※この記事の内容は全てフィクションです
これからメーカーで働く人、働きたい人に「メーカーの働き方ってこんな感じだよ」って伝われば嬉しいです。
今回は「わからないことを放置した結果、当然無能 」というテーマで話させてください。
自己紹介
日系のちょい大手家電メーカー勤務。
製品に搭載されている制御基板の設計~量産立ち上げ担当をしている。
趣味はブログ。
ハードウェア設計はわからないことしかない
僕はとある家電メーカーで、家電に入っている制御基板のハード設計から量産立ち上げまで担当している。
ドライヤーとかね。
ぶっちゃけ、ハードウェア設計ってわからないことが多い。
回路設計は当たり前として、モータ制御、部品選定、安全規格、量産性、放熱設計、EMC関連、、
理解していない僕から見ても、これら全部を把握してる人なんてベテラン中のベテラン社員しかいないと思われる。
理想は、わからないことを業務中に解消できればいいんだけど、残念ながらそんな余裕はないです。
量産スケジュールが詰まってる中で、設計だけじゃなく評価も山ほどあるし、図面作成や量産業者とのやり取りみたいな事務作業も多い。
勉強してたら量産スケジュール遅れそうです、なんて口が裂けても言えないからね。
だから、家に帰ってからの無給の自己研鑽で知識を蓄えるしかない。
業務時間だけで深めるのはほぼほぼ無理んぽ。
わからなくてもなんとかなる

ただ、そんな「知識を蓄えなきゃ」と思っている反面、残念ながら仕事はこなせてしまう。
先輩に聞けば答えは返ってくるし、既存機種の流用でなんとかなるし、根拠が薄くてもOK見込みで進められる。
フワッとやっていれば、仕事は進んでしまうんですね。
そんなこんなで、知識の必要性に緊急性がないから、家での自己研鑽もなかなかやる気が出ない。
土日にちょっと本読むくらい。
そんな生活を続けていくと、まあご想像の通り、無能化が止まらないんですね。
基礎がないので、レビューで詰められたときに確かな根拠を持って返せないし、新規設計にも全然対応できていない。
むしろここ最近新規設計を任されてから危機感が出て、家でも勉強するようになったのかもしれない笑
日系メーカーなら、たぶんあるあるだと思う。
SNSを見る限り、
流用文化、先輩社員の手助けが強力、属人化、残業規制、新規設計が少ない、知識が属人化している、手順書が少ない、残業規制でパンパン…。
このあたりはどこも共通っぽい。
ハードウェア設計業務の今後
じゃあどうしようか。
まあ、答えはシンプルで、
どこかで勉強して知識を蓄えるか、知識を蓄えないまま業務をこなしていくかのどっちかだよねー
ぶっちゃけ、知識がなくても仕事はこなせる。
本当に詰んだときだけ調べて乗り切るでも生きていける。
むしろ自己研鑽をしないことでプライベートの時間を守れるなら、その方が幸福度は高いかもしれない。
僕はどんな生き方をするのかまだ定まっていないけど、
少なくとも今任されている業務をこなすには、わからないことが多すぎるので、しばらくは家でわからないことを潰す日々になりそう。
何が幸せで、何が正しいのかよくわからないね。
ハム太郎。
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
前回の記事:電気系開発職の話10 プライベートで論理性を求めたがる
