ブログ筆者はそこそこ少ない持ち物で暮らしてる、いわゆるミニマリスト寄りの人間。
ぶっちゃけこのミニマリスト的な生活を送る上で、振り返るとけっこう失敗してきた気がしてて。
ということで今回はこれから少ない持ち物で快適に暮らしたいと考えている人に向けて、個人的に失敗したなーって語る。
今回のテーマは「ミニマリストの定義と、それにこだわりすぎた僕の末路」について。
まあ今の僕自身今となってはミニマリストです!と言うには程遠い生活をしているので、ミニマリストの定義について改めてまとめておこうかなくらいの気持ちで書いてる。
目次
そもそも、ミニマリストの定義ってなんだろう?
僕がミニマリスト的な生活に足を踏み入れたのは大学院生の頃。
当時の僕は、生活や研究のストレスで頭が完全にバグっていて、部屋にある「持ち物の多さ」に謎のイライラをぶつけるように物を捨てまくったのが始まりだった。
そこから「物が少ない生活=正義」と思い込み、試行錯誤を繰り返してきた。
世間一般における「ミニマリストの定義」って、突き詰めるとものすごくシンプルだと思ってて。
「持ち物が圧倒的に少ない人」
世間が「あの人ミニマリストだな」と判断する基準は、部屋に家具がないとか、服が数着しかないとか、そういう「物理的な少なさ」でしかない。
本質を突き詰めた結果、生まれる矛盾

一方で、ミニマリスト界隈でよく言われる「本質的な定義」もある。
「自分にとって本当に必要なものを徹底的に検討し、それ以外の不要なものを手放す人」
この考え方自体はすごく良いと思うし、僕も大賛成。
持ち物のひとつひとつに向き合い、納得したものだけに囲まれて暮らす。それこそが快適な生活の土台になるはずだから。
でも、ここでひとつ大きな矛盾が生まれる。
「真剣に検討した結果、あれもこれも必要だと判断して、普通にたくさんの物を持っている人はミニマリストと呼べるのか?」
例えば、
・仕事の効率を上げるために、専門書や複数モニター、デスク環境をしっかり揃えている人
・ペット用品を妥協なく維持している人
・趣味や日々の暮らしを快適にする便利グッズを使いこなしている人
彼らは決して無駄遣いをしているわけじゃない。
「自分に必要か?」を真剣に考え抜いた結果として物を持っている。
思考プロセスとしては完全にミニマリストの本質を実践しているはずだ。
けれど、部屋を見渡せば普通に物が多い。
この状態の人を見て、世間の誰が「ミニマリストだ」と思うだろうか?
たぶん、誰一人思わない。「普通に物が多い人」で終わりだ。
【体験談】「ミニマリストという肩書き」を守るために狂っていた時期
そして、これこそが僕が過去に盛大にやらかした最大の失敗の原因だった。
「ミニマリストっぽく見られたい」
「ミニマリストを名乗る以上、こんな生活感のある物を持っていてはいけない」
いつの間にか、他人の目線や「ミニマリストという肩書き」に執着し始めてしまったのだ。
その結果どうなったか。 「自分にとって必要かどうか」ではなく、「ミニマリストとして正しく見えるかどうか」で物を捨て始めるという、完全な思考停止状態に陥ってしまった。
例えば、キッチンツールや掃除用具、季節ものの寝具や家電。
「代用できる」「なくてもなんとかなる」と無理やり理由をつけて手放した。
結果、毎日の自炊や掃除の手間が3倍くらいに膨れ上がり、猛烈に不便な思いをすることになった。
冬は寒さに震えながら、まあなんとなかなると自分に言い聞かせる始末。
完全に本末転倒である。
快適な生活を目指していたはずなのに、自ら進んで不便な苦行僧ライフを送っていた。
そして、不便さに耐えきれなくなって訪れるのが、お決まりの「買い直し」フェーズだ。
手放した数ヶ月後に、全く同じ用途のキッチングッズや収納用品を買い直す。
「捨てるエネルギー+不便に耐えたストレス+再購入の出費」。
完全に無駄の極みで、部屋の物を減らした代わりに、財布の中身とメンタルをゴリゴリに削り落としていた。
定義にこだわる必要なんて、1ミリもない
そんな数々の失敗を経て、現在の僕の部屋には普通に必要な物が揃っている。
大好きなガメの水槽もあるし、暮らしを楽にしてくれる便利グッズも置いている。
だから今の僕には「ミニマリストです!」と名乗ることはない。
世間の定義が「持ち物が少ない人」である以上、無理にその肩書きにしがみつく意味がないからだ。
インフルエンサーとして発信するとか、本を売るために肩書きが必要なら仕方ないかもしれない。
けれど、僕らはただ「自分が快適に暮らしたい」だけの凡人だ。
誰かに「ミニマリストのくせに物が多くない?」と言われるのを恐れて、生活の快適さを削るなんてバカげている。 自分にとって必要なものを考え抜いた結果、物が増えたならそれで大正解なのだ。
これから持ち物を減らして快適に暮らしたいと考えている人が、僕と同じ轍を踏まないための反面教師にしてもらえたら嬉しい。
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
