カメさんの飼育ケース内はシンプルレイアウトが色々楽。
でも、以下の点には注意が必要。
・水の量
・陸地を作る
・泳げる場所は広いか
・日光浴をできる環境か
・脱走対策
・冬の過ごし方
こんなテーマについて話していく。
自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています
ちなみに、この記事は水棲ガメを飼育している僕の経験談を基にしている。
そのため、水棲ガメについての話がメインになっています。
(水棲ガメとはリクガメ以外の水辺を好むカメのことでイシガメやクサガメなどが当てはまる)
目次
カメの飼育ケースのレイアウト
まず、
参考までに僕のカメさんの飼育ケース内のレイアウトをザックリまとめる。
まあこんな感じ。
こんな思いから、なるべくシンプルなレイアウトを目指している。
・なるべく飼育ケースを広く使いたい
・自然界と似た環境で育てたい
・楽に飼育したい
・シンプルレイアウトが好き
のびのびさせたいので、陸地以外の物は飼育ケースには入れないようにしている。
そして、基本的に日光浴は網戸越しか屋外飼育で太陽光を直接当てるようにしている。
屋内飼育でも屋外飼育でも紫外線ライトは使っていない。
そして、陸地と飼育ケース以外の道具を使っていないので手入れも少なく、水換えがとても楽。
個人的には、このシンプルなレイアウトはかなり気に入っている。
カメさんも健康に生きているので、大きな問題は無いと思われる。
レイアウトを決めるときに意識すること
カメさんのレイアウトを考えるときには、
見た目を気にすることも大事だが、以下のことには最低限意識した方がいい。
・水の量
・陸地を作る
・泳げる場所は広いか
・日光浴をできる環境か
・脱走対策
・冬の過ごし方
それぞれ簡単に説明させてください。
注意点① 水の量
まず、レイアウトを決めるときには水の量を意識してほしい。
このような理由がある。
・水の量が少ないと泳げなくて運動不足になるから
・カメは泳ぐことが好きだから
基本的に水棲ガメは泳ぐことが好きだが、
水の量が少ないとカメは泳ぐことができない。
少なくとも、カメさんの甲羅の高さの2倍以上は水を入れるべき。
注意点② 陸地を作る
レイアウトを決めるときには、陸地も重要。
日光浴が大好きなカメさんにとって陸地は必須。
そのためにも、カメさんが乗っても大丈夫なような陸地が必要になる。
そして、効果的な日光浴をさせるためにも水の量よりも高くする必要もある。
僕の場合は、レンガを階段状に積むことで登りやすく高い陸地を作っている。
陸地はしっかり設計することをオススメ。
下記の記事では、陸地について詳しく説明しています。
よかったら読んでみてください。
注意点③ 泳げる場所は広いか
レイアウトを決めるときに泳げる場所が広いかも重要。
泳げる場所が狭いと運動不足でストレスがたまるから
先ほども話したが、水棲ガメは泳ぐことが好き。
そのためにもカメの大きさの7,8倍以上の飼育ケースが必要だと思ってて。
僕の場合は、泳ぐ場所を確保するために陸地以外の余計なモノは一切置かないようにしている。
水草や濾過器くらいなら置いても全然問題ないと思うが、カメさんが泳げる環境作りも大事だよ。
下記の記事では飼育ケースとして使用しているプラ舟が安い・丈夫・広いの条件を満たしていることを話している。
よかったら読んでみてください。
注意点④ 日光浴をできる環境か
レイアウトを考えるときは日光浴ができる環境かも大事。
日光浴が満足にできないとカメは病気になるので。
カメさんにとって日光浴はとても大切。
屋外飼育なら自然界同様に日光浴できるので、そんなに心配はないけど。
怖いのは屋内飼育ですよね。
ぶっちゃけ市販の2,3千円で買えるような紫外線ライトは紫外線量は弱い。
週に2度くらいは数時間でいいので、太陽光で日光浴させることをオススメする。
ちなみに僕の場合は、紫外線ライトを20年間の飼育の中で半年くらいしかない。
「ガラス越しの日光浴+週に2,3回以上の外で2時間程度日光浴」
このスタイルで屋内で飼育していた。
紫外線ライトのみで日光浴を完結させたいなら、強めの紫外線ライトを使用することをオススメする。
詳しくはこちらの記事で:カメの日光浴の時間は?ライトでいいの?【ダメな日光浴を例に解説】
注意点⑤ 脱走対策をする
レイアウトを考えるときは脱走対策も必要。
カメが脱走すると水槽から落ちたときに怪我をする可能性がある。
・高さのある飼育ケースの使用
・ネット上のフタをする
・周りをある程度高いケージを使用
このような対策が一般的ですね。
当たり前だが、脱走させないような対策は必須。
まあ、そもそも脱走したくなるような飼育環境をやめるべきでもある。
詳しくはこちら:カメが脱走しないようにするのは簡単!?【脱走しない環境を作ること】
注意点⑥ 冬の過ごし方
レイアウトを決めるときには冬の過ごし方も考えておくべき。
カメは変温動物で基本的に10度以下の気温は耐えられないので、
冬の間は冬眠させるかヒーターを使用しながらの飼育をする必要があります。
春~秋までのレイアウトを考えることもいいですが、
冬の寒い時期にどうするかもあらかじめ考えておいた方がいい。
僕は20年間の飼育で冬はカメを冬眠させてきました。
なので、ヒーターを使った冬の飼育に自信はないですが、冬眠のことならある程度わかる。
冬眠についての詳しくはこちらで:カメに冬眠をさせるときの注意点を6つ紹介!【実体験】
採用しなかった道具の解説
最後に、
シンプルレイアウトのためにも、採用しなかった飼育用具についてまとめる。
・紫外線ライト
→屋外飼育なので不必要。あと普通の紫外線ライトは紫外線量が弱い。もし紫外線ライトのみで日光浴を完結させたいなら強めの紫外線ライトを購入することをオススメ。
・砂利
→水換えの邪魔になる割にメリットが少ない。そんなにろ過効果ない。
・ろ過装置
→3日に1回水換えしているので必要ない気がした。ある程度大きくなるとろ過装置ではカメさんの糞を処理できない。
・ヒーター
→冬は冬眠させているので不要。
・バスキングライト
→冬は冬眠させているので不要。
まとめ
この記事では、僕の飼っているカメさんの飼育ケース内のレイアウトについてまとめた。
なるべくシンプルさを意識しているが、下記のことには注意している。
・水の量
・陸地を作る
・泳げる場所は広いか
・日光浴をできる環境か
・脱走対策
・冬の過ごし方
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。