「カメにしっかり日光浴させたい!」
「カメの日光浴中の熱中症が心配…」
このような、カメの日光浴について悩んでいる人のための記事を書きました。
どうも、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しているぴろ(@sato0000006)です。
カメさんの日光浴については、ある程度本で勉強しました。
また、実際の飼育でもカメさんの日光浴をさせてきました。
この記事では、そんな僕の経験からダメな日光浴を例に、カメさんの日光浴について書きます。
ちなみに本記事は僕の経験談を基にしているため、水棲ガメ(リクガメ以外に水辺を好むカメ)の話がメインとなっています。
ご了承ください。
自己紹介
ミドリガメを20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています
目次
カメが日光浴をする理由

まず、カメさんが日光浴をする理由について簡単に整理します。
一般的にはこの4つの理由があるとされています。
① 体温を上げる
② 体の殺菌
③ カルシウムの吸収をよくする
④ 代謝を高めて活発にする
僕自身も専門家ではないので詳しくはないのですが、
日光浴によって体温を上げ、活発化させることで餌の吸収を良くするようです。
また、日光浴で体を乾かすことで病気予防の効果もあるそうです。
つまり、これらの理由だけならガラス越しの日光浴でも意味があります。
ただ、カルシウムの吸収を良くすることだけは紫外線の成分が必要なので、ガラス越しの日光浴だけではダメなようです。
以上、カメさんが日光浴をする理由でした。
オススメしない亀の日光浴の例
ここからはオススメしないカメさんの日光浴を例にして、カメの日光浴の方法について紹介したいと思います。
具体的にはこの4つのダメな例があります。
①紫外線ライトのみでの日光浴
②ガラス越しのみでの日光浴
③陸地での長時間の日光浴
④日陰のない日光浴
それぞれ簡単に説明していきますね。
オススメしない日光浴① 紫外線ライトのみでの日光浴

1つ目のオススメしない日光浴は紫外線ライトのみでの日光浴です。
紫外線ライトの紫外線量ってかなり少ないんですよ。
(特に安い紫外線ライト)
なので、紫外線ライト頼りだと不健康的になる可能性があります。
屋内飼育であれば、
紫外線ライト+週に1,2回はしっかりと太陽の光を当ててあげることが大切。
個人的には、窓の近くに飼育ケースを設置することをオススメします。
網戸でもいいので窓を開けることで太陽光が当たるようになるので。
紫外線ライト頼りなら、なるべく強めの紫外線ライトを使うといいでしょう。
オススメしない日光浴② ガラス越しのみの日光浴
2つ目のオススメしないカメの日光浴は、ガラス越しのみの日光浴です。
ガラス越しの日光も紫外線量が少ないです。
もちろんガラス越しでもカメの体温を上げたり、体を乾かすことで病気の予防にもなります。
ただ、ガラス越しでの日光浴は紫外線量が少ない。
紫外線ライト無しの飼育をしたいなら、
ガラス越しの飼育+週に1,2回の外の光を当ててあげるべき。
ちなみに、僕は一時期の間、
ガラス越しのみ(時々網戸)でカメさんに日光浴をさせていました。
すると、カメさんはビタミン不足で元気がなくなって、餌もあまり食べなくなってしまいました…
(かなりの失敗談です…)
すぐに屋外飼育に切り替えて、日光を浴びさせることでカメさんは元気になりました。
このように、ガラス越しでの日光浴を過信することは危険。
オススメしない日光浴③ 陸地での長時間の日光浴
3つ目のオススメしないカメの日光浴は陸地での長時間の日光浴ですね。
長時間の日光浴は、カメさんの体温が上がりすぎて熱中症になるから。
屋外飼育でカメの日光浴を観察すると、
陸地での日光浴と水の中で泳ぐことを1時間くらいで交互に繰り返していました。
つまり、カメにとって長時間の日光浴は暑すぎてしまうので、定期的に体を冷やす必要があります。
真夏に散歩など外で日光浴させる場合は、1,2時間くらいで切りあげるべきですね。
仮に休ませるための日陰を作っても、熱中症気味のカメがそこまで歩ける保証はないので、
水辺のない場所で日光浴をさせる場合はよく観察する必要があります
絶対に放置してはいけません。
オススメしない日光浴④ 日陰のない日光浴

4つ目のオススメしないカメの日光浴は、日陰のない日光浴です。
水の温度が上がりすぎてしまって、カメさんにとって休みにならないからです。
先ほど、「陸場での長時間の日光浴は危険だよ」という話をしましたが、
カメさんが水にすぐ入れるような環境で日光浴をさせるときには、水場に日陰を作るべきです。
長時間日光に当たった水はかなりぬるくなります。
そんな中で日光浴で上がり過ぎた体温を冷やそうと思っても、意味ないです。
すぐに、熱中症になってしまいます。
水の部分だけ蓋をするなど日陰を作るだけでも水温は上がりにくくなりますよ。
水の近くで日光浴をさせる場合も日陰を作ることも絶対必要。
ちなみに、
5歳以下の子カメはまだ暑くなったら水に入る・日陰に行くことができないことがあります。
なので、5歳以下のカメを直射日光が当たる場所に放置は危険。
(僕の場合は5歳以下までは屋内飼育で飼っていました)
まとめ
この記事では、カメの日光浴について僕の知識と経験をアウトプットしています。
①ライトのみでの日光浴
②ガラス越しのみでの日光浴
③陸地での長時間の日光浴
④日陰のない日光浴
とりあえずこれらの日光浴は危険なので、やらないように気をつけてください。
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。