カメの冬眠の準備とやり方の実例を紹介!【毎年冬眠させてます】

水棲ガメの飼育

「カメさんの冬眠の準備について」

こんなテーマで記事を書いていきます。



僕自身、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育している一般男性です。

そろそろ僕の飼っているカメさんも冬眠に入るので、

備忘録程度ではありますが、その準備と冬眠の仕方についてまとめてみたいと思います。

こんな流れで話を進めていきます。

・カメを冬眠させる前に確認すること
・カメを冬眠させるときの準備
・カメを冬眠させるときの注意点

この記事を読むことで、カメさんを冬眠をさせるときの助けになれば嬉しいです。
(本記事ではリクガメではなく、水棲ガメについて主に話しますね)

自己紹介
ミドリガメを20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています


カメを冬眠させる前に確認すること

まず、カメさんを冬眠させる前に確認することについて書きます。

あなたの飼っているカメさんは冬眠させてもよいか、それともダメか
ここを確認する必要があります。


一般的には以下のような特徴を持つカメさんを冬眠させることは推奨されていません。

・元々熱帯に生息している
・生後2年以内の子カメ
・家に迎えて間もないカメ
・歳をとって弱っているカメ
・健康状態が悪いカメ
・夏から秋にしっかり餌を食べなかったカメ

引用:カメの飼い方がよくわかる本

これらの特徴のあるカメさんは冬眠に耐えることができず、死んでしまう可能性があります。

まずは自分の飼っているカメさんが冬眠できるかどうかの確認してみてください。

カメを冬眠させるときの準備

では、カメさんを冬眠させることを決めた後の話をします。

カメを冬眠させるときの準備について毎年のルーティンはこんな感じ。

①11月に冬眠の準備をする
②飼育ケースを冬眠用に切り替える
③冬眠させる周りの環境

それぞれ簡単に説明していきますね。

① 11月に冬眠の準備をする

まず冬眠の準備を始める時期についてです。

冬眠の準備をする時期は11月。

だいたい最高気温が20度以下となり屋外飼育が困難になってきた頃に冬眠の準備を始めます。



ちなみに水棲ガメの場合、水温が10度以下になると自然と冬眠を始めます。

僕の飼っているカメさんも11月中旬から12月の中旬の間のどこかで毎年冬眠を開始していますね。



冬眠の準備についてですが、2つのポイントがあります。

・飼育ケース
・周りの環境

次より紹介していきます。

② 飼育ケースを冬眠用に切り替える

まず、冬眠のときの飼育ケースですが、僕は毎年こんな感じで冬眠させています。

・水を深めに入れる
→水の中で冬眠させるため。カメが浮かびあがらないように甲羅の高さの2,3倍くらい水を入れます。最悪溺れないように一応レンガは飼育ケース内に入れています。

・水槽を狭くする
→広いと動き回れて落ち着かなくなるため。

・フタをする
→光が入らないようにするため。完全にフタをすると空気が入らない&カメの安否を確認できないので少し空けています。

・透明ではないケースにする
→光が入りにくいようにするため。



画像だとこんな感じで冬眠させています。
(撮るために明るくしたら起きちゃいました笑)



普段は暗くしています。

③ 冬眠させる周りの環境

最後に冬眠をさせるときの周りの環境について書きたいと思います。

ここに気をつければOK。

・常に明るくならない場所
・水温が10度以下となる場所
・カメの安否を気軽に確認できる場所
・うるさくない場所


僕の場合は、廊下にカメの冬眠用の飼育ケースを設置しています。


まず、暖房のきいている部屋はアウトです。

カメの体温も上がり中途半端に活発的になります。

記事の最後に冬眠の注意点を書いていますが、中途半端な冬眠はカメのエネルギーを使うため弱る可能性が高くなります。



また、廊下の電気をつけっぱなしにすることはないので常に明るくないです。

そして気軽に安否を確認できる。

ワンルームの我が家では、廊下が最も良い環境です。


自分の家の中の最適な冬眠スポットを探すことを強くオススメします。

カメを冬眠させるときの注意点

最後に、カメさんを冬眠させるときの注意点について書きたいと思います。

カメさんの冬眠は少し間違えると健康に害がでてしまう可能性があります。

そんなことにならないためにも、これまでの内容と被るかもしれませんが、僕は以下のことに注意をしています。

・飼育ケースは狭くする
・水をたくさん入れる
・定期的にカメの様子を確認する
・光が当たらないようにする
・水温が下がりすぎないようにする
・うるさくない場所で冬眠させる

ちなみに生まれて数ヶ月の子ガメに関しては冬眠に耐えることができない可能性があるので、そもそも冬眠はオススメしないです。



下記の記事では、カメの冬眠に関する注意点について詳しく紹介しています。

よかったら読んでみてください。

カメに冬眠をさせるときの注意点を6つ紹介!【実体験】

まとめ

この記事では、冬眠させるやり方について紹介しました。

冬眠させるかさせないかは飼い主さんの自由だとは思いますが、

冬眠させるときはカメさんが弱らないように工夫する必要があります。

冬眠させるときにこの記事が役に立てば嬉しいです。



以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】