「大学院に進むデメリットってある?」
このような悩みを持つ方のための記事を書きました。
どうも、昨年度に無事修了過程を終えた一般男性です。
修士課程という2年の短い期間ではありますが、「大学院」という場所については少しは理解できた気がします。
大学院に関してですが、僕にとっては実際デメリットよりもメリットの方が大きかったです。
この記事では、僕の経験から実際に感じた大学院に進むメリット・デメリットを紹介していきます。
・人生の中で研究を経験できる
・追い込まれる経験を得ることができる
・大勢の前で発表できる機会がある
・就職活動が有利
・社会に出るのが遅れる
・合わない研究室に入ると地獄
僕はそんなに優秀な学生ではなかったので、参考に程度に読んでみてください。
ちなみに、電気系の研究室にいました。
ブログ運営を2年くらいしています
それなりの失敗を積み重ねて生きています笑
目次
大学院に進むメリット

最初に大学院へ進むメリットについて書いていきたいと思います。
僕の中では以下の5つが大きいメリットです。
・人生の中で研究を経験できる
・追い込まれる経験を得ることができる
・大勢の前で発表できる機会がある
・就職活動が有利
「進捗報告会などで話すスキルが身に付く」などだいたいの社会人でも得られそうなメリットは除外しています。
あと、僕自身が修士課程までしか経験していないため、どうしても修士過程までの2年間の話になっています。(博士課程の方に興味があった方には申し訳ないです)
では、それぞれ簡単に紹介しますね。
メリット① 学生生活の期間が増える
まず、シンプルに学生生活の期間が増えます。
まだ社会人を4ヶ月程度しか経験していない僕でも学生生活は神のような期間だったと思えます。
・責任がない
この2つの要素がめちゃくちゃデカい。
僕の研究室では一応9時から17時までコアタイムでしたが、まあいなくても怒られるわけじゃなかったです。
そして、研究成果さえちゃんとあれば17時以降も無理に残されることはないです(だいたいの学生は17時以降もいましたが笑)
なので、こうやってブログ運営を始めることもできたし、英語の勉強、趣味のリフティング、平日に友人と旅行などもすることができました。
学割なんかもまだ使えるので、シンプルに学生生活が2年のびたのは僕にとっては明確なメリットでした。
メリット② 人生の中で研究を経験できる

短い期間の間、ちゃんと研究ができることも大学院のメリットだと思います。
まあ大学院に行った人・卒論をめちゃくちゃ頑張って書いた人ならわかると思いますが、研究って色んなことを学べるんですね。
僕はそこまで研究を頑張ったわけじゃないですが、それでも自分の研究分野の知識だけじゃなく、アイディアの出し方、問題の解決方法など振り返ると色んなことを学んできたなあと思います。
で、
社会人になった後にちゃんと研究することってないと思うんですよ。
「自分1人で1つのテーマについて徹底的に調べて、アイディアを出して、試行錯誤して、発表する」
こんな経験なかなかできないと思います。
研究していたからこそ、研究室にいたからこそできたことって無限にあると思うんですよ。
その経験が得られることは大きいと僕は思います。
(ちょっと真面目なことを書きましたが、僕自身そこまで研究第一で頑張っていたわけじゃないです笑)
メリット③ 追い込まれる経験を得ることができる
「追い込まれる経験を得ることができる」
めちゃくちゃ抽象的に書きましたが、これも重要かなと思いました。
理系大学生って超体育会系の部活に所属していない限り、あんまり人生で追い込まれたことがないんじゃないですかね。
「家には数時間寝るためだけに帰る日々」とか「成果が出なくて修了できるかで悩む日々」とか「進捗報告会で怒られまくる」とか僕にとってはちょっと追い込まれました。
人生の中では受験とは違った角度で最も追い込まれたなと感じています。
まあ、「社会人になったらもっと追い込まれることもあるのでその前哨戦ができるよ」くらいのメリットです。
メリット④ 大勢の前で発表できる機会がある

大勢の前で発表できる機会があるのも大学院のメリットだと思います。
主に、「学会」「修士論文発表」ですね。
たぶん社会人になっても、何十人の前で話すことなんてそうそうないと思います。
特に英語で20分も話すことなんてないと思うし、めちゃくちゃ良い経験になったなと僕は思います。
僕の場合は、修士2年から感染症が流行り始めて学会はオンラインになりました。
修士1年の頃は普通にオフラインで学会ができていたんですよ。
準備、当日の発表はとても反省点があったし、得られたものも大きかったと自分の中では思っています。
下記の記事では、僕が初めての学会で海外に行くことになった話を書いています。
よかったら読んでみてください。
英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話
メリット⑤ 就職活動が有利
大学院に行くと就職活動がめちゃくちゃ有利になります。
推薦で大手メーカーで働くのもいいですが、普通に推薦なしでも大きな企業に行くことができますよ。
修士課程の2年だけでも全然違います。
開発職、研究職は企業によっては大学院卒じゃなきゃ採用されないなんてこともありますからね。
ちゃんと自分の言葉で研究内容や学生生活を話すことができれば、就職活動はめちゃくちゃ有利に働きますよ。
大学院に行くデメリット

次に、大学院に行くデメリットについて書きたいと思います。
ぶっちゃけ僕は無事に修士課程を終えることができたので、あまりデメリットと思うことがないんですよね。
(僕のようなバカでも大学院を修了したという肩書きを貰えたのはデカすぎます。)
それだと、デメリットなしの最高の場所になっちゃうので、デメリットを絞り出しました
周りの意見も足し合わせるとこのへんがデメリットかなと思います。
・社会に出るのが遅れる
・合わない研究室に入ると地獄
それぞれ簡単に紹介しますね。
デメリット① お金がかかる
当然ですが、お金がかかります。
学費や生活費が主です。
だいたい生活費も合わせると200万~300万円くらい必要になります。(国立大学院の入学費:約28万円、授業料:約53万円/年)
しかも、大学院生って大きくお金を稼ぐことができないのでただただ痛いですよね。
優秀な方なら学会にたくさん出て奨学金を無償にしてもらったりできるんですしょうが、優秀じゃないとココはつらいかなと思います。
「働いてからこの分は親に返そう」
とバカみたいな思想で親に借りる+アルバイトで僕は大学院生のお金はなんとかしていました。
最大のデメリットだと思います
デメリット② 社会に出るのが遅れる
2年分同い年に比べて社会に出るのが遅れるのもデメリットかなと思います。
まあ小さいデメリットなんですけど。
学部卒の友人たちがお金を気にせず遊んでる中、自分がお金を気にしてるのが辛いくらい。
そんなときは奢って貰いましょう。
お金がなくて困っているアピールをすれば、ちょっとくらい出して貰えますよ。
(もちろん、自分が社会人になったら返す前提ですよ。)
デメリット③ 合わない研究室に入ると地獄
「合わない研究室に入ると地獄」
これは結構なデメリットかと思います。
好きな研究であれば、研究室がブラックでも2年程度ならなんとか耐えられると思います。
でも、そこまで好きじゃない研究で過酷な研究室生活はきつそうですよね。
僕は自分の研究がそこそこ好きだった+そこまでブラックではない研究室(土日は休みだったし、成果させあれば17時に帰っても問題なかったから)だったので、地獄ではなかったです。
でも、好きじゃない研究を朝から晩までやらされることを考えると怖いですね…
合わない研究室かどうかはちゃんと入る前に調査した方がいいですよ。
2年って短いようでかなり長いので。
まとめ
この記事では、大学院に行くメリットとデメリットを実体験からまとめてみました。
僕はこのようなメリット・デメリットがあると思います。
・人生の中で研究を経験できる
・追い込まれる経験を得ることができる
・大勢の前で発表できる機会がある
・就職活動が有利
・社会に出るのが遅れる
・合わない研究室に入ると地獄
元バカ大学院生からお届けしました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
下記の記事では、遊びをメインに僕の大学院生活について書いています。
よかったら読んでみてください。