり追い込まれていました。
でも、なんとか修士論文を書くまでには提案回路を作ることができたんですよ。
このとき辛かったですけど、今となっては良い経験ができたと思っています。
この他にも挙げた出したらキリがありません。
2年間の研究できる権利は大学院に進学するメリットの1つです。
理由⑤ 修士課程ならおおよそ修了できるから
「進学すると研究が辛そう」
と考える人も多いかと思いますが、修士課程ならちゃんと研究室に通っていれば修了まではできますよ。
博士課程は論文投稿など色々制約がありますが、修士課程であれば修士論文を書き上げればOKです。
で、この修士論文は2年間ちゃんと最低限研究室に行っていればなんとかなります。
まず、理由としてはどの研究室であっても最低限月に1度進捗報告会という自分の進捗を報告する会があるはずです。
その月1の進捗報告で自分の状況を伝えていけば、自然とそこに向けて研究する+教授に助言を頂ける。
これで修士論文くらいなら余裕で書くことができますよ。
ちゃんと研究室に行っていた人で修士課程を修了できなかった人は僕の同期には一人もいませんでした。
ただ、研究室に来なくなっちゃうと、留年してしまうかもしれません。
研究室に来ないと教授でもどうしようもできないので。(実際にそのような人もいました)
無責任は発言になってしまうかもしれませんが、修士課程なら研究室にさえちゃんと来て最低限研究していれば普通に修了できますよ
大学院に進学するデメリット

もちろん、大学院に進学するデメリットもありますよ。
具体的には以下3つです。
・社会に出るのが遅れる
・合わない研究室に入ると地獄
お金問題や合わない研究室だと地獄生活になるといったデメリットがあります。
詳しくは下記の記事で紹介しています。
よかったら読んでみてください。
大学院なんて修了しちゃえばデメリットなんてなくなるよ【メリット・デメリットを紹介】
まとめ
この記事では電気電子を専攻している大学生は大学院に行くべきがどうかについて書きました。
修士課程まで進んだ僕の意見としては学費を払う余裕があるなら進学した方がいいと思います。
やっぱり、研究できる経験や学生期間が延長されるのは大きいと思います。
周りの学部卒の友人も大学院に進学した僕を羨ましがっています。
もちろん、大学院に進学するデメリットもありので、1つの意見として参考にしてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
下記の記事では、遊びをメインに僕の大学院生活について書いています。
よかったら読んでみてください。