研究室をサボり続けても修士課程の修了はできるの?【普通に可能です】

大学生・大学院生

「研究室をサボり続けても修了できるの?」

このような疑問を持つ人のための記事を書きました。

どうも、1年ちょい前まで大学院生だったひろ(@sato0000006)です。

僕自身、平日9時-18時のコアタイムがある研究室にいましたが、サボるときはガッツリサボっていました。

それでも結果的に、なんとか修士課程は修了できています。



この記事では、僕自身の経験を基に、下記2点についてまとめたいと思います。

・研究室をサボっても修了できるのか
・研究室をサボっても成果を出す方法

この記事を読むことで、研究室をサボることについての参考になれば嬉しいです。

自己紹介
社会人2年目です。
ブログ運営を3年くらい続けています
修士課程では電子回路について研究していました


研究室をサボっても修了できるのか

まず、

「研究室をサボっても修了できるの?」

この疑問について答えます。

「サボる」と一言で言っても、

平日に3日以上休む
月に2,3日しか研究室に来ない
中間発表に参加しない

このようにサボるにもピンキリありますよね。



ただ、

修了するために必要な要件を満たしていれば、サボり癖があっても修士課程までは修了できると思いますよ。

求められる基準はそこまで高くない

まず、

・必要単位数を満たすこと
・修士論文を提出すること
・修士論文発表を行っていること
・その他必要な要件を満たしていること(学会発表実施など)

このへんのルールを守らないと、さすがに学部生の卒業すら不可能。

ただ、上記のような最低限必要なことはサボらないという前提があれば、

研究室に来る頻度は低くても、修士課程を修了することはできるでしょう。

理由は、修士課程に大きな成果は求められないから。

もちろん、成果0での修了は厳しいかもしれないですが、そこそこの研究内容があれば、教授と話し合うことで修了できるレベルの修士論文の形にはなるはず。



そのため、

研究をサボっても、修士論文を書き上げる最低限のことができていれば、修了できると思いますよ。

まあこの記事の内容を鵜呑みにして、内容のない形だけの修士論文を提出して、教授から留年を言い渡されても責任は取れませんが、、

ちなみに、博士課程の修了は厳しいでしょうね。ある程度の研究成果を求められるし、論文投稿も必要なはずです。

サボり癖のある人には少し厳しい気がします。

研究室をサボっても成果を出す方法

次に、僕の考える「研究室をサボっても成果を出す方法」についてまとめます。

少し言い換えると、「短い研究時間で研究成果を出す方法」についてです。

・複数の研究成果を活用する
・研究室のメンバーを上手く活用する
・ゴールが見えている研究テーマを選ぶ

あくまで僕が考えていることであるため、

皆さんの参考になるかわからないですが、よかったら読んでみてください。

それぞれ簡単に説明しますね。

方法① 複数の研究成果を活用する

短い研究時間で研究成果を出す1つ目の方法は、複数の研究成果を活用すること。

複数の研究成果を組み合わせることで、1つの修士論文が完成するくらいの研究成果を生み出すことができますよ。

そして、地味に大幅な時間短縮が可能になります。

研究室のときに、問題解決のための糸口を探すことは大変ですよね。

その糸口をベース0の状態から考えるとかなり時間がかかります。

考え出すことに時間がかかるのはもちろん、
仮説→検証→失敗→考察→別の仮説を検討→検証→・・・など、時間を大幅に食われます。



この研究の問題解決の糸口を、

複数の研究テーマを組み合わせた手法として検討すれば、かなり楽になりますよ。

僕の経験を例にしますね。

電力効率の良い新しい電子回路構成を考えることが僕の大学院生時代の研究テーマでした。

新しい回路構成なんてなかなか思いつきませんでした。
なので、先人の知恵を借りようと、この分野に関わる論文を読みまくりました。



そんなとき、

論文Aと論文Bのアイディアは良いなあと思っていましたが、

論文AとBを組み合わせる論文はまだなかったので、僕がやってみたところなんだかんだ上手くいきました。

論文Aと論文Bの内容を組み合わせる方法としてはオリジナリティはありましたが、おおもとの部分は僕のアイディアではなかったです。



修士2年からこの手法で修士論文まで辿り着いたので、

少し時間はかかりましたが、0からつくるよりは大幅に時間短縮になったでしょう。


転用や足し合わせることで、大幅に時間短縮することができることはよくある話ですね。

方法② 研究室のメンバーを上手く活用する

短い研究時間で研究成果を出す2つ目の方法は、研究室のメンバーを上手く活用すること。

教授、先輩など自分よりも知識も経験も持つ先人のアイディアを積極的に取り入れることで、短い時間で研究が大幅に進むことはよくあります。

しかし、ただサボっている学生に対して向こうから助け船をだしてくれることはないでしょう。

・研究を頑張っているフリをする(実際は研究室でYouTubeを見ているだけでも)
・教授や先輩のところに積極的に質問に行く
・教授や先輩からのアイディアはすぐに試し、熱心さをアピールする
・正しくアドバイスしていただくためにも自身の困り事、研究内容はわかりやすく伝える努力をする
・先輩の進捗報告会のときには積極的に意見や質問をする
・人から好かれる性格になるよう勉強する

このように計算されたセコさを感じるかもしれませんが、

このように助言されやすい状況を自らつくることは重要。





これからの人生においても、他の人を活用することは大事なこと気がするので、

この大学院生活を機に人付き合いについて勉強してもいいかもしれないですね。

僕も社会人から、こういった人付き合いについては勉強中です笑

短い研究時間で、成果を出すために有識者からの意見をもらうことが大事ですよ。

方法③ ゴールが見えている研究テーマを選ぶ

短い研究時間で研究成果を出す3つ目の方法は、ゴールが見えている研究テーマを選ぶこと。

研究テーマを選ぶ前の対処法ではありますが、

もうゴールが見えている研究テーマを選べば、短い研究時間でも成果を出すことは容易でしょう。

例えば、時間が足りなくて中途半端な状態で終了した人の研究テーマの引き継ぎ研究など。

あとは、検証して実験結果から考察するだけみたいな。

そんな研究テーマがあればラッキーくらいですが、研究をサボる気満々なら研究テーマの選定も重要ですよ。

まとめ

この記事では、研究室をサボって修了できるかについて書きました。

修士課程であれば、短い研究時間でも修士論文を書き上げることは不可能ではないですよ。
(ただ、サボりすぎて修士論文を執筆できない状況だけには要注意)

そのためにも、問題解決手法の検討方法や人付き合いなど、

研究分野に関する知識以外も勉強することをオススメします。

頑張ってください!応援しています。

以上、ひろ(@sato0000006)の記事でした。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、この記事の内容とは反対に研究室に毎日行くことを勧めています。
よかったら読んでみてください。

研究室に毎日行くことで研究が楽になる?むしろ楽しい?【実体験】