自称ミニマリストはなぜミニマリスト的な生活をし始めたのか?
ザックリ言うと、こんな流れ。
大学院生の頃、生活のストレスで頭がバグる
部屋の持ち物の多さになぜか腹を立てるようになる
↓
ミニマリストという生き方を知る
理想の生き方のように思えてミニマリストを目指し始める
↓
ミニマリストを目指すことに意味がないことに気付く
自分にとって不要な物を持たないことに執着する
こんなテーマについて話させて。
ミニマリスト的な生き方に興味のある人は読んでほしい。
自己紹介
持ち物の多さに疲れ、ミニマリスト的な生活を目指し始めた。
もう5年ほど、少ない持ち物で生活している。
とりあえず、余計な物に邪魔されずに生きたいと日々思っている。
目次
なぜミニマリスト的な生活を目指し始めたのか

「ミニマリストを目指すことで損をした」という話を聞いたことがあるだろうか。
SNSでは、いまだにミニマリストを盲目的に目指す人がいるが、僕もその流れに乗った結果、微妙なことになった。
具体的に、どうしてこうなったのかミニマリストを目指し始めた経緯と共に整理していく。
ミニマリストを目指し始めた経緯なら冒頭にもザックリとした流れは書いた。
さらにザックリ書くとこんな感じかな
・持ち物の多さに嫌気がさした期
・ミニマリストを目指すことに執着し始めた期
・不要な物を手放すことに執着し始めた期
ぞれぞれ流れに沿って簡単に説明させてください。
・持ち物の多さに嫌気がさした期
まず、ミニマリスト的な生活に興味を持つ少し前の話。
大学院生の頃、電気系を専攻していた。

研究や進捗報告、学会発表、共同研究など、それなりに忙しかった。
朝7時に研究室に来て、次の日の朝7時に帰ることもあった記憶がある。
#労働組合は何をしているのだ
#労働組合関係無いね、僕学生でした
ついでに人生最大の大失恋も経験。
かなりダメージを受けた記憶がある。

そんな生活の中僕の中で1つの変化が起こった。
持ち物の多さに謎の嫌悪感を覚えるようになったんですよね。
家の中の散らかった物を見るとイライラする。
床に落ちている靴下、引き出しに乱雑に詰め込まれた文房具など、すべてが邪魔に感じた。
「いらん物が多すぎる」
謎にイライラしながら、片っ端から捨てまくった。
そうすると、気持ちが少し楽になるんですよね。
こうして不要な物を手放すマンの赤ちゃんが誕生した。
そして、
そんな不要な物を手放したくなる症状についてネットを調べたところ「ミニマリスト」という言葉に出会った。
・ミニマリストを目指すことに執着し始めた期
「ミニマリスト」
最初は変な印象しかなかったが、調べてみると、
「不要な物を手放し、少ない持ち物で生活する人」らしい。
彼らの住む部屋は、ほぼ空っぽ。

え?ちょっと待って?
理想なんですけど~~~
と思わずウザい女子大生になってしまうほど、その生き方に共感し惹かれた。
#引かないで
そこで、とにかく物を減らそうと動き出した。
そこからは自分もこんな部屋を目指そうと、持ち物を手放しまくる日々が始まった。
持ち物を手放す日々

最初は普通に良い捨て活ができていたと思う。
片付け本を参考にしながら、不要な物を手放していく。
ただ、「自分が必要だと思っている物の中に、実は不要なものがある」ことには気付いていなかった。
通常は何回か断捨離を繰り返して、それに気付くものだが、当時の僕はとにかくミニマリスト的な生活を早く手に入れたかった。
結果、SNS上のミニマリストを参考に、彼らが持っていないものはバンバン捨てるという判断をするようになった。
「SNSのミニマリストが持っていないということは不要なんだろう」くらいの軽いノリ。
そして、だいたいの物を手放し、ミニマリストらしい生活が完成。
いやーよかったよかった。これで不要な物に縛られない快適な生活が始まる。
そして1週間ほど生活して気付いた。
「意味ないな」
・不要な物を手放すことに執着し始めた期

ミニマリストとしての生活を始めたが、すぐに意味がないことに気付いた。
・Tシャツの数が少ないので毎日洗濯が必要
・食器や調理器具が少なすぎて料理の選択肢が減る
・布団が足りなくて寒い
物を減らしたことで逆にイライラするようになった。
とりあえず、良いことはほとんど無かったような記憶がある。
ミニマリストを目指すことの意味の無さ
まあ当たり前の話だが、SNSのミニマリストは彼ら自身の生活に必要な物を考えて残している。
住む場所、仕事、価値観が違う僕がそのまま真似しても苦しいだけ。
いや、彼らの持ち物数はミニマリストをアピールするただのパフォーマンスかもしれないが笑
まあどちらでもいい。
友人にミニマリストを目指していることを話しても、「キモいことやってんね〜」と冷めた感想しか返ってこなかった。
世間的な印象も良くないらしい。
ということで、
ミニマリストを目指すことの意味の無さ、いや愚かさに気付いた。
重要なのは、「ミニマリストになること」ではなく、
「自分にとって不要な物を持たないこと」。
自分基準の不要な物を手放すことに執着した方が100倍くらい快適に生活できそう。
そこからは、数年かけて断捨離を繰り返した。
先ほども話したが、1度の断捨離では必要だと勘違いしている不要な物の存在に気付くことはできない。
だから、時間をかけて定期的に整理する必要があった。
・断捨離する
・しばらく普通に生活する
・また断捨離する
この繰り返しをすることで、
「前は必要だと思っていたけど、実は不要だった」と気付くようになる。
何度も続けるうちに、本当に必要な物だけが残っていった。
時間はかかったが、物が洗練されていく感覚はそれなりに面白かった。
こうして不要な物を減らし、少ない持ち物で生活するようになった。
ただ、物はそこそこ持っているので、ミニマリストだとは思っていない。
「僕基準で不要な物は持っていない」
それくらいの感覚で生活している。
ミニマリストを目指すことには、ほぼ意味がない。
大事なのは、自分にとって本当に不要な物を手放すこと。
以上、自称ミニマリストがミニマリスト的な生活をし始めた経緯でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、ミニマリスト生活の良さについてザックリ説明しています。よかったら読んでみてください。