「カメさんの屋内飼育について」
こんなテーマで記事を書いていきます。
僕自身、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
この20年の飼育経験の中で屋内飼育と屋外飼育は半々くらいで行っています。
そのため、それなりの知識と経験は持っているつもりです。
この記事では、僕の経験を基にカメさんの屋内飼育について解説していきます。
こんな流れで話を進めていきます。
・カメの屋内飼育の注意点
・カメの屋内飼育の利点
・カメの屋内飼育の欠点
※ただし、本記事では水棲ガメの内容が主です
水棲ガメ:ミドリガメ、イシガメ、クサガメ、ミシシッピニオイガメなど水辺に生息する亀
カメさんは言葉を話すことはできません。
そのため、僕の知識と経験が100%正しいとは言えません。
ただ、色々失敗をして現在でも健康なカメを飼ってきた経験は皆さんの役に立つと思います。
よかったら読み進めてみてください。
自己紹介
ミドリガメを20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています
カメの屋内飼育の注意点

カメさんを屋内で飼育するときには、いくつか注意点があります。
具体的には以下の8つ。
①日光浴をしっかりさせる
②泳げるスペースを用意する
③脱走しないように対策する
④熟睡できる環境にする
⑤水換えは定期的に行う
⑥冬の飼育方法を考えておく
⑦カメさんの様子を毎日確認する
⑧飼育ケース内の水温を調整をする
これらの注意点を意識することで屋内飼育で困ることはないはずです!
簡単に説明していきますね。
注意点① 日光浴をしっかりさせる
1つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、日光浴をしっかりさせること。
カメさんは日光浴をすることで健康状態を維持します。
そのため、しっかりと日光浴をさせる必要があります。
ちなみに、ガラス越しや安い紫外線ライトのみの日光浴では、紫外線量が少なくカメが不健康になってしまう可能性があります。
そのため、屋内飼育のときは週に1,2回は数時間程度でいいので、外で日光浴をさせることをオススメします。
それこそベランダにカメさんを連れて行くことや網戸越しにでも日光浴させるなど、方法は何でもOK。
週に1,2回の太陽光による日光浴をさせることで、かなり健康に近づきますよ。
紫外線ライトだけで日光浴を完結させたい場合は、強めの紫外線ライトを使用してみてください。
とりあえず、室内でも日光浴をしっかりできる環境を整えましょう。
下記の記事では、カメさんの日光浴について書いています。
よかったら読んでみてください。
注意点② 泳げるスペースを用意する

2つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、カメさんが泳げるスペースを用意すること。
狭い飼育ケースではストレスが溜まるので。
以前、カメさんの大きさの4倍~5倍の狭い飼育ケースでカメさん飼育していたときには、カメさんも出たいアピールで飼育ケースの壁をよじ登ろうとしていました。
そこから、カメさんの7倍~8倍くらいの広い飼育ケースに切り替えたところ、出たいアピールはなくなりました。
このように、カメさんの飼育にはなるべく大きな飼育ケースが必要だと思います。
僕の飼っているカメさんは大きくなって室内に大きな飼育ケースを置くことが困難になりました。
そのため、現在は屋外飼育に切り替えています。
ただ、大きい飼育ケースを屋内に設置できるなら問題ないと思います!
ちなみに飼育ケースはプラ舟がかなりオススメです!
詳しくは下記の記事で紹介しています。よかったら読んでみてください。
注意点③ 脱走しないように対策する
3つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、脱走しないように対策すること。
脱走対策は屋内でも必要。
飼育ケースから落ちたときに怪我をするかもしれないので。
・ネットをかぶせる
・飼育ケースをケージで囲う
・高さのある飼育ケースを採用
このような脱走対策は屋内飼育でも必要ですよ。
注意点④ 熟睡できる環境にする

4つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、夜は熟睡できる環境にすること。
少し僕の失敗談を話しますね。
ワンルームの部屋の中でカメさんを飼育していたとき、
生活音や部屋の明かりによってカメが起きてしまうようなことが何度も起きてしまいました。
それによってカメのストレスになっていたようで、暴れるなど興奮状態になっていたんですね、、
詳しくはこちらの記事で:カメが暴れるときに効果のあったこと6選!【実体験】
熟睡できる環境作りのためにも以下のことに注意!!!!!
・静かになる環境
⇒静かにしてあげましょう。暗くなってきたら生活音が聞こえないようにしましょう。僕自身、室内飼育をしていたときにはカメさんの飼育ケースのある部屋には近づかないようにしていました。
・暗くなる環境
⇒暗くしてあげましょう。飼育ケース内に光が入らないように蓋をしてあげるといいですよ。(密閉しないように少しだけ隙間を空けるようにするといいです)
カメさんの睡眠についての詳しくはこちら:カメさんが寝るときの注意点を紹介!【20年の飼育経験】
注意点⑤ 水換えは定期的にする
5つ目の屋内飼育の注意点は、水換えは定期的にすること。
屋内飼育は外気の汚れの影響を受けないので、屋外飼育と比べて水は汚れにくいですが、
それでも食べ残しや糞で水は汚れます。
カメさんはその汚くなった水を飲むので、定期的な水換えは必須!!!
最低でも週に2回は水換えをすることをオススメします!
注意点⑥ 冬の飼育方法を考えておく

6つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、冬の飼育方法を考えておくこと。
変温動物のカメは気温が低くなりすぎると活動できなくなるので何かしらの対策が必要です。
・冬眠させる
・ヒーターを使って水温を上げて飼育
基本的には冬の間はこのどちらかの飼育になるとと思います。
僕は子ガメの頃から冬の間は冬眠をさせてきました。
小さい飼育ケースに移して布をかぶせて、外の光が当たらないようにして部屋の隅っこで冬眠させています。
冬の間の飼育については、しっかり考えておきましょう。
(冬眠できないカメも存在するので確認しておきましょう。)
注意点⑦ カメさんの様子を毎日確認する
7つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、カメさんの様子を毎日確認すること。
例えば、ただ餌をあげるだけでなく、
・餌をしっかり食べきっているか
・目の周りが白くないか
・ピーピーと鼻から音がしないか
・元気はあるか
・暴れていないか
上記のこともしっかり確認するべきです!
カメさんは普通に病気になります。
そして、人間と同じように早めに対応するためにも、病気の予兆はなるべく早く気付く必要があります。
そのため、忙しくてもカメの様子は定期的に確認しましょう。
注意点⑧ 飼育ケース内の水温を調整をする
8つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、飼育ケース内の水温を調整をすること。
僕が室内飼育で飼育していた頃は起こらなかったですが、
室内温度が上がりすぎて、カメの飼育ケースの水温も上がってカメが熱中症になる可能性がある話を聞きました。
そのため、水温を測って30度以上なら少し対策が必要なようですね。
例えば、真夏はこのような対応が必要。
・室温が35度以上にならないようにする
・直射日光が当たりすぎないようにフタなどをする
(飼育ケースの半分をフタで覆うなど)
室内飼育でも、カメさんの熱中症には注意ですね。
カメの屋内飼育の利点

次に、カメさんを屋内で飼育する利点についてまとめます。
①子ガメにとっては屋内飼育が最適
②カメさんの様子を確認しやすい
③屋外飼育で起こる心配がない
すごいザックリとした内容にはなりますが、それぞれ簡単に説明しますね。
利点① 子ガメにとっては屋内飼育が最適
1つ目のカメさんの屋内飼育の利点は、子ガメにとっては屋内飼育が最適ということ。
子ガメの場合、下記の理由から屋外飼育はオススメできないです!
・温度調整が上手くできず、太陽光での日光浴中に熱中症の危険性があるため
・体調を崩しやすいので、いつでも観察できるしたいため
子ガメを飼育するなら、まずは屋内が良いと思います。
利点② カメさんの様子を確認しやすい

2つ目のカメさんの屋内飼育の利点は、カメさんの様子を確認しやすいことです。
屋外も窓際に飼育ケースを設置すれば、気軽にカメさんを観察できます。
しかし、屋内飼育の方がカメさんを観察はしやすいですね。
かわいいカメを見ていると癒されるので良いですよね。
また、病気にも気付きやすいです。
カメの様子を確認しやすいのは屋内飼育の利点ですね。
利点③ 屋外飼育の心配がない
3つ目の屋外飼育の利点は、屋外飼育で起こる心配がないことですね。
屋外飼育の心配とは?
例えばこのような心配があります。
・直射日光による熱中症
・脱走によるカメとの別れ
・天敵から襲われる
正直、あまり起こらないかもしれないですが、屋内飼育の場合これらの心配はないですよね。
ちなみに下記の記事では、屋外飼育について紹介しています。
よかったら読んでみてください。
カメの屋内飼育の欠点

最後に、カメさんの屋内での飼育の欠点についてまとめます。
主にこの2つですね。
①飼育環境を整える必要がある
②少しの出費と準備が必要
それぞれ簡単に説明していきます。
欠点① 飼育環境を整える必要がある
1つ目のカメさんの屋内飼育の欠点は、飼育環境を整える必要があること。
注意点でもいくつか紹介しましたが、下記のような室内環境を整える必要がありますね。
・広い飼育ケース
・カメさんが夜に安眠できる環境
・室内でも日光浴をさせる環境
ちなみに僕の場合は、広い飼育ケースを室内に設置することが困難でした。
そのため、カメさんが大きくなった今は屋外飼育に切り替えました。
飼育環境を整えることができたら、屋内飼育でも問題はないですね。
欠点② 少しの出費と準備が必要
2つ目の屋内飼育の欠点は、少しの出費と準備が必要だということ。
主に、紫外線ライトを使用する場合は導入にお金がかかりますよね。
紫外線ライトは強めのものを購入すると、そこそこ高い。
まあ、屋外飼育に比べてプチデメリットあるよくらいの感覚。
まとめ
この記事では、カメの室内飼育の僕の知識と経験をアウトプットしました。
屋内飼育と屋外飼育はどちらもメリット・デメリットがあるので自分で選ぶことが重要です。
そのときにこの記事が役に立つと嬉しいです。
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。