カメに冬眠をさせるときの注意点を6つ紹介!【実体験】

水棲ガメの飼育
・カメってどうやって冬眠させるの?
・カメを冬眠させるのって危険なの?

このようなカメの冬眠に対して悩みを持つ方のための記事を書きました。

この記事を読んで欲しい方
・カメの飼育初心者の方
・カメの冬眠の実体験を知りたい方
・カメの冬眠の注意点を知りたい方



カメの冬の過ごし方ってちょっと悩みますよね。


自然界と同様に冬眠させるかヒーターを使って冬眠させずに飼うかの2択。


僕はミドリガメを17年間飼育しています。
そして、冬は必ず冬眠させています。



この記事では、カメの冬眠の流れや注意点を僕の経験から紹介したいと思います。

記事の内容
・カメの冬眠の流れ
・カメの冬眠の注意点
・冬眠をさせない方がいいカメの特徴



みなさんの飼っているカメを冬眠させるときの参考になれば嬉しいです。

水棲ガメ
この記事では僕の飼っているカメの経験談を元に書いています。
なので、水棲ガメについての話がメインになっています。
水棲ガメとはリクガメ以外の水辺を好むカメのことでイシガメやクサガメなどが当てはまります。



この記事を書いている人
ミドリガメを17年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメも健康で活発に活動しています



目次

カメの冬眠の流れ

僕は毎年ほぼ同じ流れでカメを冬眠させています。


その流れはこんな感じです。

冬眠の流れ
①気温が下がるとカメが餌を食べなくなる(12月上旬)
②冬眠用の飼育ケースに移す
③気温が上がるとカメが動き出す(3月下旬)



まず、気温が下がってくるとだんだんカメは餌を食べなくなります。


10月の上旬あたりから少しずつ食べる量が減ってきて、12月の上旬にはまったく餌を食べなくなります。



そうなったら冬眠用の飼育ケースに切り替え。
冬眠用の飼育ケースの特徴はこの次に紹介しますね。


冬眠用の飼育ケースに移すと自然とカメは動かなくなり、冬眠します。


そして、3月の上旬頃に気温が上がってくると動き始めます。


動き始めてからは元の飼育ケースに戻して定期的に餌をあげてみて、しっかり食べ始めたら冬眠の終わりです。


こんな感じで僕の飼っているカメは冬を越します。

カメの冬眠の注意点

では次に、カメの冬眠のときの注意点を紹介しますね。

冬眠の注意点
・飼育ケースは狭くする
・水をたくさん入れる
・定期的にカメの様子を確認する
・光が当たらないようにする
・水温が下がりすぎないようにする
・うるさくない場所で冬眠させる



簡単に説明していきます。

注意点① 飼育ケースは狭くする

まず、飼育ケースはあまり大きくしない方がいいですよ。


理由は2つあります。

理由
・狭い方がカメも落ち着くから
・光が当たらないようにしやすいから



まず、狭い飼育ケースの方がカメも落ち着いて冬眠できます。


実際、何度か広いケースで冬眠させようとしましたが、カメがちょこちょこ動くんですよね。
そこで無駄なエネルギーを使うと冬眠中に弱ってしまう可能性があります。


そこで、狭い飼育ケースに切り替えてみました。
すると、カメもあまり動かず冬眠モードに入りました。


動かないので余計なエネルギーを使う心配がありません。


また、狭い飼育ケースの方が置き場所に困らないですよ。


冬眠中は光があまり当たらず静かな場所に飼育ケースを設置する必要があるので、
場所を選べるように小さい飼育ケースの方が良いと思います。

僕はこのような狭い飼育ケースでカメを冬眠させています

注意点② 水をたくさん入れる

2つ目の注意点が水をたくさん入れることですね。


理由もあります。

理由
カメが落ち着くから



ミドリガメ・クサガメなどの水棲ガメに限った話ですが、
水の中の冬眠の方が陸地での冬眠より落ち着くようです。


なので、少し水のを深めに入れて冬眠させるといいですよ。

心配しなくても窒息死することはないです。

注意点③ 定期的にカメの様子を確認する

3つ目の注意点は、定期的にカメの様子を確認することです。


このような理由があります。

理由
冬眠中に病気になる可能性があるから



カメは冬眠中でも病気になる可能性があります。


カメを触ってもまったく動かなかったり、カメが浮いていると危険です。


2週間に1度など定期的にカメの様子を確認することをオススメします。


ちなみに、カメは冬眠中ずっと寝ているわけではないです。
なので、触ってちょっと起きるくらいなら特に問題はないはずです。


ただ、高頻度で触りすぎると無駄なエネルギーを使ってしまいます。
定期的な安否確認程度にしておきましょう。

注意点④ 光が当たらないようにする

4つ目の注意点は、光が当たらないようにすることです。


このような理由があります。

理由
カメが中途半端に起きてしまうから



光が中途半端に当たるとカメは起きてしまいます。
中途半端に起きると餌を食べていないので栄養補給ができないままエネルギーを使うことになります。


そうなるとカメが弱ってしまうので危険です。


光が当たらないように飼育ケースに布をかぶせて冬眠させる、
リビングなどの常に電気がついている場所では冬眠させないなどの工夫をしましょう。

注意点⑤ 水温が下がりすぎないようにする

5つ目の注意点は、水温が下がりすぎないようにするということです。


このような理由があります。

理由
カメが凍死してしまう可能性があるから



水温5度以下は危険ですね。
たぶん冬眠させる場所が悪いです。


家の中の気温が5度以下にならなければ、基本的には水温も5度以下にならないですよ。


また、温度の上がりすぎも中途半端な冬眠になってしまうのでダメですね。


温度が上がりすぎず、下がりすぎない場所で冬眠させましょう。

注意点⑥ うるさくない場所で冬眠させる

6つ目の注意点は、うるさくない場所で冬眠させることです。

理由
カメが中途半端に起きてしまうから



理由は光のときと同様に、カメが中途半端に起きてしまうからです。


なので、テレビの音などの生活音があまり聞こえない場所の冬眠をオススメします。

冬眠をさせない方がいいカメの特徴

最後に、冬眠させない方がいいカメの特徴を紹介します。

・元々熱帯に生息している
・夏から冬眠するまで餌をたくさん食べていない
・弱っている
・生後2年以内
・健康状態が悪い

参照:カメの飼い方がよくわかる本



「カメの飼い方がよくわかる本」によると、このような特徴を持つカメは冬眠させない方がいいそうです。




ただ、これらの特徴に当てはまらない水棲ガメなら基本的に冬眠でOKだと思います。

まとめ

この記事では僕の経験から冬眠の流れと注意点をアウトプットしました。

記事の内容
・カメの冬眠の流れ
・カメの冬眠の注意点
・冬眠をさせない方がいいカメの特徴



カメは基本的に冬眠させた方が自然界と同じような飼育ができるのでオススメです。


カメを冬眠させるときにこの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


下記の記事では、僕のカメの飼育の失敗談を紹介しています。
よかったら読んでみてください。

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