地獄のような研究室の特徴とは?【環境と研究テーマと能力で決まる】

大学院生

地獄のような研究室の特徴

・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い



こんなテーマについて話していく。

地獄研究室の特徴について興味のある人は読んでみて。

自己紹介
社会人2年目です。
電気電子を専攻していましたが、正直そこまで興味無いです
ブログ運営が趣味で、自分の体験をあれこれ書いています



地獄研究室の特徴とは?



「教授から怒られる」
「何をやっても成果が出ない」
「朝から次の日の朝まで研究室にいる」

研究室にこんなイメージを持っている人はいないだろうか?


実際、こんな地獄みたいな研究室は極一部。

少なくとも、僕のいた研究室は至って平凡だった。

ただ、

同じ大学内の研究室ではおもしろい地獄エピソードを色々聞いてしまったり、僕自身の研究室も少しは地獄要素があったりした。

そんなエピソードを基に地獄研究室の特徴について話していく。

・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い



1個1個はちょっと辛いくらいかもしれませんが、掛け合わさることで、地獄ポイントが爆上がりすると思われる。
#地獄ポイントってなんだ

それぞれ補足させてください。

地獄① 研究テーマがつまらない

研究室が地獄になる1つ目の要素が、「研究テーマがつまらない」



興味があることや楽しいだったら、辛いこともなんとか乗り越えられるとは思う。



僕の場合、

ブログやらnoteやらで毎日2000字くらいの文章を書いているが、楽しいので全然苦とは思わない。

でも、筋トレなんかは1ミリも興味がないので、毎日やっても苦しいだけ、、

皆さんにも似たような経験ありませんか?



そして、

研究テーマが自分にとってつまらないものなら、研究室が地獄フィールド魔法となってしまうでしょう、、
#このカードがフィールド上にある限り、大学院生は活力ポイントが-500ポイント下がる

研究テーマに興味がないことは地獄生活の第一歩目だと思った方がいいかも。

地獄② 要求されるレベルがキャパオーバー



研究室が地獄になる2つ目の要素が、「要求されるレベルがキャパオーバー」

進捗報告会のときに、教授からの要求レベルが自分にとってキャパオーバーだと辛いですよねー



要求レベルが自分の知識を超えているので、

こっちはめちゃくちゃ頑張っているのに、成果が出ない。

そして、教授からの要求レベルに追いついていないので、ただただ注意を受ける。

地獄オブ地獄。


※進捗報告会で詰められる事に関してはこの先で紹介します、、

教授からの要求が強い研究室からは地獄の臭いがしますね。

地獄③ 休みがない

研究室が地獄になる3つ目の要素が、「休みがない」



多くの研究室には、「この時間は研究室にて研究しようね」というコアタイムがある。

ここまでは普通。

そんなコアタイムに加えて、

お盆休みなど世間的には休みとなるところが、極端に短い研究室は地獄。



隣の研究室は基本お盆休みという概念がなく、

帰省は許可制だったらしい、、


「こっちは学生なんだから、研究以外のことも充実させてくれい」

と大声をあげたいところ。

僕なら大学中で叫んでいたと思う。

普段の研究が辛い+リフレッシュできる休みがないのは、普通に地獄。

地獄④ 進捗報告会で詰められる



研究室が地獄になる4つ目の要素が、「進捗報告会で詰められる」



研究室に所属する全国の大学生は、

「進捗報告」を恐れていることでしょう。



そして、進捗報告で教授から無限の指摘を受けることは日常になっているはず。



その先を超えると地獄へ近づく。

「何のためにそれやってるの?」
「その実験意味あるの?」
「ヘラヘラしないで」
「何が言いたかったの?」

こんなこと言われる会は嫌ですよね、、

ちなみに、上記で書いた指摘は僕が何度か頂いたお言葉。



詳しくはこちら:大学院の研究で辛かったエピソード5選!【ホワイトな研究室でもこんなもん】 



とりあえず、進捗報告会で当たりが強い教授だと地獄の会になるよねー

地獄⑤ 教授のお手伝いが多い

研究室が地獄になる5つ目の要素が、「教授のお手伝いが多い」



要は、

「研究に関係のない雑用をよくやらされる研究室は辛いよね」という話。



研究に関係があるなら、まだ少しはやる気がでますが、、
#嘘ですそれでもやる気出ません

教授の学会・講演のお手伝い講義の準備など、本格的な雑用が多いとホントにキツいですよねー

他の研究室の友人はそんな感じのガチの雑用を無給でやらされていました、、
(僕の研究室にはお金のでるTAくらいで、無給雑用は全く無かった)

ただでさえ研究と遊びで忙しいのに、雑用で変に時間も労力も奪われるのはね、、

地獄⑥ 結果が出ない



研究室が地獄になる6つ目の要素が、「結果が出ない」



結果が出ないとホントに辛い、、

・自分の無能さに呆れる
・修了できるか不安になる
・教授から指摘を受ける

など、結果が出ないことはメンタル的に苦しくなるよね、、



僕も修士2年まで、

修士論文にできるようなまともな成果が出なくて、苦しかった記憶がある、、



ホントに修了できるのかずーーーーっと悩んでいた、、

自分の無能さにもよりますが、

結果が出ないことはシンプルに研究生活を地獄寄りにさせてくる、、



まあなんとかなるんだけどねという話はこちら:大学院修士課程を修了できないと悩んだ日々について書いたよ【基本大丈夫!】

地獄⑦ 研究テーマの実験に時間がかかる

研究室が地獄になる7つ目の要素が、「研究テーマの実験に時間がかかる」



もう少し細かく言うと、

実験の条件などから、実験に時間がかかったり、実験する時間が指定されることが地獄ポイント。



以下のような弊害がでる。

・研究室の拘束時間が増える
・実験によって自分の予定が狂わされる

もちろん、

研究大好きっ子からすると、何も地獄ではなく、むしろ楽しい実験ができる天国かもしれない。



ただ、研究室に長居したくない人にとっては、拘束時間が増えてただただ辛い地獄要素となる、、



実験によって自分の行動が無理に制限されることは地獄ポイントでしょ。
#だから地獄ポイントって何

地獄⑧ 学会の連鎖



研究室が地獄になる8つ目の要素が、「学会の連鎖」



学会発表をたくさんしたい人には地獄ではないだろうが、

学会にそこまで興味がないのに、学会発表をたくさん強要されるとキツいよねー



研究成果を出す→予稿を書く→発表資料を作成→発表練習→当日

このように学会に1回出るだけで、なかなかの手間になる。

もちろん、同じような内容の発表をするときはここまでの手間はかかりませんが、、

ちなみに、

旅行できる券を得られることが学会発表の唯一の救いですが、

オンライン発表の可能生があるこの現状では、もうそのオアシスすらない場合がある、、


下記の記事では、地獄のような発表になった僕の初学会の思い出を振り返っています。

英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話

地獄⑨ 教授、研究室の人と合わない

研究室が地獄になる9つ目の要素が、研究室の教授/先輩/同期/後輩と合わないこと。

人間関係が終わっている研究室は結構苦しい。

・研究室の居心地が悪い
・みんなが楽しい会話をしている中、入り込めない
・研究の愚痴を話すことができない
・教授と合わず、進捗報告が地獄

人間関係が悪いことは研究室の居心地を悪くさせることから地獄に近づく。



もちろん、

人間関係なんて自分の力でなんとかできるかもしれないが、

コミュ力が高くない人にとっては、そこの改善も辛いものになるよねー



僕も研究室ではなかなか馴染めなかった側の人間なので、

居心地は良くはなかった。



普通に嫌だったなー

地獄⑩ 研究室が汚い

研究室が地獄になる10つ目の要素が、「研究室が汚い」

これは個人的な感覚ですが、汚い研究室は地獄。

・散らかっていて集中できない
・臭い
・ほこりっぽい

シンプルに研究室の居心地が悪くなるので。



・清潔感ある研究室
・汚い研究室

どちらの研究室がより地獄っぽいですか?



汚い環境も嫌な要因になるよねー



という感じで、地獄研究室の特徴でした~

地獄研究室生活を乗り越えるコツ

では、

上記までのような地獄研究室生活になってしまった場合どうするか、、

少しでも緩和する策を共有する。

・長い目で現状を見る
・やりがいを探す
・研究以外の趣味をつくる

それぞれ簡単に補足させてください。

コツ① 長い目で現状を見る

地獄のような研究室を乗り切る1つ目のコツは、長い目で現状を振り返ること。

大学院を2年で終える修士学生向けの話。
#博士課程は知らん



研究室にいる期間は、B4~M2の3年間ですよね。



人生80年まで生きるとすると、3.75%を研究室で過ごすことになる。

3年というと長いように思えて、人生の中で大学研究室生活はたったの3.75%しかない。



たったの3.75%の期間を耐えることで、

・忍耐力がつく
・研究の経験ができる
・大学院修了の認定が貰える(今後の就職有利)

など、修士修了という日本の中ではそこそこ強い資格を得ることができる。

短い期間で見ると、研究/進捗報告/中間報告会/学会発表/修士論文などの障害はあるが、

長い目で見れば、人生の中では短い地獄となる。

ここを理解しておくだけで、メンタル的に少し楽になりますよ。

コツ② やりがいを探す



地獄のような研究室を乗り切る2つ目のコツは、やりがいを探すこと。

人間は興味のあることや楽しいことは苦しくても、耐えることができる生き物。



筋トレが大好きな人からすると、筋トレが苦しくても耐えることができるみたいな。

ただ、

僕のような筋トレに1ミリも興味のない人には腹筋すらもキツく、継続なんてとてもできません。



研究という地獄を乗り切るために、

研究に対して何でもいいので、やりがいを探してみてもいいかも。

別に、研究テーマに対してにのみ興味を持つ必要はない。

「進捗報告会で怒られないような説明をする」
「単純作業を効率化する」
「成果を最短で出すことにこだわる」

などの研究方法や発表方法など、研究に関係あることであれば何でも良いとは思う。



ちなみに、

僕は進捗報告会で教授から怒られないことに尽力していました。

・わかりやすい資料作り、説明を心懸ける
・大きな声でわかりやすく話す
・想定される質問にはすぐに答えるようにする
・教授の指摘の癖を分析する

このへんのことを意識して進捗報告に挑むことで、怒られることが減りモチベーションが上がった。

何かしら研究にやりがいを見つけることで、苦痛のダメージが減りますよ。

コツ③ 研究以外の趣味をつくる



地獄のような研究室を乗り切る3つ目のコツは、研究以外の趣味をつくること。



まあありきたいな対応ですよ。

研究室が地獄のような空間なら、

それ以外の自分の居場所を作れば、気持ちは楽になる的な。



研究が思うように進まないと、

つい研究のことばかり考えがちになってしまいますよね。

それもネガティブな方向で。



そんなときには無理してでも、

頭と体を少しだけ研究とは別世界に持っていくことで、リフレッシュにもなるし、意外にもアイディアが出たりすんだよねー

研究がしんどいときこそ、別の居場所で体を休めてみてはどうでしょう?

まとめ

この記事では、地獄研究室の特徴について話した。

・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い

1個1個はちょっと辛いものかもしれませんが、掛け合わさったときにめちゃくちゃ辛くなる、、

もし地獄研究室に配属されてしまった場合は、病まない程度に頑張ってください。

応援しています、、

以上、

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では元駅弁大学院生の大学院生活をまとめています。
よかったら読んでみてください。

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