ミニマリスト失敗談 物を減らしすぎて逆にお金がかかった話

ミニマリストを目指す

ブログ筆者はそこそこ少ない持ち物で暮らしてる、いわゆるミニマリスト寄りの人間。

大学院生の頃に生活のストレスから「部屋の持ち物の多さ」に腹を立てるようになり、そこからミニマリストという生き方を知って、かれこれ何年も少ない物での暮らしを続けている。

ぶっちゃけ、少ない持ち物で生活するようになってから生活の質は上がった気がするんですが、振り返ると「いや、これは普通に失敗したなー」ってことも山ほどあります。



今回はその中でも、「物を減らしてミニマリストを目指した結果、逆にお金を使ってしまった話」を振り返ってみる。

これから持ち物を減らしたい人や、ミニマリストに憧れている人の反面教師になれば嬉しい。

ミニマリストに憧れて、とにかく物を手放しまくったあの頃

ミニマリズムに目覚めた当初の僕の行動力は、今思い返してもちょっと異常だった。

「物が少ない=正義」 「持たない暮らし=身軽で洗練されている」

当時の僕は完全にこの思考に染まっていて、休日のたびに部屋中のゴミ袋片手に「いらない物」を探していたかな。

最初は明らかに不要なガラクタや着ていない服を捨てるだけだったんですが、次第に感覚が麻痺してきて、

・「これ、年に数回しか使わないから要らないんじゃないか?」
・「代用できるなら手放しちゃっていいのでは?」

と、まだ普通に使う生活必需品までガンガン処分し始めたんですよね。

部屋はどんどんスッキリして、床に何もない空間を見ては「よしよし、ミニマリストに近づいてきたぞ」と自己満足に浸っていました。

が、ここからが地獄の始まり。

モノを手放しすぎた生活、普通にめちゃくちゃ不便



当たり前の話なんですが、「年に数回しか使わない物」にも、ちゃんと存在する理由があるんですよね

物を極限まで減らした生活を始めてすぐに痛感したのは、「ただただ不便」という現実。

例えば、

たまの旅行や出張で必要になる「スーツケース」。

年に1〜2回あるかないかの冠婚葬祭やイベントで着る「スーツ」。

これらを「普段使わないから邪魔」「身軽でいたいから手放そう」と勢いで処分してしまった結果、いざ必要になった瞬間に困るわけ。

「あ、来週出張なのにスーツケースがない……」 「来月友人の集まりがあるのに着ていくスーツがない……」

みたいな。

持っていればクローゼットから引っ張り出すだけで0円・所要時間3分で解決する話なのに、手元にないせいで余計な時間と手間が膨大にかかるようになった。

友人に頭を下げてお金を払って借りるという本末転倒

スーツケースやスーツがないと分かった時、僕がどうしたか。

「友人にお金を払って(あるいはご飯を奢って)借りる」という謎の行動をしていましたね。。。

「レンタルサービスを使うと返却手続きが面倒だし高いから、友人にちょっと謝礼を渡して借りよう」という思考。

もちろん友人は快く貸してくれたりもしたんですが、

・「日程を合わせて受け取りに行く手間」
・「借りた物を汚したり傷つけたりしないかという精神的ストレス」
・「お礼として払う謝礼やご飯代」
・「使い終わった後にクリーニングに出して返す手間とお金」

これらを総合して考えた時、ふと冷静になった瞬間がありました。

「……あれ? 自分の家で普通に保管してた方が、圧倒的にお金もかからないし気も楽じゃない?」と。

物を減らして身軽になりたかったはずなのに、他人に気を使って、移動に時間を使い、お礼やクリーニング代でお金を消費している。

まさに本末転倒、何のためにミニマリストを目指しているのか完全に意味不明な状態に陥っていました。

ミニマリストを目指す過程で「そこそこお金を使った」理由

振り返ってみると、

僕が「ミニマリストになろう」として無駄に使ってしまったお金のパターンは大きく分けて3つかな。

1. 「手放したけど結局必要になって買い直す」出費

一度捨てたものの、生活が不便すぎて耐えられなくなり、数ヶ月後に同じような物を再度購入するパターン。
最初から持っておけば0円だったのに、買い直すことで2倍のお金がかかりました。

2. 「代用・レンタル・友人への謝礼」にかかる出費

前述のスーツやスーツケースのように、手放したせいで発生した都度のレンタル代や謝礼、クリーニング代。
たまにしか使わない物でも、数回レンタルしたり人に借りたりしていると、普通に新品が1着・1個買える金額に達してしまいます。

3. 「ミニマルにするための買い替え」出費

「持ち物を減らすために、1台で何役もこなせる多機能な高いアイテムを買う」「コンパクトでスタイリッシュな物に全部買い換える」という、ミニマリスト特有の物欲バグ。
結果として部屋の物は小さくなったかもしれませんが、銀行口座のお金はしっかり減っていきました。

結論:快適な生活のために「たまに必要な物」は持っておいていい

この手の手痛い失敗を散々経験して、僕が学んだのはひとつだけ。

「生活を快適にするためのミニマリズムであって、物を減らすこと自体を目的にしちゃダメ」

ということ。

年に1〜2回しか使わなくても、スーツやスーツケースみたいに「その時に確実に必要で、代用が効きにくい物」は、普通にクローゼットの隅に置いておくのが一番コスパが良いし、何より精神的に楽。

持ち物の数を競うゲームをしているわけじゃないんだから、自分が快適に、ストレスなく暮らせるなら、多少の「たまに使う物」があっても全然いい。

そんな当たり前の事実に気づくまでに、僕はそこそこの時間とお金を無駄にしてしまいました。

もし今、「部屋の物を極限まで捨てたい!」とテンションが上がっている方がいたら、ゴミ袋に入れる前に一度深呼吸して、

「これ、手放した後に人に借りたり買い直したりしないか?」

と自分に問いかけてみてください。



ちょっとくらいの余白と無駄があった方が、結果的に安上がりで平和だったりします。

現場からは以上です。

以上。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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