カメさんの冬眠明けの時期と起こし方を解説【20年の飼育経験】

水棲ガメの飼育

カメさんの冬眠明けの時期っていつぐらい?



3月中旬以降で行動を開始するよ。

スケジュールはこんな感じ。

3月中旬:餌は食べないが少し動くようになる
         ↓
4月:餌を数粒程度食べるようになる
         ↓
5月:通常通りの餌の量を食べるようになる


こんなテーマについて話していく。

カメさんの冬眠明けの時期や起こし方に興味のある人は読んでみて。


自己紹介
ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を20年間飼育しています。
これまで様々な飼い方を試してきました。
カメさんも健康で活発に活動しています


ちなみに、この記事では水棲ガメについての話がメインになる。
(水棲ガメとはリクガメ以外の水辺を好むカメのことでイシガメやクサガメなどが当てはまる)

カメさんはいつ頃冬眠から起きる?




僕の飼っているカメさんの冬眠明けのスケジュールは以下の通り。

3月中旬:餌は食べないが少し動くようになる
         ↓
4月:餌を数粒程度食べるようになる
         ↓
5月:通常通りの餌の量を食べるようになる


ちなみに「カメの飼い方がよくわかる本」という本ではこのように書かれている。

4月から5月頃、気温が暖かくなるとカメが動き出します
動き始めて2,3週間後には普通の水深に戻します。こうなったら、またエサやりをはじめて普通に飼いましょう。

引用:カメの飼い方がよくわかる本



この本に書かれている内容とだいたい同じようなスケジュール。


カメさんが動き始める3月中旬~4月上旬くらいには、明るい場所に冬眠用のケースを移動させています。


(ちなみに、「カメの飼い方がよくわかる本」という本はカメの飼育についてわかりやすく説明されているのでめちゃくちゃオススメの本。)

カメの冬眠の起こし方と注意点

次に、カメの冬眠の起こし方と注意点について。


起こし方のスケジュールは以下のようなイメージ。

3月中旬:明るい場所に冬眠ケースを移す
         ↓
4月:普通の飼育ケースに移す
         ↓
5月:エサを普通にあげる


この流れだけだと、少しわかりにくいと思うので起こし方の説明と注意点を月毎にもう少し深掘りしますね。

① 3月中旬

まずは、3月中旬~4月上旬について。


この時期になると、カメさんも動き始めてて。

「カメさんが動き始めたな」と思ったら、明るい場所に冬眠用のケースを移動させている。



このとき、以下のようなポイントがある。

・ケースは冬眠用のまま
・室内に冬眠用ケースを設置
・日陰を作る



3月中旬~4月下旬の期間はまだ冬眠から起きたばかりなので、

余計な刺激を与えないためにも、冬眠用のケースのままの方が良い。




ちなみに、

「明るい場所に冬眠用ケースを置く」と話したが、普段は屋外飼育の場合でも一旦室内に冬眠用ケースは設置した方がいいかも。

いきなり寒い場所に水槽が置かれると、カメさんのストレスになるので。


そして、

明るすぎても刺激になりすぎるので、半分フタをするなどして日陰を作ると良いですよ。


エサをあげてみてもいいが、

3月中旬~4月上旬はカメさんは動いていても、ほとんど食べない。
#少なくとも僕の飼っているカメさんは

② 4月



冬眠から目覚めて1,2週間経ったくらいのタイミングで冬眠用ケースから普通のケースに戻す。



このとき以下のようなポイントがある。

・普通の飼育ケースでも良い
・日光浴をよくさせる
・エサは少しだけ食べる



ここまでくると陸地や水かさなども通常の飼育環境と同等。

そして、

4月頃はカメさんにはよく日光浴をさせるような環境にする。


カメさんは4月頃はエサは多く食べないが、よく日光浴する傾向があると思ってて。
(僕の飼っているカメさん限定かもしれませんが)


ちなみに、まだ最高気温が20度以下の場合は、室内飼育でガラス越しに日光浴をさせる。
(ある程度大人のカメさんの場合、最低気温が10度くらいなら屋外飼育でも問題ないとは思うが)


もちろん、

ガラス越しだけでは紫外線量が足りないので週2くらいで1,2時間外で日光浴をさせている。



この時期はまだエサを食べても数粒だが、そこまで気にしなくて良いでかな
食べないということはまだ体が冬眠モードから抜け出せていないだけなので。

日光浴ができる環境

③ 5月

5月になってくると、もう最高気温も20度を超えてくる。


こうなると、

水温と共にカメの体温も上がるためエサをたくさん食べるようになりますよ。


エサをたくさん食べるようになったら冬眠を完全に終えた証拠。

5月上旬~中旬くらいで食べる量が増えるかなー


あとは、いつも通りの飼育でも問題なし。

これで冬眠完了!

まとめ

この記事では、カメの冬眠明けについてまとめました。

エサにに関しては、

3月中旬:餌は食べないが少し動くようになる
         ↓
4月:餌を数粒程度食べるようになる
         ↓
5月:通常通りの餌の量を食べるようになる

こんなスケジュール感。



起こし方の流れとしてはこんな感じ。

3月中旬:明るい場所に冬眠ケースを移す
         ↓
4月:普通の飼育ケースに移す
         ↓
5月:エサを普通にあげる

こんな感じ。


ゆっくり起こして体を温めていくイメージで進めれば、特に問題なく冬眠から起こすことができると思います。

カメさんの冬眠明けのときにこの記事が役に立てば嬉しいです。

以上。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、僕のカメさんの飼育方法をまとめています。
よかったら読んでみてください。

水棲ガメの飼育方法【20年の飼育経験のまとめ】