メーカーの開発職にはコミュ力が必要な理由を整理してみた
・他部署との関わりが多すぎるため
・上司に方針を逐一報告する必要があるため
・依頼することが多すぎるため
・業者との関わりが多すぎるため
・わからないことが多すぎるため
・打ち合わせが多すぎるため
こんなテーマについて話していく。
開発職の働き方について興味のある人は読んでみて。
自己紹介
日系の大手家電メーカー勤務。4年目。
製品に搭載されている制御装置の設計担当をしている
だいたい常に10製品を担当しており、製品に愛着は無い
目次
メーカー勤務(電機系開発職)にコミュ力が必要な理由
僕自身、とある大手寄りの家電メーカーの4年目の若手社員だ。
開発職として毎日わちゃわちゃやっているが、入社前の開発職のイメージは黙々と設計しているイメージだった。
でも、開発職は想像の10倍以上は人と話す機会があり、コミュ力が必要となるとわかってしまった
体感的には1日8時間働いたとして、4時間以上は人と話している気もするくらいだ。
そして、僕のような何もわかっていない若手社員は特にコミュ力が必要になる。
聞きまくる、依頼しまくることが必要になるからね。
なぜこんなにも人と話す機会があるのか、コミュ力が必要になるのか今一度整理してみた。
・他部署との関わりが多すぎるため
・上司に方針を逐一報告する必要があるため
・依頼することが多すぎるため
・業者との関わりが多すぎるため
・わからないことが多すぎるため
・打ち合わせが多すぎるため
・海外の人とのやり取りが多すぎるため
それぞれ簡単に補足させてください。
・他部署との関わりが多すぎるため
これは、開発職というより大手企業によるものかもしれない。
とにかく他部署とのやり取りが多い。
業務が細分化されすぎているためだ、
冗談抜きで1時間に1回は他部署から連絡がくる。
自分は、製品内の制御基板のハードウェアの設計担当者なのだが、
ソフトウェア担当者、他部品設計者、品証担当者、企画担当者、生産技術担当者などなど、様々な担当者から毎日連絡がくる。
まあ逆に連絡することもあるんだけどね。
仕様変更が起こった、設計変更したいけどそっちの影響どう?、どうやって評価していけばいい?など内容は無限。
他部署の多くと関わりがあり、そこを円滑に進めないと業務に支障がでるため、コミュ力が必須と思われる。
他部署との関わり多過ぎ。
・上司に方針を逐一報告する必要があるため
上司への報連相でもコミュ力は試される。
上司に取って欲しい行動から逆算して、上手く伝える必要があるからだ。
例えば、設計変更に対しての承認が必要な場合は、承認をとってもらえるようにするために、結論とその根拠を端的に伝える必要がある。
現状の問題点についての状況報告であれば、現状の状況と今の自分の考えや今後とる行動などを良い感じに伝える必要がある。
ここをミスると、説明に変に時間をかけたり、再度報告するよう言われたり、そもそも何も伝わらなくて進まないといったことになる。
報連相って大変。
やらないとやらないで後になって詰むんだよねー
「なんで報告していないんだ」って
・依頼することが多すぎるため
開発職であれば、
図面作成、評価、試作などは派遣社員さんに依頼して対応しているのではないだろうか。
少なくとも僕の会社ではめちゃくちゃ派遣さんに依頼する。
色んな依頼をするし、今日中などの超短納期で業務を依頼するときも多々ある。
そんなときに派遣さんとある程度信頼関係気付いておくことが大事だと思ってて。
僕の場合は、準備が遅く短納期で無茶な依頼をよくするので、嫌がられることも多々ある笑
・業者との関わりが多すぎるため
社内の人間だけではなく、業者とのやり取りもかなり多い。
部品メーカー、外注メーカー、基板試作メーカー、計測器メーカーなどなど。
社外の人間とも長い付き合いになるため、そこそこのコミュニケーションが必要、、
特に外注メーカーには時に無茶な依頼をすることもあるので、ある程度の信頼関係があった方が進みやすい。
良い感じの頼み方も勉強する必要があったりする。
・わからないことが多すぎるため
僕のような若手社員はわからないことが多すぎる。
いきなり「製品の中に入っている制御基板の部品担当よろしく。10製品くらいね」と言われても、何もできない。
逆にわかることの方が少ないくらい。
ということで、とにかくわからないことは調べるか聞くしかない。
だいたい調べてもよくわからないことが多いので聞くしかないことは多々ある。
そんなときに、相手の時間を奪いすぎないようにするとか、適切に質問するとか小テクを挟んでおかないと、シンプルに聞きまくる奴認定されてしまう。
まあ思考停止で聞いちゃうことが多々あるけどね笑
先輩、同期、後輩と良い感じの関係を築きつつ、不明点を良い感じに聞きまくる技が必要。
・打ち合わせが多すぎるため
打ち合わせが多すぎる。
係内定例MTG、改善業務MTG、製品仕様検討MTG、評価結果報告MTG、評価条件すりあわせMTG、仕様変更共有MTG、トラブル報告MTG、・・・・
打ち合わせ多すぎない?
1日の予定見て打ち合わせ3つ以上入っているとめちゃくちゃ萎えるんだけど
という愚痴を言いつつ、
開発職は打ち合わせが多いため、ここでも人とのやり取りが発生する。
キツいって。
・海外の人とのやり取りが多すぎるため
良くも悪くも海外の人とのやり取りが面倒。
海外の外注業者とどうしてもやり取りが必要になる、、
基本通訳さんがいるので、会話の意思疎通はできるが、
それでもわかりやすい言葉を選んで会話する必要がある。
通訳する時間を与えるためにも小分けで会話する必要もある。
あとはこちらのニュアンスをくみ取れず、コミュニケーションエラーが発生することも多々ある。
とりあえず、日本人以外とのやり取りが慣れるまで大変。
慣れるまでなんて偉そうにいったが、僕はずっとコミュニケーションエラーで失敗しているので、まだ慣れていないのだろう。
まとめ
この記事では、メーカー勤務(電機系開発職)にコミュ力が必要な理由について話した。
・他部署との関わりが多すぎるため
・上司に方針を逐一報告する必要があるため
・依頼することが多すぎるため
・業者との関わりが多すぎるため
・わからないことが多すぎるため
・打ち合わせが多すぎるため
・海外の人とのやり取りが多すぎるため
知識のない人ほどコミュ力が重要になるので、僕はコミュ力を頑張って学ぼうと改めて思った。
以上、
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下記の記事では、メーカー勤務の残業について語っている。よかったら読んでみてください。