「カメの冬眠は危険?」
このような、カメさんが冬眠中に死ぬことを心配している人のための記事を書きました。
「カメは冬眠させると死ぬ可能性がある」
どうやらこのような話があるらしい。
僕の場合、
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育していて、当たり前のように毎年冬眠させてきました。
むしろ何もしなくても勝手に寝ていました、、
正直な話をすると、冬眠によるカメさんの死の可能性については最近知ったんですよね…
その事実を知ってから冬眠の危険性について気になったので、カメさんの冬眠の危険性について調べてみました。
この記事では、
学んだ内容や自分の経験を基に、冬眠中にカメさんが死なない対策や冬眠中の安否確認方法についてまとめてみました。
自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています
目次
カメが冬眠で死んでるかどうかの確認
まず、
カメさんが冬眠中に死んでいるかを確認する方法について。
簡単です。
触って反応があるかないか
これだけOK。
もちろんカメさんを少し起こしてしまう行動なので、頻繁に触ることはNGですが、
生きているなら、冬眠中でも反応があるはず。
冬眠といっても、カメさんはずっと眠り続けているわけではないです。
基本的には水温が低くなることで、活動が鈍くなって眠る時間が増えるだけ。
そのため、触れば何かしらの反応をして、また眠りにつきます。
もし反応がないなら、冬眠を中止させ、体を暖めた後にすぐに動物病院で診てもらってください。
カメを冬眠中に死なせない対策
確認する方法はわかったとして、
「カメさんを冬眠中に死なせたくない…」
という誰しもの願いをどうするか、、
その対策を書籍で調べた内容+僕自身の経験を基にまとめてみました。
具体的にはこの4つの対策があると思っています。
① カメの反応を定期的に確認する
② 冬眠に適していないカメの特徴を知る
③ 冬眠中の注意点を把握する
④ カメを冬眠させない
それぞれ簡単に説明していきますね。
① カメの反応を定期的に確認する
まず、カメさんの反応を定期的に確認することが大切。
特に、この2つは定期的に確認するべき。
① 生存しているかどうか
② 様子がおかしくないか
動いているか確認したり、触ってみるなど生存確認は定期的に必要。
さらに、カメさんの様子がおかしくないかも確認する必要があります。
具体的には病気になりかけかどうか、以下の症状について確認します。
・手足が伸びっぱなしになって動かない
・水の中で浮いている
・目が腫れている
・皮膚の様子がおかしい
このように、カメさんの様子がおかしいときはすぐに冬眠を中止して、体を暖めてあげてください。
そして、その後動物病院に連れて行ってあげてください。
② 冬眠に適していないカメの特徴を知る
次に、冬眠に適していないカメさんの特徴を知ること。
基本的に、
・元々熱帯に生息している
引用: カメの飼い方がよくわかる本
・生後2年以内の子カメ
・家に迎えて間もないカメ
・歳をとって弱っているカメ
・健康状態が悪いカメ
・夏から秋にしっかり餌を食べなかったカメ
このような特徴を持つカメさんを冬眠させると、不幸なことになる可能性が高いようです、、
上記で挙げたような特徴を持つ場合は、
冬眠させない選択肢をとることが吉ですよ。
冬眠させない飼育についてはこの記事の中盤で書いています。
③ 冬眠中の注意点を把握する
カメさんの冬眠中の注意点を把握しておくことも絶対必要。
具体的にはこのような冬眠に関する注意点があります。
・飼育ケースは狭くする
・水をたくさん入れる
・定期的にカメの様子を確認する
・光が当たらないようにする
・水温や室温が下がりすぎないようにする
・水温や室温が上がりすぎないようにする
・うるさくない場所で冬眠させる
冬眠の注意点に関しての詳しくは下記の記事で紹介しています。
ぜひ合わせて読んでみてください。
④ カメを冬眠させない
カメを冬眠中に死なせない方法して、
冬眠させない
ことも考えられます。
もちろん温度管理など別の問題もありますが、冬眠による死亡は回避できます。
詳しい方法については次の項目で紹介したいと思います。
カメを冬眠させない飼育
次に、冬の時期にカメさんを冬眠させない方法についてまとめます。
僕自身冬眠させない冬越しをさせたことがないので、
実体験ではないですが、書籍で勉強した内容についてまとめてみました。
冬眠しない飼育方法には3つの注意点があります。
① 屋内で飼育する
② 紫外線ライト必ず利用する
③ 水温が24度~28度にする
カメさんがそもそも冬眠する理由はカメ自身が変温動物であるため、外気温によって体温が下がり行動が鈍くなるから。
冬眠させないなら、冬は屋内飼育がマストということですね。
また、
屋内飼育なので、紫外線ライト・定期的な太陽光を浴びさせる必要があります。
そして、
カメさん自身の体温を上げるためにも、水中ヒーター・ホットスポットライトなどを用いて、
水温を24度~28度にすることが絶対必要です。
カメさんを冬眠させない飼育はこの3点を注意していれば問題ないようです。
冬眠させない飼育については下記の記事で詳しくまとめています。
ぜひ合わせて読んでみてください。
カメと冬眠って相性が良いの?
最後に、
「カメを冬眠させた方がいいのか、冬眠させない方がいいのか」
このテーマについて書いてみたいと思います。
「冬眠させてはいけないカメの特徴を満たしていない」
「温度管理ができる環境」
この2つが揃っていれば、冬眠させてもさせなくても問題ないので、あとは飼い主さんが決めることかなと思います。
ちなみに、僕自身はこのような理由から今のとこは冬眠という選択肢をとっています。
① カメさんの生活スタイルを変えたくないから
② ヒーターの管理の必要がないから
③ 冬眠させることは難しくないから
④ 自然界と似た環境になるから
⑤ 寿命がのびるから
これまで20年間も冬眠させてきた以上、今更の変更は厳しいと判断しました。
まとめ
この記事では、カメが冬眠中に死なせない対策について書きました。
① カメの反応を定期的に確認する
② 冬眠に適していないカメの特徴を知る
③ 冬眠中の注意点を把握する
④ カメを冬眠させない
シンプルでありますが、良い対策になると思います。
ただ、冬眠させないときの温度管理だけは注意ですね。
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。