メーカー勤務(電機系開発職)の苦悩10 クレームの原因究明

電機メーカー

この記事では、

大手家電メーカーの開発職として働いている僕の苦悩について話していく。

今回のテーマは「クレームの原因究明」だ。




※後から振り返って懐かしんだり、ストレス発散、今考えていることの整理などの目的で、仕事の苦悩を記事に残すようにしている。
恥ずかしくなったときには消すけど、内容に共感できたらコメントくれると嬉しいです。

自己紹介
日系の大手家電メーカー勤務。4年目。
製品に搭載されている制御装置の設計担当をしている
だいたい常に10製品を担当しており、製品に愛着は無い



クレームの原因究明



メーカーで勤務していると、開発中に必ずトラブルが起こる。

トラブルは納期と隣り合わせで対応する必要があり、かなり面倒。



でも、もっと面倒で怖いのはクレームだと思ってて。

クレーム処理はホントに胃が痛くなる。



お客様に迷惑をかけているというキレイな理由もあるが、

急務がめちゃくちゃ増えるという汚い理由もある。



量産過程の部品の不良などといった生産現場で片付く問題であればまだ助かる。

そこを改善すれば解決するし、不良なのでそこまで数も出ないだろう。

しかし、設計ミスであればかなり面倒なことになる。

部品の不良とは違い、世の製品すべてに設計ミスがついているので、、

安全性に関わる不具合であれば、最悪リコールなのかな。



ということで、早急な原因究明と対応が求められる。



そして、

僕のようなペーペー若手社員はだいたいクレームの要因調査をポッと任されたりする。



これが当たり前だが、ホントに大変。



弊社がこれまで築き上げてきた評価項目を突破したうえで、起きている不具合だ。

再現させるまでがそもそも大変。



クレームの内容から、

不具合の仮説立て⇔検証を繰り返すしかない。



ここに強くなりたいと日々思う。

少しカッコよく言うと、知識と論理的思考が求められる作業になる。

知識が無いとそもそも仮説立てができなかったり、できたとしても変な方向に進んでしまったりで、手戻りが発生する。

検証後の電圧/電流波形を見て、何が起きているのか、問題あるのかないのかを適切に判断する必要もある。



余計な検証を少しでも減らすために、論理的に筋道立った考察も必要になる。



あと最近思うのは行動力も大事な気がする。


何も考えずに突き進むことは良くないが、考えすぎてとりあえずやってみることでわかることにたどり着けないこともある。

自分の頭の中にないことを検証前に考えすぎても、時間をかけてしまうだけ。

とりあえずやってみるも最近重要だと感じる。



不具合の原因究明に強くなりたいと日々思う若手社員の愚痴でした。

今回は原因究明の話しかしていないが、対策検討や各部署への説明の面倒さについても何かの記事で話してみたい。

以上。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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