「研究室という名の地獄」
こんなテーマで記事を書いていきます。
どうも、1年ちょい前まで大学院生だったひろ(@sato0000006)です。
大学の研究室って何となく厳しいイメージがありますよね。
「教授から怒られる」
「何をやっても成果が出ない」
「朝から次の日の朝まで研究室にいる」
こんな悪いイメージばかり目立っているかもしれませんが、そんな研究室はごく一部。
#たぶんね
少なくとも、
僕のいた研究室は至って平凡でした。
朝から次の日の朝まで研究室にいることもありましたが、
普通に研究室なら日常茶飯事のことですよね?
ただ、
同じ大学内の研究室ではおもしろい地獄エピソードを色々聞きました。
そんな話や僕の経験を基に、地獄研究室の特徴をまとめていきます。
具体的には下記について特徴がまとめていきます。
・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い
これから研究室を選ぶ人は、ぜひ参考にしてみてください。
また、今研究室にいる人は、よかったら共感しながら読んでみてください。
自己紹介
社会人2年目です。
ブログ運営を3年くらい続けています
修士課程では電子回路について研究していました
目次
地獄研究室の特徴とは?
さっそく、地獄のような研究室の特徴についてまとめてみました。
・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い
1個1個はちょっと辛いくらいかもしれませんが、掛け合わさることで、地獄ポイントが爆上がりします。
#地獄ポイントってなんだ
それぞれ簡単に説明していきますね。
地獄① 研究テーマがつまらない
研究室が地獄になる1つ目の要素が、「研究テーマがつまらない」
人間は興味があることや楽しいだったら、辛いこともなんとか乗り越えれるものですよね。
僕の場合、ブログやらnoteやらで1日2,3000字くらいの文章書いていますが、楽しいので全然苦とは思いません。
でも、筋トレなんかは1ミリも興味がないので、苦しいだけ、、
皆さんにも似たような経験ありませんか?
そして、研究テーマが自分にとってつまらないものなら、辛いダメージがモロにくるので苦痛になりますよ。
僕の場合、研究テーマに興味が1ミリもなかったですが、何かしらの成果が出たときの充実感だけで、なんとかやってこれました。
研究テーマに興味がないことは地獄生活の第一歩目だと思った方がいいですよ。
地獄② 要求されるレベルがキャパオーバー
研究室が地獄になる2つ目の要素が、「要求されるレベルがキャパオーバー」
進捗報告会のときに、教授からの要求レベルが自分にとってキャパオーバーだと辛いですよね。
要求レベルが自分の知識を超えているので、
こっちはめちゃくちゃ頑張っているのに、成果が出ない。
そして、教授からの要求レベルに追いついていないので、ただただ注意を受ける。
僕のいた研究室では、
そこまでキャパオーバーな要求は飛んでこないですが、
たまーーに、質問されたことに答えれなかったり、言われていた課題がクリアできなかったときには、そこそこの怖い思いをしました笑
あれがたまにではなく、毎週だったら、間違いなく病んでいました、、
教授からの要求が強い研究室からは地獄の臭いがしますね。
地獄③ 休みがない
研究室が地獄になる3つ目の要素が、「休みがない」
多くの研究室には、「この時間は研究室にて研究しようね」というコアタイムがありますよね。
ここまでは普通。
そんなコアタイムに加えて、
お盆休みなどが極端に短い研究室は地獄ですよね。
僕の隣の研究室は基本お盆休みという概念がなく、
帰省は許可制だったらしいです、、
「こっちは学生なんだから、研究以外のことも充実させてくれい」
と大声をあげたいところですね。
普段の研究が辛い+リフレッシュできる休みがないのは、普通に地獄。
地獄④ 進捗報告会で詰められる
研究室が地獄になる4つ目の要素が、「進捗報告会で詰められる」
研究室に所属する全国の大学生は、
「進捗報告」を恐れていることでしょう。
そして、進捗報告で教授から無限の指摘を受けることは日常になっているはずです。
その先を超えると地獄へ近づきます。
「何のためにそれやってるの?」
「その実験意味あるの?」
「ヘラヘラしないで」
「何が言いたかったの?」
こんなことを真顔で言われてたら、辛いですよね、、
心がえぐられるくらい辛い進捗報告が毎回のように続いたら、
それはもう普通ではなく、地獄。
ちなみに、上記で書いた指摘は僕が何度か頂いたお言葉です。
毎回言われるわけではなかったので、助かっていますが、毎回殺伐とした進捗報告会だともう地獄ですね。
下記の記事では、進捗報告を含む大学院生時代に辛かったことを簡潔にまとめています。
よかったら読んでみて下さい。
大学院の研究で辛かったエピソード5選!【ホワイトな研究室でもこんなもん】
地獄⑤ 教授のお手伝いが多い
研究室が地獄になる5つ目の要素が、「教授のお手伝いが多い」
要は、
「研究に関係のない雑用をよくやらされる研究室は辛いよね」という話。
研究に関係があるなら、まだ少しはやる気がでますが、、
#嘘ですそれでもやる気出ません
教授の学会・講演のお手伝い講義の準備など、本格的な雑用が多いとホントにキツいですよね。
他の研究室の友人の中には、そんな感じのガチの雑用を無給でやらされていました。
ただでさえ、研究で忙しいのに、雑用でいたづらに時間も労力も奪われるのは、地獄ですよ、、
地獄⑥ 結果が出ない
研究室が地獄になる6つ目の要素が、「結果が出ない」
結果が出ないとホントに辛いですよね。
・自分の無能さに呆れる
・修了できるか不安になる
・教授から指摘を受ける
など、結果が出ないことはメンタル的にかなり厳しいです。
僕も修士2年まで、
修士論文にできるようなまともな成果が出なくて、苦しい思いをしたことがあります。
自分の無能さにもよりますが、
結果が出ないことはシンプルに研究生活を地獄寄りにさせてくれます、、
地獄⑦ 研究テーマの実験に時間がかかる
研究室が地獄になる7つ目の要素が、「研究テーマの実験に時間がかかる」
もう少し細かく言うと、
実験の条件などから、
時間がかかったり、時間が指定されることですね。
以下のような弊害がでます。
・研究室の拘束時間が増える
・実験によって自分の予定が狂わされる
もちろん、研究大好きっ子からすると、何も地獄ではなく、むしろ楽しい実験ができる天国かもしれません。
ただ、ホントは帰りたい場合は、ただただ辛い、、
実験によって自分の行動が無理に制限されることは地獄です。
地獄⑧ 学会の連鎖
研究室が地獄になる8つ目の要素が、「学会の連鎖」
学会発表をたくさんしたい方には地獄ではありませんが、
学会にそこまで興味がないのに、学会にたくさん出させられるのはそこそこ辛いですよね。
研究成果を出す→予稿を書く→発表資料を作成→発表練習→当日
このように学会に1回出るだけで、なかなかの手間になるんですよ。
もちろん、同じような内容の発表をするときはここまでの手間はかかりませんが、、
ちなみに、
旅行できる券が学会発表の唯一の救いですが、オンラインの可能生があるこの現状では、もうそのオアシスはありません。
学会にたくさん出ることを勧められる研究室も辛いですよね。
下記の記事では、地獄のような発表になった僕の初学会の思い出を振り返っています。
よかったら読んでみてください。
英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話
地獄⑨ 教授、研究室の人と合わない
研究室が地獄になる9つ目の要素が、教授、研究室の人と合わないこと。
人間関係が終わっている研究室は結構苦しいですよね。
・研究室の居心地が悪い
・みんなが楽しい会話をしている中、入り込めない
・研究の愚痴を話すことができない
・教授と合わず、進捗報告が地獄
人間関係が悪いことは研究室の居心地を悪くさせることから、
地獄に近づきます。
もちろん、
人間関係なんて自分の力でなんとかできるかもしれませんが、
コミュ力が高くない人にとっては、そこの改善も辛いものになりますよね、、
僕も研究室ではなかなか馴染めなかった側の人間なので、
居心地は良くはなかったですよ。
地獄⑩ 研究室が汚い
研究室が地獄になる10つ目の要素が、「研究室が汚い」
これは個人的な感覚ですが、
汚い研究室は地獄です。
・散らかっていて集中できない
・臭い
・ほこりっぽい
などシンプルに研究室の居心地が悪くなります。
・清潔感ある研究室
・汚い研究室
どちらの研究室がより地獄っぽいですか?
答えは明白だと思います。
清潔感のない研究室は、
居心地が悪いので気分が下がります、、
地獄研究室生活を乗り越えるコツ
では、上記までのような地獄研究室生活になってしまった場合どうするか、、
少しでも緩和する策を共有します。
・長い目で現状を見る
・やりがいを探す
・研究以外の趣味をつくる
それぞれ簡潔に説明しますね。
コツ① 長い目で現状を見る
地獄のような研究室を乗り切る1つ目のコツは、長い目で現状を振り返ること。
大学院を2年で終える修士学生に向けて話しますね。
(博士課程の人は申し訳ないです)
研究室にいる期間は、B4~M2の3年間ですよね。
人生80年まで生きるとすると、3.75%が研究室で過ごす時間となります。
長いように思えて、人生の中では研究室生活はたったの3.75%しかありません。
たったの3.75%の期間を耐えることで、
・忍耐力がつく
・研究という経験値を得ることができる
などの自身の成長にも繋がるだけではなく、修士修了という日本の中ではそこそこ強い資格を得ることができます。
短い期間で見ると、研究/進捗報告/中間報告会/学会発表/修士論文などの障害がありますが、長い目で見れば、実は人生の中ではかなり短い地獄となります。
ここを理解しておくだけで、メンタル的に少し楽になりますよ。
コツ② やりがいを探す
地獄のような研究室を乗り切る2つ目のコツは、やりがいを探すこと。
人間は興味のあることや楽しいことは苦しくても、耐えることができる生き物です。
筋トレが大好きな人からすると、筋トレが苦しくても耐えることができます。
ただ、
僕のような筋トレに1ミリも興味のない人には腹筋すらもキツく、継続なんてとてもできません。
研究という地獄を乗り切るために、
研究に対して何でもいいので、やりがいを探すことをオススメします。
別に、研究テーマに対してにのみ興味を持つ必要はないです。
「進捗報告会で怒られないような説明をする」
「単純作業を効率化する」
「成果を最短で出すことにこだわる」
などの研究方法、発表方法など、研究に関係のあることであれば、何でも良いです。
研究に関することに少しでも興味があれば、少しは研究が楽になりますよ。
ちなみに、
僕は進捗報告会で教授から怒られないことに尽力していました。
・わかりやすい資料作り、説明を心懸ける
・大きな声でわかりやすく話す
・想定される質問にはすぐに答えるようにする
・教授の指摘の癖を分析する
このへんのことを意識して進捗報告に挑むことで、
僕の進捗報告会だけ、目に見えて指摘や怒られることが少なかったので、気持よかったです。
また、
なんだかんだ研究も地味に、はかどりました。
何かしら、研究にやりがいを見つけることで、苦痛のダメージが減りますよ。
コツ③ 研究以外の趣味をつくる
地獄のような研究室を乗り切る3つ目のコツは、研究以外の趣味をつくること。
研究室が地獄のような空間なら、
それ以外の自分の居場所を作れば、気持ちは楽になりますよ。
僕の場合は、
研究室にいるときもブログを書いたりして、リフレッシュしていました。
また、
週末や時間の空いたときには旅行や飲み会で日々の全てのストレスを発散していました。
研究が思うように進まないと、
つい研究や修了のことばかり考えがちになってしまいますよね。
そんなときには、無理してでも、頭と体を少しだけ研究とは別世界に持っていくことで、リフレッシュにもなりますし、意外にもアイディアが出たりしますよ。
研究がしんどいときこそ、別の居場所で体を休めてみてはどうでしょう?
まとめ
この記事では、地獄研究室の特徴を紹介しました。
・研究テーマがつまらない
・要求されるレベルがキャパオーバー
・休みがない
・進捗報告会で詰められる
・教授のお手伝いが多い
・結果が出ない
・研究テーマの実験に時間がかかる
・学会の連鎖
・教授、研究室の人と合わない
・研究室が汚い
1個1個はちょっと辛いものかもしれませんが、
掛け合わさったときにめちゃくちゃ辛くなります。
もし地獄研究室に配属されてしまった場合は、病まない程度に頑張ってください。
応援しています、、
以上、ひろ(@sato0000006)の記事でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
下記の記事では元駅弁大学院生の大学院生活をまとめています。
よかったら読んでみてください。