紫外線ライトなしのカメの飼育ってどうなの?【太陽光で頑張る】

水棲ガメの飼育

紫外線ライトなしでカメさんを飼育するときの注意点

① 屋内飼育でライトなしはオススメできない
② ガラス越しでも日光浴をさせる
③ 必ず週に2〜3回は外で日光浴をさせる
④ カメに異常が起きたらすぐに対応する



このようなテーマについて話していく。
紫外線ライトを使わない飼育について知りたい人は、読んでみてほしい。

自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育している。
これまで様々な飼い方を試してきましたが、今も元気に生きています。


紫外線ライトなしでカメの飼育をしていた話

さっそく、紫外線ライトを使わないカメさんの飼育について話していく。

と言いたいところだがその前に、僕の行ってきた紫外線ライトを使わない「屋外飼育」と「屋内飼育」について簡単にまとめておく。



「そこは興味ないよー」という方は読み飛ばしてください笑

屋内飼育と屋外飼育の期間としては、半々くらいで行ってきたかな。

屋外飼育

まず、屋外飼育について。

現状はこんな感じの環境で飼育している。



基本的にレイアウトは陸地のレンガのみ。



春夏秋は基本的に上記のようなシンプルレイアウトで飼育して、冬は毎年必ず室内で冬眠させている。


屋外飼育であれば、

紫外線ライトを使わなくても、太陽光で日光浴はしっかりさせることができるので良き。

屋内飼育

では、太陽光が入りにくい屋内飼育について。

僕自身がどのような屋内飼育をしていたかをまとめるとこんな感じ。

・ガラスのそばで日光が当たるように飼育
・週に2〜3回は屋外で2〜3時間日光浴をさせる
・冬は冬眠させる

基本的に太陽光をカメさんに当てるために、ガラス越しでも日光が当たるような場所に飼育ケースを設置。

また、紫外線をしっかり浴びさせるために、週に2〜3回は外で数時間日光浴をさせていたかな。

ということで、こんな感じの屋内飼育と屋外飼育で、僕の飼ってるカメさんは現在も健康に生きている。

ライトなしでカメを飼うときの注意点

では紫外線ライト無しの飼育話に戻る。



調べてみると屋内飼育に関して、

「カメの飼育に紫外線ライトなしはちょっと怖いなあ」という話をよく見る。




昔の僕は知識不足だったので、深く考えずに紫外線ライト無しでカメさんを飼育していた。

カメの飼育について少し勉強した今になって振り返ると、かなり怖い話、、

そんな飼育経験+調べた知識を基に、紫外線ライトを使わない飼育の注意点について話していく。

① 屋内飼育でライトなしはオススメできない
② ガラス越しでも日光浴をさせる
③ 必ず週に2〜3回は外で日光浴をさせる
④ カメに異常が起きたらすぐに対応する

それぞれ、簡単に説明していきますね。

注意点① 屋内飼育でライトなしはオススメできない



紫外線ライトを使用しないでカメさんを飼育してきたが、

ぶっちゃけると、屋内飼育で紫外線ライトを使用しない飼育はオススメできない。

理由は単純で、カメさんによって屋内飼育の日光浴には限界があるから。
※詳しい話はこの後でする


僕の場合、屋内飼育時であっても、

「窓の近くに水槽を設置する」
        &
「週に2,3回定期的に太陽光で日光欲をさせる」

このような対応で、なんとかカメさんは健康に生きている。



でもね、

紫外線ライトという課金アイテムで少しでもカメが健康に近づくなら、そちらの方が良いと思ってて。

紫外線ライトを使用しなくてもカメさんを飼うことはできるが、紫外線ライトは間違いなく便利アイテム。


「紫外線ライトはあった方が良い」

この気持ちがあることだけ最初に言っておく。



まあ普通の値段の紫外線ライトの紫外線は弱く、大きくなったカメさんまで完全に対応できるかと言われると怪しいけどね。



ということで、「紫外線ライトはあった方が良い」という前提があることは言っておきますね。

注意点② ガラス越しでも日光浴をさせる



紫外線ライトなしならガラス越しでも毎日、日光浴をさせることが大切。



もちろんガラス越しなので紫外線は弱くなる。
でも、弱くなると言っても普通の紫外線ライトより少し弱いくらい。

むしろ網戸越しなら、紫外線は紫外線ライトより強いこともある。

最低でもガラス越しでいいので、太陽光が当たる位置に飼育ケースを設置しましょう。

カメの日光浴の目的

ここで簡単にカメの日光浴の目的について整理する。

カメの日光浴の目的は4つある。

① 体温を上げる
② 体の殺菌
③ カルシウムの吸収をよくする
④ 代謝を高めて活発にする



この中のカルシウムの吸収をよくする以外は、紫外線量関係なく温かい光であれば良い。

そのため、ガラス越しでも大きな問題ないと思ってて。


ただ、カルシウムの吸収をよくするなどの栄養面では紫外線が大事になってくる。



まあ個人的にはカルシウム吸収の目的を達成するには、普通の紫外線ライトでも弱いと思っているが。

そのため、定期的にでいいので、太陽光による日光浴はさせた方がいいのかなと思っている。


カメさんの日光浴について詳しくは下記の記事で話しています。
よかったら読んでみてください。

カメの日光浴の時間は?ライトでいいの?【ダメな日光浴を例に解説】

注意点③ 必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる



紫外線ライトを使用しない場合は、週に2,3回は外で日光浴をさせることも重要。

何度も言いますが、ガラス越しの太陽光も普通の紫外線ライトも紫外線は弱い。


なので、

紫外線ライトを使う使わないのどちらを選択するにしても、週に2〜3回くらいは、1日あたり2時間くらいの日光浴をさせるべき。


紫外線ライトを使用しない飼育をしたいなら、

ガラス越しの日光浴(網戸越しの日光浴)+定期的な太陽光による日光浴が大事だよ。

注意点④ カメに異常が起きたらすぐに対応する

もし、

紫外線ライトを使用しない飼育で、カメさんに異常が起きたらすぐに対応する必要がある。
#まあ紫外線ライト関係無く対応必要だが

・カメの元気がない
・餌を食べない
・カメの目が白っぽい
・病気の症状がある

このように、カメさんの様子が少しでもおかしいと思ったら、すぐに対応してください。



体調の悪さの原因が日光浴だと感じたら、外での日光浴を何日かさせてみるのもアリ。



2,3日くらい経っても回復が見られないなら、すぐに病院に連れて行くことを強くオススメする。



僕もこのことに関しては1度失敗している。

詳しくはこちらで:カメが餌を食べないときにしたこと・するべきこと【病院?環境変える?】

屋外飼育ならライトなしでも安心



屋外飼育なら、紫外線ライトを使用しなくても安心。

ほぼ自然と同じ環境だから。

ただ、屋外飼育にも注意点はある。

① 水換えを週に2回はする
② 水換えの方法を考えておく
③ 毎日カメの様子を見る
④ 雨による増水
⑤ 熱中症にならないような工夫が必要
⑥ 脱走しないような工夫が必要
⑦ 冬の時期の対処を考えておく


ここで説明していくと長くなってしまうので、詳しくは下記の記事で。
よかったら読んでみてください。

カメの屋外飼育の注意点を7つ紹介!【17年間の経験談】


屋外飼育は日光浴と相性は良いけど、注意点もそこそこあるよ。

まとめ

この記事では、紫外線ライトを使用しないカメさん飼育について話した。

①屋内飼育でライトなしはオススメできない
②ガラス越しでも日光浴をさせる
③必ず週に2,3回は外で日光浴をさせる
④カメに異常が起きたらすぐに対応する

日光浴がしっかりとできる環境を整えて、カメさんが元気がないと思ったらすぐに対応できれば何でもいいと思う。

以上。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】