大手メーカー勤務(電機系)の残業の傾向は?
・量産に近い人ほど残業が多い
・サービス残業はできない
・36協定は遵守
・改善業務が多くて残業
・優秀な人ほど残業する
・回路設計は残業が多い?
こんなテーマについて書いていく。
自己紹介
日系の大手家電メーカ勤務。4年目。
製品に搭載されているコントローラ設計を担当している
10製品の制御装置の設計担当をしており、製品に愛着は無い
目次
大手メーカー勤務(電機系)の残業
大手メーカー勤務(電機系)の残業について語る。
結論、現在4年目だが年600時間程度だ。
まあこんな数字は何の参考にならないだろう。
同じ部署内にはもっと残業する人も、早く帰る人もいる。
他社まで範囲を広げると、さらにバラツキが多いだろう。
でも、大手メーカー勤務のであれば、残業時間の傾向はある程度似通っている部分があると思うので、紹介する。
・量産に近い人ほど残業が多い
・サービス残業はできない
・36協定は遵守
・改善業務が多くて残業
・優秀な人ほど残業する
・コントローラ設計は残業が多い?
それぞれ補足させてください。
・量産に近い人ほど残業が多い
なんとなく、先行開発よりも量産に近いほど残業が多い傾向な気がする。
まあ量産に近づけば近づくほど、製造や品証など関わる部署も増え対応することも増えるからね。
あとはトラブルが起きたときの対応は量産に近づくほど急務だからかなー
正直、トラブルが2件重なるだけでも業務が詰む。
トラブルが起こる度に心臓が痛くなり、残業も増える僕です、、
・サービス残業はできない
大手メーカーだと、サービス残業は基本できない。
もちろん、朝少し早く来て仕事をするだとか、昼休み中に仕事をするくらいなら問題ない。
でも、退勤処理が終わった後に会社に残って仕事をすることはできない。
まあ物理的にはできるのだが、バレたらめちゃ怒られるだろう。
ということで誰もやらない。
あと、
仕事に関連する資料は基本的には家に持って帰れない。(機密性が高いので、持ち帰るのがバレると島流しかな)
なので、家でも仕事を進めることができない。
・36協定は遵守
大手メーカーだからなのか、サービス残業ができない。
それに加えて法律に則った残業時間となる。
まあ年360時間、月45時間を守っていられるほど業務量は少なくない。
だいたい申請して年720時間、月100時間(年6回まで)のリミッターで皆生きている
開発中にトラブルが頻発するので、一応36協定の360時間を超えることの条件は満たしているみたい。
まあ次の720時間を超えることは無い。
超える場合はさすがに業務調整が入るだろう。
サービス残業もないし、年720時間以内に残業も規制されるし大手メーカーってホワイトなのかな?(死)
・改善業務が多くて残業
どこの会社もそうかもしれないが、製品を設計しているだけでは仕事は終わらない。
改善業務が存在している、、
クレームを減らすための新しい評価方法の検討、業務を効率化するための改善活動、最新の規格に合わせたテンプレートの改訂などなど、
ぶっちゃけ基幹業務以外の業務が多くて、残業が多くなる。
ただ製品を作って仕事を終わらせているだけでは評価されないし、昇格試験も合格しづらいように思える。
個人的には、10製品のコントローラの設計を担当しているだけで、割とキャパオーバーなのだが、周りはバンバン改善業務を実施しているのでやらざるを得ない。
勘弁してくれ。
・優秀な人ほど残業する
これは僕の会社だけなのか?
入社前は優秀な人ほど仕事を効率的に実施し、早く帰るものだと思っていた。
実際、たしかに優秀な人ほど仕事を効率的に実施するまでは同じだろう。
でも、優秀な人ほど先ほど紹介した改善系の仕事をたくさんこなすことで、必然的に業務量が増えている。
しかも、優秀な人ほど難しい案件が集まりやすく、必然的に業務量が増える。
質を高めれば、量が増え、質を高め、量が増えという無限ループや。
ワシは質が低くて残業する平凡会社員なの辛い。
・回路設計は残業が多い?
完全個人的感覚だが、
別部署の人と比較して回路設計担当者は残業が多い傾向がある気がする。
検討事項が多い、評価事項が多い、業者との量産設計の調整が必要、電子部品のリードタイムが長いのでスケジュール管理が必要、規格の読み込みが必要などなど。
そこに加えて10製品くらい担当するもんで、業務やってて訳がわからなくなるときがある。
頼むから1つの製品に集中させてくれ、そのために人を増やしてくれ。と思う日々。
まとめ
この記事では、大手家電メーカーでコントローラ設計を担当している会社員が残業について語った。
・量産に近い人ほど残業が多い
・サービス残業はできない
・36協定は遵守
・改善業務が多くて残業
・優秀な人ほど残業する
・回路設計は残業が多い?
まあ半分愚痴みたいな記事っすよ。
以上、
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、ミニマリスト生活の良さについてザックリ説明しています。よかったら読んでみてください。