研究が進まない、アイディアが出ない大学院生がするべきことって?

大学院生
研究が進まない…
アイディアがない…

このように研究が進まない大学生の方のための記事を書きました。


この記事を読んで欲しい方
・大学院生の方
・研究が上手くいっていない方
・自分が優秀じゃないと自覚している方



どうも、この前なんとか修了できた元大学院生です。

少しだけ僕の修士時代の話を書かせてください。記事の内容にも関係するので。

僕は電気系の中でも回路の分野の研究室に所属していて、修士のだいたいのゴールが従来よりも何か良い特徴を持つ新しい回路構成を作ることでした。

この新しい回路構成を作るのって僕みたいな無能大学院生にはかなりキツく、

なんやかんやで修士2年の5月くらいまでアイディアは何もありませんでした。

修士2年のときに教授から「危ない匂いがする」と言われてしまい、焦って研究を頑張った結果、

なんとか従来と比べても利点のある新しい構成を提案し、設計することができました。



この記事では、研究が進まないときに何を考えて行えばいいか、アイディアはどうやったら生まれるかを僕の経験談を元に書きます。

コツ
① 既存のモノを知る
② 机の上以外でも考える
③ 人に相談する
④ やってみることを意識する



ちなみに、僕自身がヘボ大学院生であることもあって、この記事は研究が全然進まないと嘆く大学院生向きとなっています。

優秀な方が読んでもすでに知ってることだらけなので、、

この記事を書いている人
社会人1年目です。
ブログ運営を1年半くらいしています
それなりの失敗を積み重ねて生きています笑



研究が進まないときの提案

さっそく

研究が進まない、アイディアが何もないときに実践して欲しい4つのコツをまとめます。


コツ
① 既存のモノを知る
② 机の上以外でも考える
③ 人に相談する
④ やってみることを意識する



ホントに基礎の基礎レベルの内容ですが、修士ならこれだけ意識すればなんとかなると思います。


それぞれのコツについて簡単に説明しますね。

コツ① 既存のモノを知る

研究が進まない、アイディアが出ないときは、まず既存のモノを知ることが大事。

具体的には論文を読むです。

「なんだよ、当たり前の話かよ」となるかもしれませんが、論文を読むことは研究を進める上でやっぱり大事なんですよ。

既存の手法を知ることで、その手法の中の問題点が見つかるから。

また、既存の手法よりも「こうしたらもっといいんじゃない?」などアイディアも生まれやすくなります。

僕自身、修士1年の頃は論文なんて4本くらいしか読んでませんでた。

自分の研究に関する論文を20本くらい読んだころから少しずつ研究が進むようになりました。

(ちなみに、20本はかなり少ないです。たぶん優秀な人は1年で100本とか読んでるらしいので怖いですね…)



僕の場合は論文内の回路を理解することも考えると3,4日で1本読めました。

(あまり良くはないけど英語は翻訳アプリにぶち込んで、明らかにおかしい箇所は自分で和訳してました笑)

論文を読むことで提案内容を組み合わせてみたり、もっと良さそうな方法も思いついたり、自分の仕様ならもっとこうしたらいいんじゃないかとアイディアがいくつか生まれたんですよね。

研究が進まないと嘆く大学院生はまず論文を読むことをオススメします。

コツ② 机の上以外でも考える

研究が進まない、アイディアがないときは机の上以外で考えるのもアリですよ。

僕は研究でアイディアを出るときは基本机の上ではなかったです。


アイディアが出るとき
・研究の息抜きの散歩
・行き帰りの徒歩
・友人と遊んでいるとき
・休日にボーッとしてるとき



もちろん、研究しながら「こうしたらいんじゃない?」と思うこともありましたが、机の上以外で生まれたアイディアがほとんどです。

24時間どこでも研究のことを考えろとはいいませんが、

どこでも研究のことを考える習慣をつけることをオススメします。

そして、思いついたことはメモ。

気分転換のときこそ頭が整理されて、研究が進むヒントをひらめきますよ。

コツ③ 人に相談する

研究が進まない、アイディアがないときは人に相談することも大事だと実感しました。

自分の研究に1番詳しいのが自分なのは当然。

それでも困っていることを同期、先輩、教授など誰かに相談してみると良い答えが返ってきますよ。



自分1人で研究を進めるより、誰かの力を借りた方が100倍研究は進みます。

ちなみに、教授とは可能な限り相談した方がいいです。

知識の量と観察眼が鋭いので「なんでそんなことを聴くんだ」と言われながらも助言してくださります。

自分の考えは正しいかの確認にもなりますよ。



人に頼ることも大事。

コツ④ やってみることを意識する

手を動かすこともかなり大事。

研究が進まないと机の上で悩むより手を動かしながら悩んだ方がいいですよ。

一見意味のなさそうなことでも、やってみたらわかることも多かったです。

僕は回路を専攻していたのですが、回路シミュレータで良さそうな回路構成がすぐに試していました。

やってみてわかることはたくさんありましたよ。



頭であれこれ考えるのも大事かもしれないですが、手を動かすことも忘れないことをオススメします。

まとめ

この記事では、研究でアイディアが出ないときに行う基礎の基礎をまとめました。

コツ
① 既存のモノを知る
② 机の上以外でも考える
③ 人に相談する
④ やってみることを意識する



研究が進まない方の役に立てば嬉しいです。



最後まで読んで頂きありがとうございます。

下記の記事では、研究成果が特にない+学会発表未経験の僕が海外の学会発表に行ったときの話について書いています。

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英語力なし&研究成果弱いヘボ大学院生が海外で学会発表をした話