ライトなしのカメの飼育ってどうなの?【5つの注意点を紹介】

水棲ガメの飼育

「紫外線ライトなしでカメって飼える?」

このような悩みを持つ人のための記事を書きました。



どうも、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育している一般男性のひろ(@sato0000006)です。

20年間のカメの飼育期間の中で、紫外線ライトを使っていたのは、たったの1年間だけ。
(ちなみに、その紫外線ライトは買ってから1年で破損しました笑)

基本的には、室内飼育でも屋外飼育でも紫外線ライトを使わずにカメを飼育してきました。

それでも飼っているカメさんは20年間健康的に生きてます。


この記事では僕の経験を基に、紫外線ライト無しでカメを飼育する注意点と反省点について紹介しています。

①屋内飼育でライトなしはオススメできない
②ガラス越しでも日光浴をさせる
③必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる
④カメに異常が起きたらすぐに対応する
⑤子ガメは絶対日光浴をちゃんとさせる



この記事を読むことで紫外線ライトなしのカメの飼育について理解できますよ。

自己紹介

ミドリガメを20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています


紫外線ライトなしでカメの飼育をしていた話

さっそく、紫外線ライト無しによるカメさんの飼育について書いていきますね。

その前に、これからの話をわかりやすくするために、

僕の行ってきた紫外線ライトを使わない、「屋外飼育」と「屋内飼育」について簡潔にまとめます。


興味ないよーという方は読み飛ばしてもらってかまいません。


屋内飼育と屋外飼育は飼育期間としては、半々くらいで行ってきました。

屋外飼育

まず、屋外飼育について書きます。

現状はこんな感じの環境で飼育しています。



基本的にレイアウトは陸地のレンガのみ。



春夏秋は基本的に上記のようなシンプルレイアウトで飼育し、
冬は毎年、必ず室内で冬眠させています。


屋外飼育であれば、
紫外線ライトなしでも、太陽光があるので何もしなくても日光浴はしっかりできています。


屋外飼育は、紫外線ライトなど気にする必要はないですね。

屋内飼育

では、太陽光が入りにくい屋内飼育はどうでしょう。


僕自身が、どのような屋内飼育をしていたかをまとめるとこんな感じです。

・ガラスのそばで日光が当たるように飼育
・週に2,3回は屋外で2,3時間日光浴をさせる
・冬は冬眠させる


基本的に日光をカメさんに当てるために、

ガラス越しでも日光が当たるような場所に飼育ケースを設置。


また、紫外線をしっかりと浴びさせるために、週に2,3回は外で日光浴をさせていました。


このような屋内飼育と屋外飼育で、僕の飼ってるカメさんは現在も健康に生きています。

ライトなしでカメを飼うときの注意点

調べてみると屋内飼育に関して、

「カメの飼育に紫外線ライトなしはちょっと怖いなあ」という話をよく見ます。


昔の僕は知識不足だったので、深く考えずに紫外線ライトなしでカメを飼育していました。

カメの飼育について勉強した今になって振り返ると、かなり怖い話です…


色々勉強した知識と飼育してきた経験からライトなしの注意点を紹介したいと思います。

①屋内飼育でライトなしはオススメできない
②ガラス越しでも日光浴をさせる
③必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる
④カメに異常が起きたらすぐに対応する
⑤子ガメは絶対日光浴をちゃんとさせる


この5つの注意点があります。


それぞれ、簡単に説明していきますね。

注意点① 屋内飼育でライトなしはオススメできない

紫外線ライトなしでカメを飼育してきた僕ですが、

ぶっちゃけると、屋内飼育で紫外線ライトなしはオススメできないです。

理由は単純で、

カメさんには毎日紫外線を浴びあせた方が健康に良いから。


一応僕の場合、屋内飼育時であっても、

「窓の近くに水槽を設置する」
        &
「週に2,3回定期的に太陽光で日光欲をさせる」

このような対応で、なんとかカメさんは健康に生活しています。

でもね。

紫外線ライトは便利

紫外線ライトという課金アイテムで少しでもカメが健康に近づくなら、そちらの方が良いとも考えています。

紫外線ライトがなくてもカメを飼うことができますが、紫外線ライトは間違いなく便利アイテムです。


「紫外線ライトはあった方が良い」

という気持ちがあることだけ最初に言っておきますね。

ただ、

普通の値段のモノなら紫外線ライトの紫外線はかなり弱い

正直、カメさんに必要な紫外線を100%供給できているかと言われると怪しい。

だからこそ、これから話す4つの注意点を守れば、紫外線ライトなしでも健康にカメを飼育できますよ。

注意点② ガラス越しでも日光浴をさせる

紫外線ライトなしならガラス越しでも毎日、日光浴をさせることが大切になります。



理由はガラス越しでも、日光浴はできるから。


もちろんガラス越しなので、紫外線量は弱くなります。

ただ、弱くなると言っても普通の値段の紫外線ライトよりも少し弱いくらい



網戸越しなら紫外線量は紫外線ライトより強いので、
網戸越しに飼育ケースを設置できる環境があるなら紫外線ライトなしでも問題ないかなと思います。


最悪、ガラス越しでも良いので太陽光が当たる位置に飼育ケースを設置しましょう。

カメの日光浴の目的

ここで、簡単にカメの日光浴の目的について整理しますね。

カメの日光浴の目的は4つあります。

① 体温を上げる
② 体の殺菌
③ カルシウムの吸収をよくする
④ 代謝を高めて活発にする


この中のカルシウムの吸収をよくする以外は、紫外線関係なく温かい光であれば良い。

そのため、ガラス越しでも大きな問題ないです。


ただ、カルシウムの吸収をよくするなどの栄養面では紫外線が必要になります。


ただ、カルシウムの目的を達成するには個人的には、紫外線ライトでも弱いと考えています。

そのため、定期的にでもいいので、日光による日光浴が必要になります。
次に、その説明をしていきますね。


カメさんの日光浴について詳しくは下記の記事で紹介しています。
ぜひ合わせて読んでみてください。

カメの日光浴の時間は?ライトでいいの?【ダメな日光浴を例に解説】

注意点③ 必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる

ライトなしなら必ず週に2,3回は外で日光浴をさせることも重要。

何度も言いますが、ガラス越しも普通の紫外線ライトも紫外線は弱い。


なので、

紫外線ライト有無のどちらを選択するにしても、週に2,3回くらいは1日当たり2時間くらいの日光浴をさせるべき。


紫外線ライトなしの飼育をしたいなら、

ガラス越しの日光浴(網戸越しの日光浴)+定期的な太陽光による日光浴が絶対条件。

注意点④ カメに異常が起きたらすぐに対応する

もし、紫外線ライトなしの飼育でカメさんに異常が起きたらすぐに対応する必要があります。
#紫外線有無に関わらず対応の必要有ですが

・カメの元気がない
・餌を食べない
・カメの目が白っぽい
・病気の症状がある

このように、カメさんの様子が少しでもおかしいと思ったらすぐに対応してください!


体調の悪さの原因が日光浴だと感じたら、数日間外での日光浴を何日かさせてみるのもアリ。


2日くらい経っても回復が見られないなら、すぐに病院に連れて行くことを強くオススメします。

注意点⑤ 子ガメは日光浴をちゃんとさせる

基本的に、子ガメは日光浴をしっかりさせた方がいいです。


子ガメの場合は少しの体調変化で死んでしまう可能性もあるようです。

なので、子ガメを飼育しているなら日光浴はしっかりさせましょう。


毎日2,3時間くらい日が出ているときに網戸越しの状態にできるなら、問題ないです。



子ガメの場合、ガラス越しだけの日光浴はちょっと怖いですね。

注意点③でも書きましたが、定期的な直接の太陽光による日光浴を忘れないように!
子ガメの場合は熱中症に気をつけつつ、特に忘れないように!

屋外飼育ならライトなしでも安心

屋外飼育ならライトなしでも安心ですね。

ほぼほぼ自然と同じ環境だから。


ただ、屋外飼育にも注意点があります。

①水換えを週に2回はする
②水換えの方法を考えておく
③毎日カメに様子を見る
④雨による増水
⑤熱中症にならないような工夫が必要
⑥脱走しないような工夫が必要
⑦冬の時期の対処を考えておく

この7つの注意点があります。

ここで説明すると長くなってしまうので、詳しい説明は下記の記事でしています。
よかったら読んでみてください。

カメの屋外飼育の注意点を7つ紹介!【17年間の経験談】


屋外飼育は日光浴と相性は良いですが、良いことばかりではないので!

まとめ

この記事では、ライトなしでカメを飼育する注意点を紹介しました。

①屋内飼育でライトなしはオススメできない
②ガラス越しでも日光浴をさせる
③必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる
④カメに異常が起きたらすぐに対応する
⑤子ガメは絶対日光浴をちゃんとさせる



水棲ガメならライトなしでも工夫すれば健康に飼えると思いますよ。

正直なところ、紫外線ライトも紫外線量が弱いので過信できません。


大事なことは、

日光浴がしっかりとできる環境を整えて、カメさんが元気がないと思ったらすぐに対応することを考えること!

以上。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】