カメの日光浴のさせ方には、適切な方法とそうでない方法がある。
この記事ではオススメしない日光浴の例を紹介しながら、正しい日光浴のさせ方について話していく。
① 紫外線ライトのみでの日光浴
② ガラス越しのみの日光浴
③ 陸地での長時間の日光浴
④ 日陰のない日光浴
実際の失敗談も交えながら解説するので、カメの日光浴について悩んでいる人は参考にしてほしい。
カメさんの日光浴のさせ方について悩んでいる人は読んでみて。
自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育している。
これまで様々な飼い方を試してきましたが、今も元気に生きています。
目次
カメが日光浴をする理由

まず、カメさんが日光浴をする理由について整理する。
僕自身専門家ではないので詳しくはないが、書籍で学んだ内容を簡単に説明させて。
一般的には以下の4つが挙げられる。
① 体温を上げる
② 体の殺菌
③ カルシウムの吸収を良くする
④ 代謝を高めて活発にする
まず、日光浴によって体温を上げ、活発になることで餌の吸収が良くなる。
また、体を乾かすことで病気予防の効果もある。
この点だけを考えれば、ガラス越しの日光浴でもある程度の効果はあるように思えるが、
カルシウムの吸収には紫外線が必要なため、ガラス越しだけではダメみたい。
このようにカメさんにとっての日光浴はかなり重要。
オススメしないカメの日光浴の例
それではオススメしない日光浴について話しつつ、正しい日光浴のさせ方について整理してみた
① 紫外線ライトのみでの日光浴
② ガラス越しのみの日光浴
③ 陸地での長時間の日光浴
④ 日陰のない日光浴
それぞれ簡単に説明させてください。
オススメしない日光浴① 紫外線ライトのみでの日光浴

まず、紫外線ライトのみでの日光浴。
紫外線ライトの紫外線量はかなり少ない。
これだけに頼ると健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
屋内飼育であれば、
紫外線ライト+週に1〜2回の太陽光を当てる
この組み合わせが重要。
個人的には、屋内飼育であれば窓の近くに飼育ケースを設置するのがオススメ。
網戸越しでもいいので、窓を開けて太陽光を取り入れることで紫外線の量を確保できる。
どうしても紫外線ライトのみで済ませたいなら、なるべく強めの紫外線ライトを使うのが良い。
少し値段は高めになるが、カメの健康のために導入を検討した方がいいよ!
オススメしない日光浴② ガラス越しのみの日光浴
次に、ガラス越しのみの日光浴。
ガラス越しの日光浴では紫外線量が不足する。
もちろん、
・体温を上げる
・病気の予防(体を乾かすことで)
これらの効果はあるが、紫外線不足による健康被害には注意が必要。
僕自身、以前ガラス越しのみで日光浴をさせていた時期がある。
すると、カメさんはおそらくビタミン不足で元気がなくなり、餌をほとんど食べなくなってしまった。
すぐに屋外飼育に切り替え、太陽光を浴びさせることで、1週間ほどで回復した。
こうした経験からも、ガラス越しのみの紫外線を過信するのは危険だと思ってて、、
やっぱり、週に1〜2回の太陽光を当てる行為は大事!
オススメしない日光浴③ 陸地での長時間の日光浴

次に、長時間の日光浴について。
長時間の日光浴は、熱中症のリスクがある。
屋外飼育のカメを観察していると、
1,2時間ほど日光浴→水に入る→また日光浴
このように交互に行動している。
カメにとって長時間の日光浴は暑すぎて、適度に体を冷やす必要があるためと思われる。
特に夏場に散歩などで屋外で日光浴をさせる場合は、1〜2時間で切り上げるべき。
日陰があったとしても、熱中症になりかけたカメが歩いて日陰に移動できるとは限らないため、水辺のない場所での日光浴は危険。
絶対に放置してはいけない。
オススメしない日光浴④ 日陰のない日光浴
最後に、日陰のない日光浴。
水の温度が上がりすぎてしまい、カメが休めなくなる。
先ほど、「陸場での長時間の日光浴は危険だよ」という話をしたが、
カメさんが水にすぐ入れるような環境で日光浴をさせるときには、水場に日陰を作るべき。
水が直射日光で温まりすぎるのを防ぐため。
水が温まっていてはカメさんも体を冷やせないし、気持ち良くないでしょ。
ちなみに、
5歳以下の子カメは、自分で水に入る・日陰に移動する判断ができないことがあるので注意。
僕の場合、5歳以下までは屋内飼育をしていた。
まとめ
この記事では、オススメしないカメさんの日光浴のさせ方を例に、正しい日光浴のさせ方について話した。
①ライトのみでの日光浴
②ガラス越しのみでの日光浴
③陸地での長時間の日光浴
④日陰のない日光浴
これらの間違った日光浴はカメの健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意してほしい。
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。