電気系開発職の話2 メール・チャット・電話が無限にくる

電機メーカー

※この記事の内容は全てフィクションです

これからメーカーで働く人、働きたい人に「メーカーの働き方ってこんな感じだよ」って伝われば嬉しいです。



今回は「メール・チャット・電話が無限にくる」というテーマで話させてください。

自己紹介
日系のちょい大手家電メーカー勤務。
製品に搭載されている制御基板の設計~量産立ち上げ担当をしている。
趣味はブログ。



電話がくる….

僕はとある家電メーカーで、いろんな家電に入ってる制御装置ハードウェアの設計から量産立ち上げまで担当してます。

例えばドライヤーとかのね。

会社では、ホントに色んな人と関わりがあってですね。

部署内はもちろん、メカ設計、モータ設計、ハーネス設計、スイッチ設計、ソフト設計、品証、生技……

大手あるあるだと思っているんですけど業務は細分化されて、1つの製品に関わる人が増えていくんですね。 

細分化させてその分野の専門性を高めて業務を効率化させる意味合いだとは思うんですけど。

また、会社の外まで広げると、部品メーカー、EMSメーカー、規格局…もうキリがない。



で、とりあえず毎日いろんな連絡が飛んできます。



「設計まだ終わらないの?」
「仕様変更していい?」
「部材の納入が遅れてまして…」
「その仕様じゃ製造できません、設計変更お願いします」

冷静に考えると、来る連絡の7〜8割は悪い連絡。

みなさん、良い連絡をしてくる余裕がないのでしょう。

僕もです。良い連絡なんてしません。

悪いとき、なんとかしてほしいときに連絡します。



その対応だけで2〜3時間消えるんですね。

電話も地獄で、2〜3分話して切った瞬間にまた電話。で話してる間にメールやチャットが数件飛んでくる。しかもグループチャットではなく個人宛。

ちなみに、周りの口癖は、
「定時以降は電話減るから仕事が捗る」
「休日は電話ないからフィーバータイム」

連絡がないだけで仕事が進むって、思わてくれるくらいには無限に連絡がくる…

そして当然、業務が回らないときに上司に相談すると、返ってくるのは、
「不要な打ち合わせは欠席しなさい」
「不要な連絡は保留にしなさい(無視じゃないよ)」



人との繋がりを大事にするアットホームな職場となっております…

開発職に向いている人

「毎日毎日連絡きて大変なんだよね~」「色んな人から連絡きて大変だわ~」という仕事忙しいアピールをするつもりはありません。
愚痴っているだけです。



愚痴で終わる前に最後に、メーカー開発職勤務に向いてる人ってこんな人だと思うんですという話だけ。自戒も込めて。

・メール/チャットを鬼のスピードで返せる人

単絡処理に時間使わないから強い。
僕は丁寧に書いて仕事終わらずに爆死する。



・存在感のある人

多少連絡無視されても、「あの人忙しいからな」「あの人いないと仕事回らないしな」と思われるだけで、返信こなくても許される感があるんですよね~
僕が無視したら、「あいつなんで返さんのや、暇やろ」と思われるだけ。

・無視していい連絡と無視してはいけない連絡を判断できる人

やっぱりこんだけ色んな人から連絡がくると、どうでもいい連絡があるんですね。
どうでもいい連絡を切れる人は強い。
自分の場合はよくわかっていないので、どんな連絡もなる早返信を心掛けている社畜です。



今日も元気に電話を受けに出社します。

以上。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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