カメさんの屋内飼育の注意点について話す【20年の飼育経験から解説】

水棲ガメの飼育

カメさんの屋内飼育のときにはこんなことに注意してみて。

①日光浴をしっかりさせる
②泳げるスペースを用意する
③脱走しないように対策する
④熟睡できる環境にする
⑤水換えは定期的に行う
⑥冬の飼育方法を考えておく
⑦カメさんの様子を毎日確認する
⑧飼育ケース内の水温を調整をする



こんなテーマについて話していく。

カメさんの屋内飼育に興味のある人は読んでみてください。

※ただし、本記事では水棲ガメの内容が主です
 水棲ガメ:ミドリガメ、イシガメ、クサガメ、ミシシッピニオイガメなど水辺に生息する亀


自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています



カメの屋内飼育の注意点



カメさんを屋内で飼育するときには、いくつか注意点がある。

具体的には以下の8つ。

①日光浴をしっかりさせる
②泳げるスペースを用意する
③脱走しないように対策する
④熟睡できる環境にする
⑤水換えは定期的に行う
⑥冬の飼育方法を考えておく
⑦カメさんの様子を毎日確認する
⑧飼育ケース内の水温を調整をする

簡単に補足させてください。

注意点① 日光浴をしっかりさせる

1つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、日光浴をしっかりさせる必要があること。



カメさんは日光浴をすることで健康状態を維持する。

そのため、しっかりと日光浴をさせる必要がありますと。

ちなみに、

ガラス越しや安い紫外線ライトのみの日光浴では、紫外線量が少なくカメが不健康になってしまう可能性がある。



そのため、週に1,2回は数時間程度でいいので、外で日光浴をさせることをオススメする。

それこそベランダにカメさんを連れて行くことや網戸越しにでも日光浴させるなど、方法は何でもOK。

週に1,2回の太陽光による日光浴をさせることで、かなり健康に近づきますよ。


紫外線ライトだけで日光浴を完結させたい場合は、強めの紫外線ライトを使用してみてください。

ちょっとお値段するかもしれないが、、



とりあえず、屋内飼育では日光浴をしっかりできる環境を整える必要がある。

下記の記事では、カメさんの日光浴について書いています。
よかったら読んでみてください。

ライトなしのカメの飼育ってどうなの?【5つの注意点を紹介】

注意点② 泳げるスペースを用意する



2つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、カメさんが泳げるスペースを用意すること。

狭い飼育ケースではストレスが溜まるので

以前、カメの大きさの4倍~5倍の狭い飼育ケースでカメさん飼育していたときには、カメさんも出たいアピールで飼育ケースの壁をよじ登ろうとしていました。

そこから、カメの7倍~8倍くらいの広い飼育ケースに切り替えたところ、出たいアピールは格段に減った。


このように、カメさんの飼育にはなるべく大きな飼育ケースが必要になる。


僕の飼っているカメさんは大きくなって室内に大きな飼育ケースを置くことが困難になったので、現在は屋外飼育に切り替えている。

まあ、大きい飼育ケースを屋内に設置できるなら何も問題ない。


ちなみに飼育ケースはプラ舟がかなりオススメ。

詳しくは下記の記事で紹介しているので、よかったら読んでみてください。

カメの飼育ケースにプラ舟が最適な理由を紹介!【実体験】

注意点③ 脱走しないように対策する

3つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、脱走しないように対策すること。


脱走対策は屋内でも必要。

飼育ケースから落ちたときに怪我をするかもしれないので。

・ネットをかぶせる
・飼育ケースをケージで囲う
・高さのある飼育ケースを採用

このような脱走対策は屋内飼育でも必要。

注意点④ 熟睡できる環境にする



4つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、夜は熟睡できる環境にすること。


少し僕の失敗談を話させてください。

ワンルームの部屋の中でカメさんを飼育していたとき、

生活音や部屋の明かりによってカメが起きてしまっていた。

それによってカメのストレスになっていたようで、暴れるなど興奮状態になっていたみたい、、
詳しくはこちらの記事で:カメが暴れるときに効果のあったこと6選!【実体験】



熟睡できる環境作りのためにも以下のことに注意!!!!!

・静かになる環境
⇒静かにしてあげましょう。暗くなってきたら生活音が聞こえないようにしましょう。
 僕自身、室内飼育をしていたときにはカメさんの飼育ケースのある部屋には近づかないようにしていた。

・暗くなる環境
⇒暗くしてあげましょう。飼育ケース内に光が入らないように蓋をしてあげるといいですよ。
 (密閉しないように少しだけ隙間を空けるようにするといいよ)



当たり前のことを書いただけかもだが、静かに暗くさせることが重要。


カメさんの睡眠についての詳しくはこちら:カメさんが寝るときの注意点を紹介!【20年の飼育経験】

注意点⑤ 水換えは定期的にする

5つ目の屋内飼育の注意点は、水換えを定期的にすること。


屋内飼育は外気の汚れの影響を受けないので、

屋外飼育と比べて水は汚れにくいですが、それでも食べ残しや糞は水を汚す。



カメさんはその汚くなった水を飲むので、定期的な水換えは必須!!!

最低でも週に2回は水換えをすることをオススメする。



屋内飼育だと水の排水などが大変かもしれないが、そこは工夫が必要

注意点⑥ 冬の飼育方法を考えておく



6つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、冬の飼育方法を考えておくこと。


変温動物のカメは気温が低くなりすぎると活動できなくなるので何かしらの対策が必要。

・冬眠させる
・ヒーターを使って水温を上げて飼育

基本的には冬の間はこのどちらかの飼育になると思ってて。



僕は子ガメの頃から冬の間は冬眠をさせてきた。

小さい飼育ケースに移して布をかぶせて、外の光が当たらないようにして部屋の隅っこで冬眠させています。


冬の間の飼育については、対策要!
(冬眠できないカメも存在するので確認しておきましょう。)



詳しくはこちらの記事で→カメの冬眠の準備とやり方の実例を紹介!【毎年冬眠させてます】

注意点⑦ カメさんの様子を毎日確認する

7つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、カメさんの様子を毎日確認すること。


例えば、ただ餌をあげるだけでなく、

・餌をしっかり食べきっているか
・目の周りが白くないか
・ピーピーと鼻から音がしないか
・元気はあるか
・暴れていないか

上記のこともしっかり確認するべき!



カメさんは普通に病気になる。

そして、人間と同じように病気には早めに対応するためにも、病気の予兆はなるべく早く気付く必要がある。


そのため、忙しくてもカメの様子は定期的に確認した方がいい。

注意点⑧ 飼育ケース内の水温を調整をする

8つ目のカメさんの屋内飼育の注意点は、飼育ケース内の水温を調整をすること。


僕が室内飼育で飼育していた頃は起こらなかったが、

密閉された室内の温度が上がりすぎて、カメの飼育ケースの水温も上がってカメが熱中症になる可能性があるらしい。


そのため、水温を測って30度以上なら少し対策が必要と思われます。


例えば、こんな感じ。

・室温が35度以上にならないようにする
・直射日光が当たりすぎないようにフタなどをする
 (飼育ケースの半分をフタで覆うなど)



室内飼育でも、カメさんの熱中症には注意が必要。

カメの屋内飼育の利点



次に、カメさんを屋内で飼育する利点についてまとめます。

①子ガメにとっては屋内飼育が最適
②カメさんの様子を確認しやすい
③屋外飼育で起こる心配がない


すごいザックリとした内容にはなりますが、それぞれ簡単に説明しますね。

利点① 子ガメにとっては屋内飼育が最適

1つ目のカメさんの屋内飼育の利点は、子ガメにとっては屋内飼育が最適ということ。


子ガメの場合、下記の理由から屋外飼育はオススメできない。

・温度調整が上手くできず、太陽光での日光浴中に熱中症の危険性があるため
・体調を崩しやすいので、いつでも観察できるしたいため

ということで、子ガメを飼育するならまずは屋内。

利点② カメさんの様子を確認しやすい



2つ目のカメさんの屋内飼育の利点は、カメさんの様子を確認しやすいこと。


屋外飼育でも窓際に飼育ケースを設置すれば、気軽にカメさんを観察できる。

しかし、当たり前の話ではあるが、屋内飼育の方がカメさんを観察はしやすい。


かわいいカメを見ていると癒されるので良き。


カメの様子を確認しやすいのは屋内飼育の利点。

利点③ 屋外飼育の心配がない

3つ目の屋外飼育の利点は、屋外飼育で起こる心配がないこと。

屋外飼育の心配とは?

例えばこのような心配がある。

・直射日光による熱中症
・脱走によるカメとの別れ
・天敵から襲われる



屋外飼育でもあまり起こらないことかもしれないですが、

屋内飼育の場合これらの心配はない。

このあたりの安心感も屋内飼育のメリット。



ちなみに下記の記事では、屋外飼育について紹介しています。
よかったら読んでみてください。

カメの屋外飼育の注意点を7つ紹介!【17年間の経験談】

カメの屋内飼育の欠点

最後に、カメさんの屋内での飼育の欠点についてまとめる。

主にこの2つ。

①飼育環境を整える必要がある
②少しの出費と準備が必要

それぞれ簡単に説明していきます。

欠点① 飼育環境を整える必要がある

1つ目のカメさんの屋内飼育の欠点は、飼育環境を整える必要があること。


屋内飼育の注意点でもいくつか紹介したが、下記のような室内環境を整える必要がある。

・広い飼育ケース
・カメさんが夜に安眠できる環境
・室内でも日光浴をさせる環境


ちなみに僕の場合は、広い飼育ケースを室内に設置することが困難だったかなー

そのため、カメさんが大きくなった今は屋外飼育に切り替えた。


飼育環境を整えることができたら、屋内飼育でも問題はない。

欠点② 少しの出費と準備が必要

2つ目の屋内飼育の欠点は、少しの出費と準備が必要だということ。


主に、紫外線ライトを使用する場合は導入にお金がかかる。

紫外線ライトは強めのものを購入すると、そこそこ高いからね。

ただし弱いものだと、紫外線量が足りないなんてことにもなるので注意ね、、


まあ、屋外飼育に比べてプチデメリットあるよくらいの感覚。

まとめ

この記事では僕自身の経験を基に、カメさんの屋内飼育の注意点について話した。

①日光浴をしっかりさせる
②泳げるスペースを用意する
③脱走しないように対策する
④熟睡できる環境にする
⑤水換えは定期的に行う
⑥冬の飼育方法を考えておく
⑦カメさんの様子を毎日確認する
⑧飼育ケース内の水温を調整をする

屋内飼育にもそこそこ注意点はあるので、参考にしてほしい。

以上。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】