ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年飼った人の失敗談。
① 日光浴のさせ方が下手だった
② 水換えの頻度が週に1回
③ 砂利石を過信しすぎた
④ 餌を食べる様子を確認していなかった
⑤ 飼育ケースが狭すぎた
⑥ 水の量が少ない
⑦ 水換えに時間をかけている
⑧ 無理に屋内で飼おうとした
こんなテーマについて話していく。
カメの飼育に興味のある人は読んでみて。
自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています
目次
カメの飼育の失敗談8選
さっそく、
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年飼育した人の、カメの飼育に関する失敗談について話す。
① 日光浴のさせ方が下手だった
② 水換えの頻度が週に1回
③ 砂利石を過信しすぎた
④ 餌を食べる様子を確認していなかった
⑤ 飼育ケースが狭すぎた
⑥ 水の量が少ない
⑦ 水換えに時間をかけている
⑧ 無理に屋内で飼おうとした
それぞれ簡単に補足させてください。
失敗① 日光欲のさせ方が下手だった
1つ目の失敗談は、日光浴のさせ方が下手だったこと。
与える紫外線量が弱すぎて、カメが病気気味になってしまったことがある
#現在は完治済み
当時の僕は屋内飼育をしていて、窓の近くに水槽を置いて日光浴をさせていた。
ぶっちゃけ窓ガラス越しの日光浴では紫外線量が足りなかったよう、、
#せめて網戸越しなら問題なかったかも
また、弱めの紫外線ライトのみを使った飼育も危険。
やはり週に2,3回は1時間でも良いのでしっかり太陽光を当てるべき。
日光浴をしっかりとさせるためにも短時間でもいいので、太陽光をきちんと当てることをオススメする。
(もちろん、熱中症に注意しつつ)
カメさんの日光浴に関しては詳しくは下記の記事で紹介している。
よかったら読んでみてください。
カメの日光浴の時間は?ライトでいいの?【ダメな日光浴を例に解説】
失敗② 水換えの頻度が週に1回
2つ目の失敗談は、水換えの頻度が週に1回程度だったこと。
水換えの頻度が少ないことでこのような悪いことが起こる。
・汚い水をカメが飲んでしまい健康的に良くない
・水槽が臭くなる
昔の僕は週に1回しかカメさんの飼育ケースの水換えをしていなかった。
水の濁り具合はギリギリ透明だったので大丈夫だと思っていたが、調べてみると水換えは1週間に1度では少ないらしい。
色々試してみて、週に2,3回は水換えは必要だと今は考えている。
実際、1週間ぶりにする水換えってめちゃ汚れているし臭いよね、、
水換えなんて効率良くすれば、20分もかからない。
朝少し早く起きるだけで、できちゃう。
水換えは3日に1度以上してほしい。
カメさんの効率的な水換えについては下記の記事で紹介しています。
よかったら読んでみてください。
失敗③ 砂利石を過信しすぎた
3つ目の失敗は、砂利石を過信しすぎたこと。
・カメさんが歩きやすくなる
・汚れた水を濾過してくれる
昔はこれらを期待して、砂利石を採用していた。
しかし、後になって砂利石を採用する必要はないと感じるようになった。
このような理由がある。
・ぶっちゃけ水の汚れ具合は変わらないから
・水換えの手間が増えるから
ぶっちゃけ砂利石を入れても入れなくても水の汚れ具合はそこまで変わらなかった。
むしろ、砂利石を洗うという水換えの工程が増えるのでやっかい。
また、飼育ケース内の水かさを深くすることでカメさんの歩きやすさは変わらないように思える。
砂利石は水換えの手間を増やすので、今はもう使っていない。
下記の記事では砂利石についてもう少し深掘りしている。
よかったら読んでみてください。
カメの飼育に砂利石を使った失敗談【超効率的な飼育を目指すなら不要】
失敗④ 餌を食べる様子を確認していなかった
4つ目の失敗は、餌を食べる様子を確認しなかったこと。
具体的にはこのような状況。
「カメの餌を食べる量が減っていることに無関心で、病気気味だったことに気付かなかった」
当時の話を簡単にする、、
言い訳になるが、当時の僕はかなり忙しかった、、
朝にカメさんに餌を与えて、食べる様子も確認しないで研究室(当時の僕は学会発表前の大学院生)に向かい、夜中に家に帰ってきて、餌の食べ残しを回収するような生活をしていた。
そんな生活の中、久しぶりの何もない休日にようやく異変に気付いた。
カメさんがほとんど餌を食べていない。
たしかに忙しかった頃も「餌の食べ残しを回収する量が多いな」とは少し気になってはいた。
でも、忙しさに負けてそんなことをちゃんと考えている余裕がなかった
まあ言い訳、飼い主失格でした。
餌をあまり食べていないことに気付いてからは、
環境を整えるために、ほぼ毎日水を換えて、日光浴をさせてみた。
なんだかんだ、効果があったのか1週間くらいで餌を普通に食べるようになった。
もう少し気付くのが遅かったらどうなっていたことか…
カメの様子をしっかり確認しなかったのは大きな失敗。
とても反省している。
失敗⑤ 飼育ケースが狭すぎた
5つ目の失敗談は、飼育ケースが狭かったこと。
飼育ケースが狭いことで、このような弊害が出てくる。
・カメがのびのび泳げない
・カメが水槽の端っこに向かってバタバタさせている
当時カメの水槽として、カメさんの大きさ5倍程度の水槽で飼育していた。
しかし、それでは小さかったようで、
ずっと水槽の端っこに向かって泳ぐような、外に出たいアピールをしていた。
カメさんの体の5倍の広さもあれば十分だと思っていましたが、足りないみたい、、
その証拠にカメさんの水槽を大きくしたところ、外に出たいアピールはかなり減った。
ちなみに現在、飼育ケースにはプラ舟を採用している。
大きい、丈夫、安いの最高の飼育ケース。
下記の記事にて詳しく紹介しています。
ぜひ合わせて読んでみてください。
失敗⑥ 水の量が少ない
6つ目の失敗は、水の量が少ないこと。
5つ目の失敗と似ているかな。
飼育ケース内の水の量が少ないことで、このような弊害が出てくる。
・すぐに水槽が汚れる
・カメにとってストレスになる
この失敗談はミドリガメなど水辺に住む水棲ガメ(リクガメ以外のカメ)に特に当てはまる。
水棲ガメは基本泳ぐことをメインとしている。
水の量が少なく、簡単にカメさんの足が底についてしまうとストレスになってしまうらしい。
水の量が少なめの時にはストレスからか、端っこで泳ぎ続ける出たいアピールをしていた。
しかし、水の量を増やすことで水槽から出たいアピールは減った。
あとは水の量が少ないと、水と汚れの比率的に汚れやすくなる。
水かさを増やすことで、汚れやすいさも改善する。
飼育ケース内の水かさは最低でも甲羅の高さの2倍くらいにしておきたい。
失敗⑦ 水換えに時間をかける
7つ目の失敗は、水換えに時間をかけてしまっていたこと。
カメの水換えなんてすぐに終わらせるべき。
手間がかかって時間がかかるほど面倒くさくなり、水換えの頻度が減ってしまう。
僕は効率悪い水換えを数年間続けていて1回の水換えで1時間以上かけていた。
しかし、
今では当時より飼育ケースは大きくなったが、飼育ケースの掃除も込みで15分くらいで楽に終わらせている。
もちろん手を抜いているわけではない。
方法についてはまた、下記の記事で紹介している。
水換えを簡易化することで、水換えを高頻度で行うことができるようになる。
失敗⑧ 無理に屋内で飼おうとした
最後の失敗談は、カメさんを無理に屋内で飼おうとしたこと。
屋内飼育は日光浴をしっかりさせることなど環境を整えるのがちょっと難しい。
また、水槽の設置場所問題もある。
特に、今の僕の飼っている15センチくらいのそこそこ大きいカメの場合、屋内飼育はかなり難しい。
しかし、それでも僕は長い間屋内飼育にこだわっていた。
結果、
・夜の部屋の明かりがカメのストレスになる
・日光浴がうまくできない
・水槽を大きくすることが困難
このようなことが起きていた。
大きなカメを室内で飼うことは難しいこと。
特に、水棲ガメの場合は水の入った大きな飼育ケースが必要なので厳しい…
そんな屋内飼育はあきらめて、今では屋外飼育で飼育している。
屋外飼育に切り替えてからの方がカメさんもしっかりと日光浴をしていて、気持ちよさそう。
ちなみに屋外飼育でもカメさんの様子は普通に確認できるので屋内飼育とあまり差はない。
カメさんの屋内飼育と屋外飼育については下記の記事で詳しく紹介しています。
よかったら読んでみてください。
まとめ
この記事ではカメの飼育に関する8つの失敗談を紹介しました。
① 日光浴のさせ方が下手だった
② 水換えの頻度が週に1回
③ 砂利石を過信しすぎた
④ 餌を食べる様子を確認していなかった
⑤ 飼育ケースが狭すぎた
⑥ 水の量が少ない
⑦ 水換えに時間をかけている
⑧ 無理に屋内で飼おうとした
同じような失敗をしているかもと思ったら、何かしらの工夫を考えてみてください。
以上。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。