カメの飼育で使う陸地はレンガ?自作?【条件を満たせば基本何でもOK】

水棲ガメの飼育

カメさんの飼育で使う陸地は、レンガ、自作、石でも下記の条件を満たしていればどれでも問題は無い。

・水につからない高さがある
 ※水の量はカメさんの高さの2倍以上
 ※カメさんが脱走しないよう注意
・カメさんが簡単に登ることができる
・カメの甲羅以上の大きさがある

 ※飼育ケースはなるべく大きいモノを使う
・なるべく平坦になっている
・崩れないようになっている



こんなテーマについて話していく。

カメさんの飼育で使う陸地について悩んでいる人は読んでみて。


自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育している。
これまで様々な飼い方を試してきましたが、今も元気に生きています。


カメの陸地の注意点

水棲ガメの飼育用の陸地を選ぶときには、以下のような注意点がある。

・水につからない高さがある
・カメさんが簡単に登ることができる
・カメの甲羅以上の大きさがある
・なるべく平坦になっている
・崩れないようになっている

これらを満たしていれば、陸地はレンガでも自作したものでも何でもいいと思ってて。

それぞれ簡単に補足させて下さい。

注意点① 水につからない高さがある



1つ目の陸地の注意点は、水につからない高さがあること。



カメさんは日光浴で体全体を乾かすことで、殺菌して病気を予防しているので。

そのため、陸地が水につかっていると体全体が乾かないので適切ではない。


またカメさんは泳ぐことも好きなので、ある程度の水の量も必要。

そのため、その水かさよりも高い陸地が必要になる。


陸地は高さが重要。

注意点② カメさんが簡単に登ることができる

2つ目の陸地の注意点は、カメが簡単に登れるようにすること。


先ほどカメの陸地には高さが必要だよという話をした。

しかし、例えば闇雲にレンガを積んでしまうことでカメさんが登れなければ意味がない。

・レンガを階段状に積む
・坂のような陸地を使う

このようにカメが簡単に登ることができる陸地にする必要がある。

僕は階段のようにレンガを積んでる

注意点③ カメの甲羅以上の大きさがある

3つ目の陸地の注意点は、陸地の面積をカメの甲羅以上の大きさにすること。



カメの甲羅よりも小さい陸地では不安定になってしまうので、、

日光浴中を長く続けるうえで、弊害になる。



例えば、神社の池にいるカメさんたちもみな自分よりも大きな陸地で日光浴をしてるよねー



陸地はカメさんの甲羅以上の大きさにすることも絶対必要。

注意点④ なるべく平坦になっている



4つ目の陸地の注意点は、なるべく平坦になっていること。



平坦になっていないと、カメさんが登った時に安定しない。

不安定な場所では気になって気持ちいい日光浴ができないでしょ。



また、表面がザラザラしすぎていると、カメさんの甲羅に傷がついてしまうかもしれない。

デコボコしている陸地ではなく、なるべく平坦な陸地が良いよ。

注意点⑤ 崩れないようになっている

5つ目の注意点は、崩れないような陸地にすること。 


まあ当然。

崩れてしまっては、日光浴どころではないので。


そのためにも、

・自作時にはしっかりと固定する
・レンガや石を積むときには崩れないようにする


このように陸地が崩れないことを意識するべき。

カメの陸地にレンガは不向き?

上記の注意点を意識できていたら、カメさんの陸地は何でも問題ない。


例えば、レンガなんかは安く陸地として利用できるのでオススメ。

階段のように積めば、登ることにも困らない。



ただ、たまにホームセンターにはボロボロと崩れやすいレンガもある。

買う前には触ってみて確認することをオススメする。



デメリットはそれくらいで基本はレンガは陸地にはオススメ。

カメの陸地は自作がいい?

カメさんの陸地を自作する方も多いみたいね。


僕はレンガで満足しているので陸地の自作はしたことないが、調べてみると良さそうな陸地を作っている方もいらっしゃるようです。

(ググれば無限に出てくるよ)


ただ、崩れたり壊れない陸地となると素人では難しいかもね。

出来栄えを確認しつつ、試行錯誤することになりそう。
#それはそれで楽しそう

カメの陸地に関する他の注意点



最後に、陸地に関連する飼育環境の注意点について。

・水の量はカメさんの高さの2倍以上にする
・飼育ケースは大きいモノを使う
・カメさんが脱走しないようにする

それぞれ補足させて。

注意点⑥ 水の量はカメの高さの2倍以上にする

水の量はカメの高さの2倍以上にするべき。



ある程度水の量がないとカメさんが泳げないからね、、

泳げないと運動不足にもなるし、何よりもたぶんカメさんは泳ぐことも好きだと思うので。



そのためにも、水の量は甲羅の2倍以上必要だと思ってて。

それに合わせて陸地も高くする必要があるね。

注意点⑦ 飼育ケースは大きいモノを使う



飼育ケースは大きいモノを選ぶべき。



狭い飼育ケースでは、動きづらくストレスを抱えるので。



実際、僕の飼っているカメさんも甲羅の4,5倍くらいの大きさの飼育ケースで飼っていた頃は、頑張って脱走しようと飼育ケースをよじ登ろうとしていた。


しかし、

カメの甲羅の7,8倍の大きさの飼育ケースに切り替えたときにはカメさんが脱走する動きがなくなった。



広いケースを採用するときには、それに合わせた陸地も必要。

もちろん陸地も闇雲に大きくするのではなく、泳がせるためにも陸地以外のスペースは確保するように!



下記の記事では、カメの飼育ケースにはプラ舟が最適かもねという話をしている。
よかったら読んでみてください。

カメの飼育ケースにプラ舟が最適な理由を紹介!【実体験】

注意点⑧ カメさんが脱走しないようにする

カメさんが脱走しないように注意することも大切。


陸地を高くしすぎて簡単に脱走できてしまうと、脱走時に落ちた衝撃でケガをすることもあるし、脱走先で熱中症になる可能性もある。

このような対策は必須。

・高さのある飼育ケースを採用
・ネットをかぶせる

・周りをケージで囲う

陸地が高すぎると脱走させてしまうことになるので注意ね。




今となっては上記のようにネットをしなくても脱走の恐れがなくなったので、ネットは使わなくなりました。

詳しくはこちらの記事で→カメが脱走しないようにするのは簡単!?【17年間の経験談】



脱走対策のためにも、一応陸地の高さは注意!

まとめ

この記事では、カメさんの飼育で使う陸地について話した。

陸地はレンガでも自作でも石でも下記の条件を満たしていれば問題ない。

・水につからない高さがある
 ※水の量はカメさんの高さの2倍以上
 ※カメさんが脱走しないよう注意
・カメさんが簡単に登ることができる
・カメの甲羅以上の大きさがある

 ※飼育ケースはなるべく大きいモノを使う
・なるべく平坦になっている
・崩れないようになっている



以上。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】