大学院生が研究に向いていないと思うのは当たり前だと思う話

大学院生

「研究に向いてないなあ」

このような、研究への向き不向きについて考えている大学院生の人に向けた記事を書きました。

どうも、昨年度に無事修了過程を終えた一般男性のひろ(@sato0000006)です。

少しだけ僕の大学院生時代の話をさせてください。

修士2年の頃まで修士論文に書けるような成果を何も持っていませんでした。

教授からも「ちょっと修了が危ない気がする」と進捗報告で何度か言われていたくらい。

ただ、ここからなんやかんやあって、

そんな僕でもなんとか修了過程を終えて社会人になることができました。



正直な話、

無事に修了できた大学院生活を振り返ってみても、僕は研究に向いていないと今でも思います。

この記事では、

「自分には研究は向いていないと思う」
「博士課程にはそこまで興味のない」
「研究が進まなくて投げ出したい」
「同期はみんな成果を出しているのに、自分だけ何もない」

このような過去の自分と同じ特徴を持ち、自分には研究が向いていないと考える学生のための記事を書きました。



下記の流れで、記事を書いていきます。

・修士課程で成果が出ないのは当たり前
・たったの2年我慢するだけ
・研究のやり方・時間のかけ方を見直すのも手かも
・研究だけが大学院生のやることではない


自己紹介
社会人1年目です。
ブログ運営を2年くらいしています
それなりの失敗を積み重ねて生きています笑<


修士課程で成果が出ないのは当たり前

あまり優秀ではない僕からすると、

修士課程でちゃんとした成果出すことはかなり難しいことだと思っています。

難しいと感じる1番の理由は、

学部生の期間を合わせたとしても、3~4年間しか研究できないから。

しかも、

不慣れな研究・就活・講義・TAもあると考えると、僕らの研究生活はかなり時間がないですよね。

そんな短く忙しい修士課程で、ちゃんとした成果が出ないのは当たり前。

本当に凄い成果出している人はめちゃくちゃ優秀な人か、運の良い人くらいだと僕は思います。

それ以外の人はちっちゃな成果を修士論文に書いて、修士課程を終えていますよ。

少なくとも、僕は修士2年までほぼ成果がなく、

ようやくできたちっちゃな成果を修士論文に書いて発表して、修士課程を終えています。

研究に向いている・向いてないはあまり関係なく、
単純に期間が短いので、修士課程でしっかりとした研究成果を出せないことは当たり前だと僕は思います。

あと、自分のことを無能と思うこともあるかもしれませんが、みんなそんなもんですよ。僕なんかまとまな知識がなく、なんだかんだ修士論文書いちゃいましたからね。(「無能大学院生なんてたくさんいますよ」という話はこちらで:無能な大学院生の特徴を5つ紹介!【研究室でダラダラ】

たったの2年我慢するだけ

修士課程の短い期間じゃ成果を出すのは難しいという話の続きになりますが、

ホントに修士課程って短いんですよ。

たったの「2年間」

たったの2年間大学で研究するだけで、修士課程修了の証がもらえるんですよ。

自分には研究が向いていないと思い、研究を投げ出したい人もいるかと思いますが、たったの2年我慢すればもう社会人です。

80歳まで生きると仮定すると、人生の中でたったの2.5%しか修士課程にいない計算になります。

もちろん、

「研究室がブラックすぎて土日関係なく朝から晩まで研究」
「教授から毎日のように怒られる」

このような環境の人が、無理に我慢する必要はないですが、

「まあ2年なら耐えれるか」と少しでも思えてしまった人は、もうちょっと頑張ってみることをオススメします。

人生の2.5%の期間なので。

研究のやり方・時間のかけ方を見直すのも手かも

「じゃあ、2年耐えるか」となったときに、

自分は研究に向いていないと考える人は、せっかくなので研究のやり方や時間のかけ方を見直すことをオススメします。

正直なところ、少しの成果も出ないときはだいたい自分の実力不足が原因。

そりゃ研究を始めたてなので、みんながみんな効率的な研究の進め方をできるわけないんですよね。

なので、思考錯誤して、効率的な研究のやり方を探すことをオススメします。

1番簡単な道は研究室内で1番優秀な人に研究の進め方を相談することですね。

僕の場合は、修士2年の途中くらいまでなんの成果もなかったですが、さすがにヤバいと感じて研究のやり方を色々試しました。

「自分の研究に役立ちそうな論文をたくさん読む」
「1つの方法に囚われずに色々な手法を試す」
「朝の時間に研究を行う」

当たり前のことかと思いますが、これらは確実な効果がありました。

他にも試したことは、ここで書ききれないくらいたくさんあります。

僕は電子回路を専攻している研究室でしたが、

上記で挙げたことを意識してなんとか修士論文に書けそうな電子回路構成を作ることができました。

研究のやり方や時間のかけ方を変えてみることはかなりオススメ。

研究だけが大学院生のやることではない

ちなみに、研究だけが大学院生のやることではないと僕は思っています。

もちろん、研究は大事ですよ。

人生で研究をちゃんと経験できる期間なんて今しかないかもしれないし、何より修士論文がありますから。

でも、大学院生も学生であることには変わりないと思うんですよ。

やっぱり、社会人よりは時間も自由さある。

遊ぶことや自分の趣味に時間をかけることも大事かなと思います。

向いていないと思う研究を前に進めるために研究を頑張っても、ネガティブ×ネガティブでどんどん暗くなるだけので、リフレッシュの意味も込めて研究意外にも時間を使うことは結構大事ですよ。

まあホントに研究がしんどくて、2年も我慢できないときは普通に就職という手もあります。

現に、僕の先輩は何人か修士課程中に就職していきました。

詳しくは下記の記事で紹介しています。
よかったら読んでみてください。

研究室に行きたくないときの案を書いてみた【大学院生の独り言】

まとめ

この記事では、研究に向いていないと思うときに読んで欲しいことをまとめてみました。

僕自身も研究に向いてないと、修了してからもずっと思っています。

でも、今振り返るとあんな短い期間で研究をちゃんとできる方がおかしいと思います。

向いていないと思うのは当たり前ですよ。

頑張ってください。

応援しています!

以上、ひろ(@sato0000006)の記事でした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では元駅弁大学院生の大学院生活をまとめています。
よかったら読んでみてください。

電気電子系の大学院生の生活を紹介!【意外と楽?】